ドイツ ヴィルベルヴィント 4連装 Flak38 4号車体
「ドイツ ヴィルベルヴィント 4連装 Flak38 4号車体 (プラモデル) (マコ 1/72 AFVキット No.7215 )」です
●第2次世界大戦後期におけるドイツ軍の対空戦車「ヴィルベルヴィント」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●4連装の「20mm機関砲 Flak38」による弾幕効果によって、連合軍の戦闘爆撃機パイロットから恐れられた対空戦車「ヴィルベルヴィント」を再現、「4号戦車」の車体に多角形の砲塔を搭載した、特異なフォルムを再現した内容となっています
●レベル社製「4号戦車 H型」をベースとし、「ヴィルベルヴィント」を再現するために、砲塔をMACO社製「ドイツ ヴィルベルヴィント 3号戦車車体」のパーツへと変更、砲塔上部パーツなどの新規パーツを追加したバリエーションキットです
【 「対空戦車 ヴィルベルヴィント」について 】
●ドイツ軍は、戦前から対空火器の開発と生産、配備に熱心であり、各種ハーフトラックを中心とした自走化も進めていました
●これらののハーフトラックベースの対空自走砲は、各戦線で広く運用が行われ、対空、対地上戦闘に活躍しましたが、基本的に無装甲のソフトスキン車輌であり、防御力に難点があるのも事実でした
●防御力を補うべく、戦車の車体をベースとした対空戦車の開発が始まり、1943年後期には「20mm機関砲 Flak38」を搭載した「38(t)対空戦車」、1944年初めには「4号戦車」をベースとした対空戦車「メーベルワーゲン」を開発しますが、これらの車輌は開放型の戦闘室であったため、防御力の問題を完全に克服することはできず、あくまでも暫定的な対空車両として存在しました
●また、「メーベルワーゲン」は車体形状の関係から「4号戦車」の車体がそのまま使えず、新造車体が必要となり、生産性や補助車両としての役割を考えると大きな課題を残しました
●そこで、「4号戦車」の車体をそのまま流用する形態の新たな対空戦車の開発が進められ、この結果、1944年中頃に登場したのが対空戦車「ヴィルベルヴィント」です
●この「ヴィルベルヴィント」は多角形の面で構成され上部を開放した砲塔を備え、4連装の「20mm機関砲 Flak38」を搭載、最大発射速度900発/分という性能で、強力な弾幕効果を発揮しました
●そして、「ヴィルベルヴィント」は既存の「4号戦車」の車体を利用できることから、旧式化や損傷して前線から引き揚げられた車両などを再生する形で生産、ドイツ軍にとって対空戦車の理想形に一歩近づいたものとなりました
●「ヴィルベルヴィント」は、猛威を奮っていた連合軍の戦闘爆撃機に対する対空戦闘に従事、その能力はドイツ機甲部隊にとって欠かせないものとなります
●「ヴィルベルヴィント」は連合軍の戦闘爆撃機パイロットから恐れられ、物量で迫る連合軍に対して一矢報いる活躍を果たしたのでした
【 「ドイツ ヴィルベルヴィント 4連装 Flak38 4号車体」のキット内容について 】
●このドイツ軍の対空戦車「ヴィルベルヴィント」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●MACO社の繊細かつカッチリとしたモールド構成で「ヴィルベルヴィント」を再現、機関砲のメカニカルな構造、砲塔形状や装甲の薄さなど、同車の特徴とディテールとを再現した内容となっています
●砲塔は、通常のタイプと、SS第12戦車師団が使用した特殊タイプとの2種をセット、選択して使用することができます
・ 特殊タイプは、砲塔上部に張り出しを設けています
●「ヴィルベルヴィント」は、「機関砲」「砲塔」「車体上部」「車体下部」の4ブロックで構成しています
【 機関砲 】
●「20mm機関砲 Flak38」の砲身は1本ずつ個別にパーツ化、機関部も含めて一体成型のパーツで再現しています
・ 砲身部分の「防盾」は別パーツとなっています
・ 「弾倉」は別パーツ化して再現
・ 「砲架」は各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 砲架の「操作ハンドル」「照準手席」「弾薬手席」「照準器」などを別パーツ化しています
・ 予備弾倉(×8)が付属
【 砲 塔 】
●砲塔は上下に分割したパーツ構成、砲塔前面パネルは別パーツ化しています
・ 砲塔上部パーツは、「通常タイプ」と張り出しのある「特殊タイプ」の2種をセット、選択して使用します
・ 砲塔の装甲板は薄く成型したパーツ
・ 砲塔上部には防水カバー用の小フックをモールドで再現しています
【 車体上部 】
●車体上部はフェンダーも含めた一体成型のパーツで再現、戦闘室前面、後部パネル、フェンダー後部、吸気グリルは別パーツとなっています
・ 戦闘室前面パネルには「操縦手用クラッペ」「前方機銃マウント」などをモールドにて再現
・ 「操縦手ハッチ」「前方機銃手ハッチ」を別パーツ化、開閉状態を選択できます
・ フェンダー上部には「車載工具類」をモールドで再現、「ボッシュライト」「ジャッキ台」は別パーツ化して再現しています
【 車体下部 】
●車体下部は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ サスペンションユニットは側面パネルに一体成型化して再現
・ 「起動輪」「誘導輪」「転輪」は前後に分割したパーツ構成
・ 後部パネルには、「誘導輪基部」を一体成型化、「牽引装置」は別パーツ化して再現しています
・ 「排気管」は4パーツで構成
・ 前部の「牽引ホールド」は別パーツ化しています
【 履 帯 】
●履帯は、接地部分にハの字状の滑り止めパターンが付いた「4号戦車」用の「後期履帯」を再現しています
・ 履帯は、接着連結式履帯となっています
・ 上下の直線部分は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつに分割したパーツで構成
●国籍マーク、車体番号、部隊マークなどを再現したデカールが付属しています
【 「ドイツ ヴィルベルヴィント 4連装 Flak38 4号車体」のパッケージ内容 】
・ 対空戦車 ヴィルベルヴィント ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 一部新金型
・ 車体は、レベル社製「4号戦車 H型」のパーツを使用しています