アメリカ M4シャーマン 中戦車 (105mm) VVSSサスペンション
「アメリカ M4シャーマン 中戦車 (105mm) VVSSサスペンション (プラモデル) (UNI MODEL 1/72 AFVキット No.374 )」です
●第2次世界大戦時におけるアメリカ軍の中戦車「M4」の「105mm榴弾砲搭載型」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●大口径砲による火力と対戦車榴弾の威力をもって、対人目標だけではなく、対戦車戦闘にも活躍した中戦車「M4 105mm榴弾砲搭載型」を再現、分厚い装甲の防盾を備えた、迫力あるフォルムを再現した内容となっています
●ユニモデル社製「アメリカ M4シャーマン 初期型 (75mm) 溶接車体」をベースとして、車体上部や砲塔などを「アメリカ M4A3 シャーマン戦車 105mm HVSSサスペンション」のランナーに変更したバリエーションキットです
●本キットでは
・ 航空機用の空冷星型エンジンを搭載し、溶接接合の車体の「M4」
・ 車体前方に張り出し部のない「後期型車体」
・ デファレンシャルカバーは、丸みを持ったワンピース型
・ VVSSサスペンションは、リターンローラーの支持架が斜めになった「後期タイプ」
・ 砲塔は、「105mm砲搭載型砲塔」となるが、ビジョンブロックのないキューポラを装備し、後部のベンチレーターがない「試作型」に近い仕様
・ 防盾は、装甲厚を増加した「M52砲架」
・ 履帯は、ラバーシェブロンタイプの「T48」を装備
という仕様の、いわゆる「M4」の「105mm榴弾砲搭載型」を再現しています
【 「アメリカ M4シャーマン 中戦車 (105mm) VVSSサスペンション 」のキット概要 】
●ユニモデルの従来フォーマットを踏襲、細分化したパーツとエッチングパーツを交えた構成
●「車長ハッチ」「装填手ハッチ」は別パーツ化して再現
●1/72スケールながら前照灯、車載工具類の装備品を別パーツ化して再現
●ライトガード、サスペンションのスキッドなどをエッチングパーツで再現
●履帯はラバーシェブロンタイプの「T48」を再現、一部連結式履帯、プラスチックパーツ
●塗装例は、ノルマンディ戦のアメリカ軍仕様1種、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属
【 「M4 105mm榴弾砲搭載型」について 】
●アメリカ軍は、第2次世界大戦の開戦に伴い急速に軍備を拡張、それまで中戦車は多砲塔式の古風な「M2」を少数しか保有していませんでしたが、まず中戦車の技術ノウハウを獲得するために「M3」を開発、そして本格的な中戦車である「M4」を開発するという経緯を辿りました
●機甲部隊の中核を担う戦車に据えられた「M4中戦車」シリーズは、生産数を増やすために4種のエンジンに合わせた各車体を用意、当初は「M4」「M4A1」「M4A2」「M4A3」「M4A4」の5つの車種を生産しています
●「M4」は、「M4A1」と同じ航空機用のエンジンを搭載、「M4A1」は大規模な溶接設備のない工場で生産するため鋳造車体とされていましたが、「M4」は溶接接合の車体となっているのが特徴です
・ 「M4」は、「M4中戦車」シリーズの最初の型式となりますが、生産の開始は同シリーズの中で最も遅い時期から始まっています
●1943年中頃、一定の数が整った「M4中戦車」シリーズは戦訓を採り入れた「後期型車体」に生産を移行します
●「M4」の「後期型車体」は、車体前方の装甲を鋳造にした「コンポジット・ハル」と呼ばれる車体に変わりましたが、「105mm榴弾砲搭載型」のみ「M4A2」や「M4A3」と同じく車体前面装甲板を一枚にした車体が用意されました
●この「105mm榴弾砲搭載型」は、1944年初頭頃から生産が行われ、各戦車大隊に3両程度を配備、大口径の主砲の威力を活かして火力支援や間接射撃などに活躍しています
●また、「105mm榴弾砲搭載型」は、他のタイプの「M4中戦車」よりも防盾の装甲が厚かったため、突撃戦車のように運用されることも多く、さらに搭載する対戦車榴弾は装甲貫通能力も大きかったので対戦車戦闘にも用いられており、アメリカ軍にとって「105mm榴弾砲搭載型」はとても「頼りになる存在」となったのです
【 「アメリカ M4シャーマン中戦車 (105mm) VVSSサスペンション」のキット内容について 】
●このアメリカ軍の中戦車「M4」の「105mm榴弾砲搭載型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●車体を細分化したパーツで構成し、不足する細部のディテールはエッチングで補う、ユニモデル社の1/72シリーズのフォーマットに従い「M4 105mm榴弾砲搭載型」を再現、ライトガードなどの細部再現にはエッチングパーツを用意しており、中級者以上のユーザーを対象とした内容となっています
●「M4 105mm榴弾砲搭載型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●「M4 105mm榴弾砲」の砲身は、一体成型のパーツで再現
・ 「防盾」は一体成型のパーツで再現しています
・ 「防盾」は、完成後も上下に可動させることができます
●砲塔は、上下に分割したパーツで構成
・ 「車長キューポラ」はモールドで再現
・ 「車長ハッチ」「装填手ハッチ」は別パーツ化しており、開閉状態を選択することができます
・ 「排莢ハッチ」「吊り下げフック」は別パーツ化して再現
・ 「車長キューポラ」に装備する「M2重機関銃」が付属、機銃本体と弾薬箱の2パーツで再現しています
【 車体上部 】
●車体上部は、エンジンデッキと前方ハッチ部分を除き、一体成型のパーツで再現
・ 「操縦手ハッチ」「前方機銃手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 「前方機銃」の防水カバーの「固定フレーム」はエッチングパーツで再現
・ 「前照灯」「尾灯」「ベンチレーター」「吊り下げフック」「給油口の蓋」などを別パーツ化
・ 「前照灯」と「尾灯」の「ライトガード」は、エッチングパーツで再現します
・ 車載工具類は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態となっています
【 車体下部 】
●車体下部は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 「VVSSサスペンション」は前後に分割したパーツで再現、転輪、リターンローラー、中央部のスプリングパーツなどを挟んで作製します
・ サスペンション上部のスキッドはエッチングパーツで再現
【 履 帯 】
●履帯は、ラバーシェブロンタイプの「T48」履帯を再現しています
・ 履帯は、プラスチック製のパーツ
・ 上下の直線部は繋がった状態、前後の曲線部は1枚ずつに分割した一部連結式履帯となっています
●ライトガード、サスペンションのスキッドなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 「M4 105mm榴弾砲搭載型」の塗装とマーキング 】
●「M4 105mm榴弾砲搭載型」のマーキングとして、アメリカ軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第4機甲師団 (ノルマンディ / 1944年8月)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
【 「アメリカ M4シャーマン 中戦車 (105mm) VVSSサスペンション」のパッケージ内容 】
・ M4 中戦車 105mm榴弾砲搭載型 ×1
・ エッチングシート ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1