ドイツ グロッサー 770K 高官用乗用車 カブリオレ F
「ドイツ グロッサー 770K 高官用乗用車 カブリオレ F (プラモデル) (エース 1/72 ミリタリー No.72559 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツの高官用高級乗用車「グロッサー メルセデス 770K カブリオレF」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「メルセデス ベンツ」のフラッグシップモデルとして第2次世界大戦時のドイツの権威を象徴する存在となった「グロッサー メルセデス770K カブリオレF」を再現、超高級スタッフカーとしての優雅かつ威厳に溢れたフォルムを再現した内容となっています
【 「ドイツ グロッサー 770K 高官用乗用車 カブリオレ F」のキット概要 】
●1/72スケールのキットとしては細分化したパーツ構成、エース社特有の素朴なモールドを施したパーツ
●ボディは、各パネルを貼り合わせて作製
●ドアはモールドにて再現
●幌は運転席部分と後部座席部分とに分割しており、それぞれ展開状態と収納状態を選択可能
●ステアリングは任意の角度に固定することが可能
●フロントウィンドやサイドシールド、防弾ガラス、前照灯のガラス部などを再現したクリアパーツが付属
●ワイパー、サンバイザー、エンブレムなどを再現したエッチングパーツが付属
●タイヤはプラスチック製パーツ
●塗装例は3種、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属
【 「グロッサー メルセデス 770K カブリオレF」について 】
●自動車メーカーとして最も古い会社の一つである「ベンツ」社は1880年代に創業、ドイツの技術を集約して生み出される自動車は高い評判を獲得し、モータースポーツ界にも参戦、その信頼性は数多い自動車メーカーの中でもトップクラスを誇りました
●「ベンツ」社は自動車、トラックなどのブランド名として1902年から「メルセデス・ベンツ」の名称を使用、1926年には「ダイムラー」社と合併して「ダイムラー・ベンツ」社となりましたが、「メルセデス・ベンツ」のブランド名は残され、その名は会社の名前と間違われる程に定着しています
●第1次世界大戦の敗戦によってドイツでは急激なインフレと不況が襲い、「ベンツ」社も経営危機となり、それが「ダイムラー」社との合併を生むきっかけとなりました
●しかし、1920年代の後半になると、ナチス党の台頭と共に徐々に経済は持ち直すようになり、ナチス党が政権を握ると積極的な経済政策を実施、これによりドイツ国内の景気は復活し、自動車産業も活況を呈するようになります
●これを受けて「ダイムラー・ベンツ」社は、より高性能で高価な乗用車を発売、ドイツの再軍備化も始まり軍用車両の受注も好調で、同社は増益により数多くの名車を作り出しました
●「ダイムラー・ベンツ」社がその自動車技術を結集し、同社を代表する車として誕生させたのが1930年に発表した初代「グロッサー・メルセデス 770K」(正式な名称は「メルセデス・ベンツ 770K」)で、同車は皇室向け車両としても日本にも納入されています
●1937年にはフルモデルチェンジ版である2代目の「グロッサー・メルセデス 770K」が登場、エンジンは初代の200馬力から230馬力へとパワーアップし、そのフォルムも流れるような優美なものへと変化しました
●この2代目「グロッサー・メルセデス 770K」は当時のナチス高官用の車両として珍重され、優雅かつ威厳のあるフォルムは宣伝や人心掌握に格好のモチーフとなり、各種のパレードなどに多用、ドイツの権威を象徴する車となっています
●「グロッサー・メルセデス 770K」は高官用の用途であるため防弾設備が施され、車重は3.5tを超え、生産台数も17台に過ぎませんでした
●同車はほぼオーダーメイド車両に近く、ユーザーの好みに応じた改装が施された結果、その仕様は各車によって微妙に異なっています
●「グロッサー・メルセデス 770K」は、スーパーチャージャーの響きが「ヴァルキューレ・ゲシュライ」(女神「ヴァルキューレ」の叫び)と呼ばれ、憧れの名車として多くの人々から羨望の眼差しで見られたのです
【 「ドイツ グロッサー 770K 高官用乗用車 カブリオレ F」のキット内容について 】
●このドイツの高級乗用車「グロッサー メルセデス 770K カブリオレF」を再現したプラスチックモデル組立キット
●エース社特有のハンドメイドによる金型加工技術により「グロッサー メルセデス 770K カブリオレF」を再現、レジンキットの感覚に近い独特の風合いと細分化したパーツ構成で、車体のフォルムとディテールとを再現した内容となっています
●「グロッサー メルセデス 770K カブリオレF」は、「ボディ」「シャーシ」の2ブロックで構成しています
【 ボディ 】
●優雅なフォルムを持つ「グロッサー メルセデス 770K カブリオレF」のボディ形状を再現、特徴的なフロントグリルは格子状のパターンを繊細なモールドで再現しています
●ボディは、フェンダーを一体成型したフロアパネルに、パネルごとに分割したボディのパーツを取り付けて作製します
・ 「ドア」はボディパーツにモールドで再現
・ 「フロントウィンド」「サイドシールド」、内部の「防弾ガラス」はクリアパーツで再現、パーツ上にはフレームを凸モールドで再現しています
・ 「ワイパー」「サンバイザー」「エンブレム」はエッチングパーツで再現
・ 「前照灯」は本体とガラス部の2パーツで再現、ガラス部はクリアパーツで再現しています
・ 「尾灯」「サーチライト」などを別パーツ化して再現
●「幌」は展開した状態と収納した状態とを選択することができます
・ 「幌」は、運転席部分と後部座席側とに分割しており、それぞれ展開状態及び収納状態を選択できます
●車体内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ メーターパネル(メーターを再現したデカールが付属)
・ 各座席
・ ハンドル(プラパーツとエッチングパーツを選択可能)
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは一体成型のパーツで再現
・ 「ステアリングゲージ」は4パーツで再現、ステアリングは任意の角度で固定できます
・ 「デファレンシャル」はシャーシに一体成型化、「コイルスプリング」「車軸」「下部のフレーム」は別パーツ化して再現
・ 「前部バンパー」は1パーツで再現、「後部バンパー」はボディのパーツに一体成型化しています
●タイヤは、前後に分割したパーツで再現
●フロントウィンド、サイドシールド、前照灯のガラス部などを再現したクリアパーツが付属
●ワイパー、サンバイザー、エンブレム、ハンドルなどを再現したエッチングパーツが付属しています
【 「メルセデス・ベンツ 770K カブリオレF」の塗装とマーキング 】
●「メルセデス・ベンツ 770K カブリオレF」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ チェコスロバキア軍事パレード時 (プラハ / 1951年)
・ 1938年モーターショーの展示車両 (ドイツ)
・ ミルバッハ自動車ギャラリー展示車両 (1990年代)
●説明書の塗装例に基づく、ナンバープレート、タイヤの白色のサークル塗装などを再現したデカールが付属しています
【 「ドイツ グロッサー 770K 高官用乗用車 カブリオレ F」のパッケージ内容 】
・ グロッサー メルセデス 770K カブリオレF ×1
・ エッチングシート ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2016年 完全新金型