ドイツ 3号戦車 J型
「ドイツ 3号戦車 J型 (プラモデル) (ユニモデル 1/72 AFVキット No.271 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の中戦車「3号戦車 J型」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●大戦初期におけるドイツ戦車部隊の主力として各戦線で活躍した「3号戦車 J型」を再現、ドイツ的デザインとなる面構成の車体に50mm砲を搭載した、均整の取れたフォルムを再現した内容となっています
●主砲は、「KwK38 42口径 50mm戦車砲」と「KwK39 60口径 50mm戦車砲」とを選択して作成することができます
【 「ドイツ 3号戦車 J型」のキット概要 】
●ユニモデルの従来フォーマットを踏襲、細分化したパーツとエッチングパーツを交えた構成
●主砲パーツは2種付属、5cm短砲身、5cm長砲身を選択して作成可能
●ハッチ類はパーツ上に一体成型化、閉じた状態で再現
●1/72スケールながらゲペックカステン、前照灯、車載工具類の装備品を別パーツ化して再現
●ベンチレーター、エンジングリルの異物防止ネット等をエッチングで再現
●履帯は「3/4号戦車」用の「中期型」履帯を再現、一部連結式、プラスチックパーツ
●塗装例は、東部戦線及び北アフリカ戦線のドイツ軍仕様10種、国籍マーク、部隊マーク、車体番号などを再現したデカールが付属
【 「Sd.Kfz.141 3号戦車 3号戦車J型」について 】
●「3号戦車」は、1935年から始まったドイツ戦車開発において主力戦車として位置付けられ、当時新鋭の懸架装置であるトーションバーサスペンションを採用、攻撃力と防御力、そして乗員配置などの点でバランスが取れた戦車でした
●しかし、当初、主砲として予定されていた「42口径 50mm戦車砲」の開発と生産が間に合わず、これに代わり「37mm戦車砲」を搭載、37mm砲は大戦初期の戦車砲としては標準的なものでしたが、フランス戦においては威力不足が目立つようになります
●「42口径 50mm戦車砲」の生産が軌道に乗った1940年夏以降、「3号戦車」シリーズにはこの「42口径 50mm戦車砲」が搭載されており、既存の車両の多くも主砲を「42口径 50mm戦車砲」へと換装しています
●しかし、1941年に独ソ戦が開戦すると、「42口径 50mm戦車砲」の威力を持ってしてもソ連軍の新鋭戦車「T-34」や「KV-1」などには威力不足が目立ち、「Pak38 60口径 50mm対戦車砲」をベースとした車載型「KwK39 60口径 50mm戦車砲」の搭載を急ぎます
●一方、「3号戦車」は細かな改修を重ねるごとに徐々に防御力の強力も図られ、「3号戦車G型」では車体正面の装甲厚は30mmでしたが、「3号戦車H型」ではさらに30mm厚の追加装甲を装着するようになります
●「3号戦車J型」は、追加装甲ではなく生産時から装甲を強化したタイプで、1941年3月から生産が開始、その初期には従来の「42口径 50mm戦車砲」を搭載していましたが、1941年12月からの生産車には「KwK39 60口径 50mm戦車砲」を装備するようになりました
●「KwK39 60口径 50mm戦車砲」の装備により装甲貫通能力を大幅に向上した「3号戦車J型」は、ドイツ戦車部隊の主力として東部戦線で活躍、また北アフリカ戦線においては「マーク3 スペシャル」と呼ばれ、連合軍将兵から恐れられる存在となったのです
【 「ドイツ 3号戦車 J型」のキット内容について 】
●このドイツ軍の中戦車「3号戦車J型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ユニモデル社の従来から続くフォーマッを踏襲、細分化したパーツとエッチングパーツとを交え、パーツ上に施したモールド表現を主体にしながら「3号戦車J型」のフォルムとディテールを再現した内容となっています
●「3号戦車 J型」は、「砲塔」「車体上部」「左右のフェンダー」「車体下部」の5ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●主砲は、「KwK38 42口径 50mm戦車砲」と「KwK39 60口径 50mm戦車砲」の2種をセット、選択して使用することができます
・ 両砲身共に一体成型となったパーツで再現
・ 「防盾」も一体成型のパーツで再現、「同軸機銃」は別パーツとなっています
・ 「防盾」は完成後も上下に可動させることができます
●砲塔は、左右及び天板の3パーツで構成
・ 「側面ハッチ」はモールドにて再現
・ 「車長キューポラ」は2層のパーツで再現、「車長ハッチ」は別パーツとなっており、閉じた状態を再現しています
・ 「ベンチレーター」はエッチングパーツで再現
・ 「ゲペックカステン」は上下に分割したパーツで再現しています
【 車体上部 】
●車体上部は、一体成型のパーツで再現、戦闘室の各パネルは別パーツとなっています
・ 各「ハッチ」「クラッペ」はモールドにて再現
・ 「前照灯」は、本体と、エッチングパーツによる管制カバーの2パーツで再現
・ エンジンデッキの「装甲カバー」は個別にパーツ化
・ 「吸気グリル」は別パーツ化して再現、上部の異物混入防止ネットはエッチングパーツで再現しています
・ エンジンデッキ上部に装備する「雑具箱」はそれぞれ一体成型のパーツで再現、装備の有無を選択できます
【 車体下部 】
●車体下部は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 「サスペンションアーム」は、側面パネルに一体成型化しています
・ 「側面ハッチ」「ショックアブソーバー」は別パーツ化して再現
・ 「起動輪」「誘導輪」「転輪」は前後に分割したパーツで再現
【 フェンダー 】
●フェンダーは、それぞれ一体成型のパーツで再現しています
・ 車載工具類は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態となっています
・ 「ノテックライト」「ホーン」「アンテナケース」「車間表示灯」なども別パーツ化しています
【 履 帯 】
●履帯は、接地部分に滑り止めパターンのない「3/4号戦車」用の「中期型」履帯を再現しています
・ 履帯は、プラスチック製のパーツで再現
・ 履帯直線部を繋げた状態で成型し、前後の曲線部は履板1枚ずつに分割した一部連結式となっています
●吸気グリルの異物混入防止ネット、前照灯の管制カバーなどを再現したエッチングパーツが付属しています
【 「3号戦車J型」の塗装とマーキング 】
●「3号戦車J型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる10種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第3戦車師団 (東部戦線 / 1942年)
・ 第11戦車師団 (東部戦線 / 1942年)
・ 第24戦車師団 (東部戦線 / 1942年)
・ 第5戦車師団 (東部戦線 / 1941年)
・ 第2戦車師団 (東部戦線 / 1941年)
・ 第2戦車師団 (東部戦線 / 1941年)
・ SS第1戦車師団 「ライプシュタンダルテ・アドルフ・ヒトラー」 (東部戦線 / 1943年)
・ 第10戦車師団 (東部戦線 / 1941年)
・ 第15戦車師団 (北アフリカ戦線 / 1942年)
・ SS第5戦車師団 「ヴィーキング」 (東部戦線 / 1942年夏)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号、部隊マークなどを再現したデカールが付属しています
【 「ドイツ 3号戦車 J型」のパッケージ内容 】
・ 3号戦車J型 ×1
・ エッチングシート ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1