WW2 ドイツ 擲弾兵 将校 (スプリンター迷彩ジャケット)
「WW2 ドイツ 擲弾兵 将校 (スプリンター迷彩ジャケット) (レジン) (アルパイン 1/35 フィギュア No.AM35193 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の擲弾兵部隊(歩兵部隊)の将校を1/35スケールで再現したレジン製組立てキット
●まっすぐに立ち前線をにらむかのような険しい表情のドイツ国防軍の将校を再現、きっちりと被服類を着こなしながらも、やや傾いた状態でかぶった将校帽や緊張した表情から、前線で指揮する様子を再現しているものと思われます
【 「ドイツ国防軍の迷彩服」について 】
●現在の各国の軍隊の「野戦服」を見ても分かるように、単一の色の生地による服よりも数種の色を使った迷彩服の方が野戦における偽装効果に優れています
●この「迷彩服」による偽装効果は第2次世界大戦時から重要視されるようになり、「迷彩服」の運用の先鞭となったのがドイツ「武装親衛隊」です
●1920年代から1930年代にかけてドイツでは絵画などの芸術文化が隆盛を極め、そのような色彩文化の下地があったからこそ、大戦後期におけるカモフラージュ効果の高いドイツ軍車両の「迷彩塗装」が登場したとも言えます
●「武装親衛隊」の迷彩服も、当時最先端の色彩研究に基づいてパターンが決められ、最初の迷彩服「迷彩スモック」は1939年の大戦開戦時頃から徐々に各部隊へと支給されるようになります
●これに対し「国防軍」では「迷彩服」の導入は消極的で、前線の兵士は個人携行品である「ポンチョ」を迷彩服代わりとして利用していました
●これは、武装親衛隊に比べ膨大な兵員を抱える「国防軍」にとって仕方のないことであり、被服類を増やすことは予算上、大きな制約となっていました
●また、「国防軍」はプロイセン時代の伝統を色濃く残しており、被服類の変更については大きな抵抗感があったのも否めません
●ただし、前線の兵士にとって偽装効果は死活問題でもあり、基本的に服装は自前で揃えることになっていた将校は、オーダーメードでポンチョと同じ生地で迷彩服を作製し、着用している例も少なくなかったのです
・ ドイツ軍の服装規定はかなり緩いもので、将校を中心としてかなり変則的な服装を見ることができます
【 「WW2 ドイツ 擲弾兵 将校 (スプリンター迷彩ジャケット)」のキット内容について 】
●このポンチョと同じ生地の「迷彩服」を着用したドイツ軍の「擲弾兵部隊(歩兵部隊)」の将校を再現したレジン製組立てキットです
●きっちりと被服類を着こなしながらも、やや傾いた状態でかぶった将校帽や緊張した表情から、前線で指揮する様子を再現しているものと思われます
・ 立った状態で片手にサブマシンガンを持ち、眉を寄せ鋭い目線の険しい表情をしています
●服装は、通常の将校用の「野戦服」の上からポンチョと同じ生地(スプリンター迷彩)の迷彩服を着用、オーダーメードによる乗馬ズボンとブーツを履いた姿です
・ このような迷彩服の着用は、大戦中期以降(1942年以降)となるようです
・ 野戦将校らしく、双眼鏡を首から下げています
●服の皺はスケールに沿った凹凸モールドで再現、ポケットや服の縫い目などのディテールもレジンという特性を活かして繊細かつシャープな彫刻で再現しています
●フィギュアは、頭部、胴体、両腕に分割したオーソドックスなパーツ構成
●頭部は、「将校帽」を被った状態と、「迷彩カバー付きヘルメット」を被った状態の2タイプをセット、選択して使用することができます
・ このヘルメット違いの2つの「顔」の造作はほぼ似たようなものとなっています
・ 「将校帽」は「ゴーグル」を装着した状態で再現しています
●付属している装備品類
・ MP40 サブマシンガン ×1 (手首を一緒に成型しています)
・ マップケース ×1
・ 拳銃ホルスター ×1
【 「WW2 ドイツ 擲弾兵将校 (スプリンター迷彩ジャケット)」のパッケージ内容 】
・ ドイツ国防軍将校 ×1
・ ヘッドパーツ ×2 (フィギュアに使用するヘッド×1を含む)
・ 装備品 一式
●2015年 完全新造形
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【 「アルパインミニチュア」のフィギュアについて 】
●キットは、ミリタリーフィギュア造形の世界のトップメーカーとして名高い「アルパインミニチュア」のものであり、プロポーション、服の皺と質感表現、そして兵士の顔の造形と表情など高い品質を持ったフィギュアとなっています
●レジンという素材の特性と、型への制約の少なさを利用してフィギュアを作製、原型の良さが極力活かされています
●レジン成型の特徴により、パーツ数を極力抑えながらも細部再現に拘った内容となっており、その組み立てはインジェクションキットよりも容易、その分塗装に凝ることもできます
●フィギュア単品としてビネットとして飾るのもヨシ、AFVモデルの脇に配置して車両とフィギュアとが織り成す世界観を楽しむのもヨシと、フィギュアとしての様々な演出を楽しむことができます
●また、良質なフィギュアは車両をより良く見せる効果を持っており、車両の演出にも大きく役立つことでしょう