フランス ラフリー W-15T 六輪駆動 砲兵牽引車
「フランス ラフリー W-15T 六輪駆動 砲兵牽引車 (プラモデル) (エース 1/72 ミリタリー No.72536 )」です
●第2次世界大戦時におけるフランス軍の火砲牽引車「ラフリー W15T」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●6×6の駆動装置を備え高い不整地踏破性をもって火砲牽引に活躍した「ラフリー W15T」を再現、車体の前部と中央部に凹凸の激しい不整地対策の補助タイヤを装備した、特異な姿を再現した内容となっています
●ACE社製「フランス ラフリー W-15T-CC 6輪対戦車自走砲」をベースとして、荷台部分などを新規パーツへと変更したバリエーションキットです
【 「フランス ラフリー W-15T 六輪駆動 砲兵牽引車」のキット概要 】
●1/72スケールとしては細分化したパーツ構成、エース社特有の素朴なモールド
●フロントウィンドなどの各ウィンド部はクリアのプラ板の加工が必要
●幌は展開した状態と畳んだ状態とを選択可能
●ステアリングは前方に固定
●タイヤのゴムの部分は軟質素材
●マーキング例はフランス軍1種、ドイツ軍2種、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属
【 「ラフリー W15T」について 】
●第2次世界大戦時のフランスは世界有数の陸軍大国で、兵力、装備共に世界トップレベルの規模の軍隊を有していました
●当然のことながら、フランス陸軍はこの規模に見あう大小様々な火砲を装備しており、機械化も進んでいたためこれら火砲を牽引する車両も数多く抱えていました
●「ラフリー S15T」は、105mm榴弾砲クラスの火砲を牽引するために開発、生産が行われた中型トラックで、6輪式の駆動装置に55馬力のガソリンエンジンを搭載していました
・ この「ラフリー」社が生産した車両の多くは、車体の前部に不整地走行用の補助輪を装備しており、これはハンガリーの技術者「ホーロス」が考案したシステムでした
・ また、「ラフリー S15T」では車体中央部にも補助輪を装備しています
●「ラフリー W15T」は、この「ラフリー S15T」をベースに車高を低くしたタイプで、約200両程が生産され、主にフランス軍の騎兵科が運用していました
・ この「ラフリー W15T」の車体を利用した、珍しい装輪式の対戦車自走砲「ラフリー W15TCC」も登場しています
●独仏戦後、フランス軍の多くの車両がドイツ軍により鹵獲され、残存していた「ラフリー W15T」も接収された後、ドイツ軍が運用、以後のドイツ軍の機械化に大きく寄与したのです
【 「フランス ラフリー W-15T 六輪駆動 砲兵牽引車」のキット内容について 】
●このフランス軍の火砲牽引車「ラフリー W15T」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●エース社特有のハンドメイドによる金型加工技術を用いて「ラフリー W15T」を再現、レジンキットの感覚に近い独特の風合いと細分化したパーツ構成で、車体の全体像とディテールとを再現した内容となっています
●「ラフリー W15T」は、「ボンネット及びキャビン」「荷台」「シャーシ」の3ブロックで構成しています
【 ボンネット及びキャビン 】
●ボンネット及びキャビンは、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ フロントグリル、側面の排気グリルなどをモールドで再現
・ フロントウィンドは枠の部分をパーツ化、ウィンド本体は説明書に描かれたカットラインに沿ってクリアフィルムを切り出して作製します(クリアフィルムは付属していません)
・ 「前照灯」「ナンバープレート」「ノテックライト」(ドイツ軍仕様車)などを別パーツ化して再現
・ 側面のフェンダーはそれぞれ一体成型のパーツで再現しています
●キャビン内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ 座席
・ レバー類
・ メーターパネル
・ ハンドル
・ 消火器
など
【 荷 台 】
●荷台は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 荷台部分の内壁及び収納庫はブロックごとに分割したパーツで構成
・ 荷台前部の兵員用座席は個別にパーツ化
●幌は、展開した状態と畳んだ状態の2種をセット、状態を選択して使用します
・ 幌のウィンドは、説明書に描かれたカットラインに沿ってクリアフィルムを切り出して作製します(クリアフィルムは付属していません)
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは一体成型のパーツで再現
・ 補助タイヤの車軸はメインフレームパーツに一体化して再現しています
・ 前後のデファレンシャルは、それぞれ左右に分割したパーツで再現しています
・ ステアリングは前方に固定した状態となっています
・ 車体の各フロアパネルは各ブロックごとに分割しており、メインフレーム上に取り付けて作製します
●タイヤ、補助タイヤ、予備タイヤはホイール部とゴムの部分とに分割したパーツ構成で、ゴムの部分は軟質素材製となります
【 「ラフリー W15T」の塗装とマーキング 】
●「ラフリー W15T」のマーキングとして、3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ フランス陸軍所属 (1940年)
・ ドイツ軍捕獲車両 第305歩兵師団(1941年)
・ ドイツ軍捕獲車両 (1940年)
●説明書の塗装例に基づく、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
【 「フランス ラフリー W-15T 六輪駆動 砲兵牽引車」のパッケージ内容 】
・ ラフリー W15T 火砲牽引車 ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2016年 一部新金型