ヴィーゼル 1A1/A3 Mk20 20mm機関砲搭載型
「ヴィーゼル 1A1/A3 Mk20 20mm機関砲搭載型 (プラモデル) (AFV CLUB 1/35 AFV シリーズ No.AF35275 )」です
●ドイツ連邦軍の降下猟兵用の装甲戦闘車両「ヴィーゼル 1 20mm機関砲搭載型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●現代の装軌式車両の中では最もコンパクトな「ヴィーゼル 1」の「20mm機関砲搭載型」を再現、ドイツ的デザインを反映した面構成のマッシブな車体に、長大な砲身長を持つ機関砲を露出状に搭載した独特なフォルムを再現した内容となっています
●AFVクラブ社製の旧キット「ヴィーゼル 1 20mm機関砲搭載型」をベースに、最新バージョンとなる「ヴィーゼル 1A1/A3」を再現するために、履帯、エッチングパーツをAFVクラブ社製「ヴィーゼル 1A1-A2 TOWミサイル搭載型」のパーツへと変更したバリエーションキットです
【 「ヴィーゼル 1 20mm機関砲搭載型」について 】
●重火器や車両を空挺降下により地表に輸送することは重量の関係から困難なため、空挺部隊は必然的に軽武装となるを得ず、世界各国の空挺部隊は緊急展開部隊や特殊部隊としての運用が中心となっています
・ アメリカ軍の空挺部隊では戦車や榴弾砲などの重火器が編成に入っていますが、空挺降下での運用はできません
●しかし、空挺部隊にとって車両や重火器を保有していないことは、実戦に投入された際に一方的に攻撃に曝されてしまう危険性があり、列強国の空挺部隊は専用の車両等の開発を行います
●ドイツ連邦軍でもこの事情は同じで、1960年代末期に降下猟兵(空挺部隊に相当)用の車両の開発を開始、1983年に制式化されたのが装甲車両「ヴィーゼル」です
・ 「ヴィーゼル」は、ヘリコプターなどで輸送できるよう重量を2.8tに抑えた小型の装軌車両で、軽量な装甲車であるためパラシュートによる空挺降下も可能となっています
・ 「ヴィーゼル」は、20mm機関砲を装備した「機関砲搭載型」と、対戦車ミサイル「TOW」もしくは「HOT」を装備した「対戦車型」とが存在し、機関砲搭載型では2名、対戦車型は3名の乗員となっています
・ この機関砲搭載型1両と対戦車型1両とがペアでチームを編成、機関砲と対戦車ミサイルによってお互いを補いながら作戦行動を行います
●1985年には「ヴィーゼル」の発展型で、車体を若干大型化した「ヴィーゼル 2」が登場、これに伴い従来のタイプは「ヴィーゼル 1」と呼ばれるようになりました
●「ヴィーゼル 1」の初期生産型では、鋼製のワイヤーをゴムの素材で覆った履帯を装備していましたが、耐久性に難があったために1995年からは「ディール」社製のダブルピン式履帯「タイプ622」へと変更しています
●「ヴィーゼル 1」の機関砲搭載型は133両、対戦車ミサイル搭載型は210両が生産、ドイツ連邦軍の降下猟兵部隊の主要装備車両として運用が行われ、国連平和維持活動にも参加、世界各地で活躍しているのです
【 「ヴィーゼル 1A1/A3 Mk20 20mm機関砲搭載型」のキット内容について 】
●このドイツ連邦軍の降下猟兵用の装甲戦闘車両「ヴィーゼル 1A1/A3 20mm機関砲搭載型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●細分化したパーツ構成とエッチングパーツによりで小型の装軌車両「ヴィーゼル 1A1/A3 20mm機関砲搭載型」のディテール再現に重きを置いた内容となっています
●「ヴィーゼル 1A1/A3 20mm機関砲搭載型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●面で構成された砲塔の上部に、機関砲を露出して搭載した「ヴィーゼル 1A1/A3 20mm機関砲搭載型」のレイアウトを再現、機関砲のメカニカルな構造を繊細なモールドで再現しています
●「20mm機関砲」の砲身は一体成型のパーツで再現、先端部のフラッシュハイダー側面の穴は開口されています
・ 砲身の機関部は、左右に分割したパーツ構成です
・ 砲架は左右に分割したパーツで再現、砲身を挟み込んで接着します
・ 左右の弾薬箱は上下に分割したパーツ構成となっています
・ 機関砲弾の弾帯を再現したパーツが付属、接着可能な軟質素材で再現しています
●砲塔は、一体成型のパーツで再現
・ ハッチは別パーツ化、開閉状態を選択して組み立てることができます
・ 照準サイトは、前後に分割したパーツで再現
・ 照準サイトの前部の箱状のカバーはエッチングパーツで再現、装着の有無を選択できます
・ 「ヴィーゼル 1A3」を再現するための照準サイト上部のドーム状構造物を再現したパーツもセットされています
【 車体上部 】
●面構成となる「ヴィーゼル 1A1/A3 20mm機関砲搭載型」の車体上部レイアウトを再現、各部にはドイツ連邦軍車両特有の長方形の滑り止め部分などを繊細な凹凸モールドで再現しています
●車体上部は、一体成型のパーツで再現
・ 操縦手ハッチは別パーツ化、開閉状態を選択して組み立てることができます
・ ペリスコープは個別にパーツ化
・ 排気管は一体成型のパーツで再現
・ 排気管カバーは前後に分割したエッチングパーツで再現、装甲カバー部分はプラパーツとなります
・ 前照灯、サイドミラーなどを別パーツ化
・ 車載工具類は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態となっています
・ 車体前部の偽装網固定バンドのバックルを再現したエッチングパーツが付属、バンドはペーパーなどをカットして再現します
●左右のフェンダーは、それぞれ一体成型のパーツで再現、前部と後部のマッドフラップは別パーツ化しています
・ フェンダー前部の警告灯、ウインカーはモールドにて再現
【 車体下部 】
●サスペンションアーム、転輪などが繊細な構造となった「ヴィーゼル 1」の足周りを再現、強度と作りやすさを考慮してサスペンションアームは車体下部に一体成型して再現しています
●車体下部は、バスタブ状に一体成型のパーツで再現、後部パネルは別パーツ化しています
・ サスペンションアームは車体下部パーツに一体成型で再現しています
・ ショックアブソーバー、誘導輪のアームは別パーツです
・ 起動輪、誘導輪、転輪は前後に分割したパーツで再現
【 履 帯 】
●履帯は、接着が可能な軟質素材によるベルト式履帯が付属しています
・ 履帯は、接地部分に正方形状のパッドが付いた「ヴィーゼル」用の「ディール」社製ダブルピン式履帯「タイプ622」を再現しています
●排気管カバー、マッドフラップ、バックルなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 「ヴィーゼル 1A1/A3 Mk20 20mm機関砲搭載型」の塗装とマーキング 】
●「ヴィーゼル 1A1/A3 Mk20 20mm機関砲搭載型」のマーキングとして、ドイツ連邦軍仕様となる5種類の塗装例が説明書に記載されており、説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、戦術マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
【 「ヴィーゼル 1A1/A3 Mk20 20mm機関砲搭載型」のパッケージ内容 】
・ ヴィーゼル 1A1/A3 Mk20 20mm機関砲搭載型 ×1
・ エッチングシート ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 リニューアルバージョン (履帯、エッチングパーツをAFVクラブ社製「ヴィーゼル 1A1-A2 TOWミサイル搭載型 」のパーツへと変更)