ロシア SEVER-2 乗用車型 エアロソン
「ロシア SEVER-2 乗用車型 エアロソン (プラモデル) (ミリタリーホイール 1/72 AFVキット No.7262 )」です
●1950年代に登場したソ連のアエロサン(スノーモービル)「セーヴェル 2」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●乗用車「GAZ-M20 ポペータ」のボディを流用したスノーモービル「セーヴェル 2」を再現、後部に航空機用のエンジンとプロペラを装備し、タイヤの部分にソリを装着した、乗用車の運用からはかけ離れた特異な姿を再現した内容となっています
【 「アエロサン セーヴェル 2」について 】
●帝政時代のロシアは、スノーモービルとして航空機用のエンジンとプロペラを装備した「アエロサン」を1900年代に開発します
●「アエロサン」は、単純な構造の車体に航空機用エンジンを無改造の状態で搭載するスタイルで開発が進められ、生産コストが低いだけでなく速度性能も良かったので、極北地域で運用する車両として広く運用が行われました
●この「アエロサン」は、第2次世界大戦時には軍事用としても用いられ、武装を装備した偵察型や、装甲化した強襲型などが開発されています
●ソ連では戦後も暫く様々な「アエロサン」を開発、運用しており、その一種として登場したのが、乗用車「GAZ-M20 ポペータ」のボディを流用した「セーヴェル 2」です
●「セーヴェル2」は1959年に登場、260馬力の航空機用エンジン「AI-14」を搭載し、極北地域での人員の輸送や郵便運搬などに活躍しました
●また、雪の無い季節ではソリの部分にタイヤ(「GAZ-M20 ポペータ」の本来のタイヤではなく、簡易なもの)を装着して運用が行われています
●ただし、大出力の航空機用エンジンを搭載する「アエロサン」は燃費性能が悪く、小回りも利かないため、道路網の発達と通常車両の性能向上が進むにつれ、徐々にその姿を消して行き、「セーヴェル 2」も1980年代には運用を終了したと言われています
【 「ロシア SEVER-2 乗用車型 エアロソン」のキット内容について 】
●このソ連のスノーモービル「セーヴェル 2」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ミリタリーホイール社による東欧風のハンドメイドによる金型で「セーヴェル 2」を再現、レジンキットの感覚に近い独特のパーツ成型で、「セーヴェル 2」のフォルムを再現した内容となっています
●ミリタリーホイール社製「ロシア GAZ M20 ポペータ セダン乗用車 1950年代」のバリエーションキットではなく、ボディを含めて新たに作り起こした新金型キットとなります
●「セーヴェル 2」は、「車体」「エンジン」「ソリ」に分割したブロックで構成しています
【 車 体 】
●車体は、フロアパネルをベースとして、ボディを構成する各パーツを箱組み状に貼り合せて作製します
・ ボディは各パネルごとにパーツ化、フロントグリル、ボンネットは独立したパーツで再現しています
・ ボディには、エンジン取り付け部のカバーを一体成型化
・ フロントウィンドは1枚のクリアパーツで再現、各ウィンドもクリアパーツで再現しています
・ 側面の各ドアはモールドにて再現
・ フロアパネルには、後部の車軸を一体成型化、前部のステアリング装置は別パーツ化しています
・ 前照灯とサーチライトのガラス部はクリアパーツです
●車体内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ 座席
・ メーターパネル
・ ハンドル
・ 中央の仕切り板 (クリアパーツ)
【 エンジン 】
●「AI-14」エンジン本体は一体成型のパーツで再現
・ カウリングは前後のブロックに分割しており、前部は左右に分割したパーツ、後部は一体成型のパーツで再現
・ プロペラは、プロペラ本体とシャフトの2パーツで再現
・ 排気管は3パーツで構成
・ エンジンを支える支柱は、V状もしくはX状となったパーツを組み合わせて作製します
【 ソ リ 】
●各ソリは左右に分割したパーツで再現
●各ウィンド、前照灯及びサーチライトのガラス部などを再現するクリアパーツが付属しています
【 「アエロサン セーヴェル 2」の塗装とマーキング 】
●「ロシア SEVER-2 乗用車型 エアロソン」のマーキングとして、2種類の塗装例が説明書に記載されており、ロゴを再現したデカールが付属しています
【 「ロシア SEVER-2 乗用車型 エアロソン」のパッケージ内容 】
・ アエロサン セーヴェル 2 ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 完全新金型