ロシア GAZ-66 燃料給油トラック
「ロシア GAZ-66 燃料給油トラック (プラモデル) (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.01018 )」です
●現用ソ連軍(ロシア軍)の燃料給油車「GAZ-66 燃料タンク車」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●1960年代から運用されるソ連軍の汎用中型トラック「GAZ-66」をベースにした「GAZ-66 燃料タンク車」を再現、ソ連車両としては珍しいキャブオーバー型のレイアウトに、後部に大型の燃料タンクを装備した、特徴的ある姿を再現した内容となっています
●トランペッター社製「ロシア GAZ-66 軽トラック」をベースとして、「GAZ-66 燃料タンク車」を再現するために、荷台部分を燃料タンクへと変更したバリエーションキットとなります
【 「GAZ-66 燃料タンク車」について 】
●ソ連では、第2次世界大戦時まで欧米諸国と比べると自動車、トラックなどの通常の車両の開発技術は立ち遅れていました
●第2次世界大戦後、アメリカと並ぶ大国となったソ連は、国と軍の骨格となるこれらの車両の技術の習得と生産とを重視し、1950年代には大戦時にアメリカから供与された車両を参考としてトラックなどを開発、生産するようになりました
●ただし、参考としたのが大戦時に製造されたアメリカ製トラックということもあり、車両自体は質実剛健なものでしたが、全体としては簡素な構造で、戦後になると徐々に装備が充実するようになった欧米のトラックとは趣を異としています
●「GAZ-66」は、1964年から生産を開した4輪駆動の汎用中型トラックで、同時期に開発された大型トラックとは異なり、機動性能を重視した車両となっています
●エンジンは、120馬力の排気量4200ccのガソリンエンジンを搭載、4輪駆動の足周りを備え、ホイールベースは短く、不整地においても確実な機動力を発揮することができます
●「GAZ-66」は、その優れた機動性能から1999年までの長きに渡って生産が続けられ、ソ連軍のみならず東側諸国、そして民間用としても広く用いられました
●また「GAZ-66」は様々な派生型が存在しており、その中の一つが「GAZ-66 燃料タンク車」です
●「GAZ-66 燃料タンク車」は、空軍基地などに配備、航空機の燃料補給を中心に活躍し、一部の車両は現在でも運用が続いているのです
【 「ロシア GAZ-66 燃料給油トラック」のキット内容について 】
●この現用ソ連軍(ロシア軍)の燃料給油車「GAZ-66 燃料タンク車」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●「GAZ-66 燃料タンク車」のプレス式のボディ形状、高い走破性能を表した深く彫りこまれたトレッドパターンのタイヤ、そして車体の構造や細かなディテール類を、トランペッター社の高い成型技術によって再現した内容となっています
●「GAZ-66 燃料タンク車」は、「キャビン」「エンジン」「燃料タンク」「「シャーシ」の4ブロックで構成しています
【 キャビン 】
●「GAZ-66」のプレス式による特徴あるキャビン形状を再現、補強用のプレスラインなどをくっきりとしたモールドで再現しています
●キャビンは、一体成型のパーツで再現、天板とフロアパネルは別パーツ化しています
・ 側面の「ドア」は別パーツ化、開閉状態を選択して作製できます
・ 「フロントグリル」は別パーツ化して再現、縦に刻まれたスリットは開口されています
・ 各「ウィンド」はクリアパーツで再現、ゴム製の窓枠部分をクリアパーツ上にモールドで再現しています
・ 「ワイパー」はプラパーツで再現
・ 埋め込み状態の「前照灯」は本体とガラス部との2パーツで再現、ガラス部はクリアパーツで再現しています
・ 「ウィンカー」もクリアパーツで再現
・ 「サイドミラー」は、ミラー本体とステー部分とに分割して再現しています
●キャビン内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ フロアパネル
・ メーターパネル
・ 運転席、助手席
・ ハンドル
・ 各種レバー
・ ペダル
・ 消火器
など
【 エンジン 】
●細分化したパーツ構成で、「シリンダーヘッド」「冷却ファン」「ファンベルト」「発電機」「キャブレター」などのエンジン構造を詳細に再現
・ 「ラジエター」は5パーツで構成、ラジエターのメッシュは付属のエッチングで再現しています
【 燃料タンク 】
●燃料タンクは上下に分割したパーツで再現、これに2パーツで構成する後部を取り付けて作製します
・ 上部の給油口の「蓋」は別パーツ化して再現
・ 下部の「ステップ」は左右を一体成型化したパーツで再現
・ 上部に伸びる「配管」を別パーツ化して再現
・ 下部の「マッドフラップ」は付属のエッチングで再現しています
【 シャーシ 】
●シャーシは細分化したパーツで構成、フレーム構造を再現しています
●シャーシのメインフレームは、縦と横のフレームを組合せて組み立てます
・ 「リーフ式サスペンション」は、本体と基部の蓋の部分の3パーツで構成しています
・ 「前部デファレンシャル」は12パーツ、「後部デファレンシャル」は前後に分割したパーツで再現
・ 前輪のステアリングは任意の角度で固定できます
・ 「前部バンパー」はプラスチック製のパーツ、「後部バンパー」は付属のエッチングで再現
・ 「燃料タンク」は上下に分割したパーツで再現、プレス構造の形状を再現し、給油口部分は別パーツ化して再現しています
●タイヤはホイール部とゴムの部分とに分割して再現しています
・ ゴムの部分は軟質素材製で、トレッドパターンを深めのモールドで再現しています
・ ホイール部は前後に分割したパーツで再現しています
●前照灯のガラス部、ウィンカー、各ウィンドを再現するクリアパーツが付属
●ラジエターのメッシュ、後部のマッドフラップ、ディテールなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 「GAZ-66 燃料給油トラック」の塗装とマーキング 】
●「GAZ-66 燃料給油トラック」のマーキングとして、1種類の塗装例が説明書に記載されており、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
●「GAZ-66 燃料給油トラック」の完成時のサイズ
・ 全長 : 166mm
・ 全幅 : 72mm
●パーツ数 : 420点以上
【 「ロシア GAZ-66 燃料給油トラック」のパッケージ内容 】
・ GAZ-66 燃料タンク車 ×1
・ エッチングシート ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
・ カラー塗装図 ×1
●2015年一部新金型
・ トランペッター社製「ロシア GAZ-66 軽トラック」をベースとして、荷台部分を燃料タンクへと変更したバリエーションキット