ドイツ LSM EIDECHSE-CLASS
「ドイツ LSM EIDECHSE-CLASS (プラモデル) (レベル 1/144 艦船モデル No.05139 )」です
●冷戦時代初期におけるドイツ連邦軍の中型揚陸艦「アイデクセ級」を1/144スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●戦後、アメリカから供与された「LSM」をベースに、ドイツ連邦軍独自の仕様とした中型揚陸艦「アイデクセ級」を再現、艦尾にヘリ甲板を増設した特徴的なシルエットを再現した内容となっています
●レベル社製「アメリカ海軍 LSM (初期型)」をベースとして、「アイデクセ級」を再現するためにヘリ甲板や上部構造物の一部、ヘリコプターなどの新規パーツを追加し、付属する車両をレベル社製「ドイツ陸軍車輛セット (M47 & HS30 & LKW)」へと変更したバリエーションキットです
【 「アイデクセ級 中型揚陸艦」について 】
●第2次世界大が始まると、連合軍はヨーロッパ大陸から駆逐され、その後の反攻作戦では大陸への足掛かりを得るために大規模な上陸作戦が必要となりました
●このような大規模な上陸作戦では、通常の艦艇を用いると部隊や車両をすばやく上陸させることができず、上陸作戦専用の艦艇は必要不可欠で、イギリスとアメリカが共同で揚陸艦の開発と建造を行い、車両を輸送できる中型の揚陸艦として「LST」を開発します
・ この「LST」は訓練の実績などを反映させて「LST Mk.1」~「LST Mk.6」と改良が進むにつれて大型化されることになります
●さらに、第2次世界大戦に参戦したアメリカの要望によって「LST Mk.6」を大型化した「LST Mk.7」を開発、これをベースにアメリカ海軍が建造したのが「LSM」です
・ 「LSM」は、船体中央部に一段凹んだ状態で車両用の甲板を設置し、その前方には揚陸用のランプを備えています
・ この車両甲板を挟み立ち上がった両舷部分は兵員用の施設や倉庫となっており、兵員の居住区画は車両甲板の下に位置しています
・ 「LSM」は、中戦車6両もしくは重戦車4両を積載することが可能、上陸時にはそのまま海岸へと着岸し、ランプを展開することで素早く車両を展開させることを可能にしています
●「LSM」をはじめとする連合軍の各種揚陸艦は、ヨーロッパ戦域だけではなく、太平洋戦域においても活躍、連合軍の反攻の原動力にもなりました
●戦後、これらの揚陸艦は、西側の各国に供与され、主に本来の揚陸艦としての能力よりも輸送艦の代わりに運用が行われました
●ドイツ連邦軍の中型揚陸艦「アイデクセ級」は、ドイツ連邦軍発足時から供与された「LSM」をベースとしてドイツ連邦軍仕様として小規模な改造を行った揚陸艦で、艦尾部分にヘリ甲板を増設、この大きさの艦にしては珍しくヘリコプターの発着を可能にしています
●航空機の発達から、装備していた対空機銃は多くが撤去され、固有の武装は「40mm連装機銃」1基のみとなっています
●「アイデクセ級」は、元々の「LSM」が戦時簡易生産に近いものであったことから、揚陸艦としては短命に終わり、1960年代末に全艦退役しています
【 「ドイツ LSM EIDECHSE-CLASS」のキット内容について 】
●このドイツ連邦軍の中型揚陸艦「アイデクセ級」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●レベル社ならではの造型力とかっちりしたモールドで中型揚陸艦「アイデクセ級」を再現、ビックスケールによる高い解像度で「アイデクセ級」のディテールを再現した内容となっています
●「アイデクセ級」には欠かせない中戦車「M47」や車両類、ヘリコプター「ブリストル シカモア」なども付属しています
●艦首の揚陸用ランプと扉は開閉状態を選択可能、車両も付属していますので、揚陸シーンを再現することもできます
●喫水線以下も再現したフルハルモデルです
●「アイデクセ級」は、箱組み状に各パネルを貼り合わせるパーツ構成で、これに車両甲板、上甲板、ランプ、艦橋、艤装類を取り付けて完成させます
●船体は、左右に分割したパーツ構成で、これに後部パネルを取り付けます
・ 船体下部の推進部分のパネルは別パーツとなっています
・ 「推進軸」「スクリュー」「舵」は別パーツ化
・ 船体の歪みを防ぐ「桁」のパーツが付属しています
・ 「艦首扉」は、実艦の構造に沿って左右に分割したパーツで構成、開閉状態を選択できます
・ 艦首の「揚陸ランプ」は4パーツで構成、上げた状態と下げた状態とを選択することが可能です
●車両甲板は全通状となった一体成型のパーツで再現
・ 車両甲板前部には滑り止めパターンを彫刻で再現しています
●上甲板は、左右各1パーツで構成、艦首と艦尾の上甲板は別パーツ化となっています
●艦橋は、艦橋下部、羅針艦橋、上部の指揮所の3層のブロックで構成
・ 艦橋下部は左右に分割したパーツで再現
・ 羅針艦橋は3枚のパネル状パーツを貼り合わせて作製します
・ 「艦橋窓」は、窓の部分を一段凹んだ状態で再現して立体感を演出、上部の雨樋をモールドで再現しています
・ 指揮所は上下に分割したパーツ構成で、内側の補強板も再現
●マストは、中央軸、ヤード部分、後方に延びるポールとで構成されています
●船体上部の「手摺り」は、個別にパーツ化されたポールを船体部に接着、これに付属している紐を取り付けて作製します
●機銃 「40mm連装機銃」 ×1
●その他の艤装を再現したパーツとして
・ 艦尾旗竿
・ 錨
・ ラッタル
・ リール
・ ウインチ
・ ボラード
・ ケーブルホルダー
・ カッター
・ 救命ボート
などをセットしています
●「アイデクセ級」に積載される車両及びヘリコプターをセット
・ M47 戦車 ×3
・ HS.30 装甲兵員輸送車 ×3
・ MAN 630 5tトラック ×3
・ ブリストル シカモア ヘリコプター ×1
●展示用のディスプレイスタンドが付属しています
【 「ドイツ LSM EIDECHSE-CLASS」のパッケージ内容 】
・ アイデクセ級 中型揚陸艦 ×1
・ M47 戦車 ×3
・ HS.30 装甲兵員輸送車 ×3
・ MAN 630 5tトラック ×3
・ ブリストル シカモア ヘリコプター ×1
・ ディスプレイスタンド ×1
・ 紐 ×1
・ デカールシート×1
●2016年 一部新金型