ソビエト歩兵戦闘車 BMP-1
「ソビエト歩兵戦闘車 BMP-1 (プラモデル) (イタレリ 1/35 ミリタリーシリーズ No.6520 )」です
●現用ロシア軍の歩兵戦闘車「BMP-1」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●強力な武装の火力支援能力を有し「歩兵戦闘車」というカテゴリーを生み出した「BMP-1」を再現、低シルエットの車体に半埋め込み式の砲塔を装備した、独特のスタイルを再現した内容となっています
【 「歩兵戦闘車 BMP-1」について 】
●第2次世界大戦後、ソ連軍では歩兵の機械化、装甲化を進め、装甲兵員輸送車の形態としては試行錯誤を繰り返しながら装輪式と装軌式とを平行して開発、生産していました
●1950年代から1960年代にかけては、世界的に装甲兵員輸送車の形態を探る試行錯誤が続けられ、西ドイツとフランスでは強力な武装を持つ装甲兵員輸送車の試作車が登場します
●この装甲兵員車の形態を模索する中、装軌式の装甲兵員輸送車として1960年代にソ連軍が開発したのが「BMP-1」で、この「BMP-1」は搭乗する歩兵が乗車中も射撃ができるようにガンポートを装備、車両自体の固有武装も「73mm低圧砲 2A28」と対戦車ミサイル「9M14 マリュートカ」(西側名「AT-3 サガー」)を装備するという重武装車でした
●西側が開発した装甲兵員輸送車は、歩兵を戦場まで輸送するだけの「戦場タクシー」だったのに対して、「BMP-1」は歩兵の輸送はもちろんのこと、積極的に火力支援を行うことができる能力を有し、前線でも使用することが可能な「歩兵戦闘車(IFV)」という新しいカテゴリーを創出する元祖となりました
●この「BMP-1」は、対戦車ミサイル「9M14 マリュートカ」を用いれば対戦車戦闘も可能となっているのが特徴で、実際に中東戦争においてイスラエル戦車を遠距離から撃破するなどの活躍を見せています
●「BMP-1」の登場は、西側諸国に大きな影響を与え、従来の装甲兵員輸送車とは異なる歩兵戦闘車の開発が積極的に進められることになるのです
【 「ソビエト歩兵戦闘車 BMP-1」のキット内容について 】
●この現用ロシア軍の歩兵戦闘車「BMP-1」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●イタレリ社の1/35シリーズのフォーマットを踏襲し「BMP-1」を再現、パーツ分割を極力抑え、モールド表現を中心に「BMP-1」のディテールを再現した内容となっています
●「BMP-1」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ロックで構成しています
【 砲 塔 】
●「73mm低圧砲 2A28」の砲身は、左右に分割したパーツで再現
・ 対戦車ミサイル「9M14 マリュートカ」も左右に分割したパーツで再現、フィンは個別にパーツ化しています
・ 防盾は一体成型のパーツで再現
●砲塔は、上下に分割したパーツで再現
・ 「上部ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
【 車体上部 】
●車体上部は一体成型のパーツで再現
・ ペリスコープ、兵員室ハッチはパーツ上にモールドして再現
・ 「乗員用ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 「サイドスカート」はそれぞれ一体成型のパーツで再現、後部のスリット状の部分は別パーツ化して再現しています
【 車体下部 】
●車体下部は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 「後部ハッチ」は後部パネルパーツ上にモールドして再現
・ 「サスペンションアーム」は側面パネルに一体成型化して再現しています
・ 「起動輪」「誘導輪」は前後に分割したパーツ構成
・ 「転輪」はそれぞれ一体成型のパーツで再現しています
【 履 帯 】
●履帯は、一部連結式履帯が付属しています
・ 上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつに分割したパーツで構成
【 「BMP-1 歩兵戦闘車」の塗装とマーキング 】
●「BMP-1 歩兵戦闘車」のマーキングとして、3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ イラク軍所属 (1991年1月)
・ ロシア軍所属 (2005年)
・ シリア軍所属 (1973年10月)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
【 「ソビエト歩兵戦闘車 BMP-1」のパッケージ内容 】
・ BMP-1 歩兵戦闘車 ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 完全新金型