ハスキー Mk.3 地雷探知車
「ハスキー Mk.3 地雷探知車 (プラモデル) (パンダホビー 1/35 CLASSICAL SCALE SERIES No.PH35014 )」です
●南アフリカで誕生した地雷処理車「ハスキー Mk.3」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●アメリカ軍が導入し、アフガニスタンなどで地雷除去作業で活躍している地雷処理車「ハスキー Mk.3」を再現、除雪車を連想させるような特徴ある姿を再現した内容となっています
【 「ハスキー Mk.3 地雷探知車」のキット概要 】
●パンダホビー社のスタンダードなフォーマットを踏襲、車体の主要部は一体成型化したパーツ、ディテールに関しては細分化したパーツとエッチングを交えて再現
●「IED」除去装置である「ライノシステム」が付属、バンパーへの取り付けの有無を選択可能
●キャビンの防弾ガラスはクリアパーツを2枚重ねて再現
●キャビン内部を再現、ハッチは開閉状態を選択可能
●車体両横に備えた金属探知機は、開閉状態を選択可能
●大径タイヤはホイールとタイヤとに分割した構成、タイヤは軟質樹脂、ホイールはプラスチック製
●塗装例はアメリカ軍仕様1種、車両番号や各部のコーションマーク類再現したデカールが付属
【 「ハスキー Mk.3 地雷処理車 (VMMD)」について 】
●南アフリカ共和国は、1960年代から周辺国との紛争事案が絶えず発生しますが、「アパルトヘイト政策」に反対する諸外国からの圧力を受けて、武器の輸入は大きく制限され、止む無く自国内で兵器開発を進めざるを得ませんでした
●南アフリカ共和国では兵器メーカーが台頭して、紛争事案に沿った兵器や車両を開発、このような対ゲリラ戦や対武装勢力戦に特化した兵器や車両は、冷戦時代にはあまり注目されませんでしたが、「テロの時代」となった現在では注目を浴び、南アフリカ共和国は軍事産業の盛んな国となっています
●南アフリカ共和国の国土は砂漠で多くの面積を占められており、1960年代にはまだ未舗装の道路が多かったたため、南アフリカ軍が対峙していた敵対勢力は多くの地雷を敷設しました
●このため、南アフリカ軍では地雷除去技術が発達し、1970年代には地雷除去車の開発が始まります
●南アフリカ共和国の「DCD」社の鉄道車両部門が独自に開発した地雷除去車が「ハスキー」です
・ 「ハスキー」は、地雷の爆風から乗員と車体を守るために、車体を極端にコンパクト化、タイヤは車体から大きく突き出した状態となり、フォーミュラーカーのようなレイアウトになっています
・ 車体下部には、爆風を逃すためにV字状の装甲板を装着しており、車体自体の地上高も高めに設定されています
・ 車体前後のタイヤ及びシャーシは組立て式を採用、これにより損傷した場合でも交換修理を短時間で済ますことが可能です
●「ハスキー」は、地雷除去作業において高い能力を示し、南アフリカ軍の工兵部隊の主要車両の一つになっただけでなく、地雷処理に悩む他国から地雷処理に役立つ車両として注目されるようになります
●アフガニスタン戦と、イラク戦において一旦勝利を収めたアメリカ軍でしたが、その後のゲリラ戦で多くの死傷者が発生、特にゲリラ側が正面戦闘は不利と判断して多用したのが、地雷や軽便な爆発装置「IED」でした
●この地雷や「IED」に手を焼いたアメリカ軍は、南アフリカ製の車両を次々と導入、地雷処理車「ハスキー」も2007年からアメリカ陸軍と海兵隊に配備されています
●「ハスキー」の最新型である「ハスキー Mk.3」は、2010年にアメリカ軍のテストを受け、地雷に対する強靭な防御力を披露、早速アメリカ陸軍と海兵隊に配備が進められました
●「ハスキー Mk.3」などの「ハスキー」シリーズは、現在まで1000両以上が生産され、アメリカ軍は180両余りをアフガニスタンに派遣、地雷除去作業に大きく貢献しているのです
【 「ハスキー Mk.3 地雷探知車」のキット内容について 】
●この南アフリカ製の地雷処理車「ハスキー Mk.3」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●車体の主要部分には一体成型のパーツを多用しながらも、車体上の細かなディテールは細分化したパーツとエッチングを交えたパーツ構成で、地雷処理車「ハスキー Mk.3」を再現した内容となっています
●「IED」除去装置である「ライノシステム」が付属、バンパーに取り付けることができます
●「ハスキー Mk.3」は、「キャビン」「車体」「前後の駆動部」の4ブロックで構成しています
【 キャビン 】
●上部にハッチを設け、防弾ガラスで覆った「ハスキー Mk.3」のキャビン形状を再現、防弾ガラスは、2枚のクリアパーツを重ねて再現します
●キャビンは、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製、後部パネルは駆動部と一体成型化しています
・ 「上部ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 「防弾ガラス」部分は2枚のクリアパーツを重ねて再現
・ 「ワイパー」は別パーツ化、プラスチック製パーツで再現しています
・ 「サイドミラー」は、本体及びステーと鏡面の2パーツで構成、鏡面はクリアパーツで再現しています
・ キャビン前方のエンジングリルの異物混入防止ネットはエッチングパーツで再現
・ 「排気管」は左右に分割したパーツで再現、上部のカバーは別パーツとなっています
・ 各部の「フック」を別パーツ化して再現しています
●キャビン内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ フロアパネル
・ メーターパネル
・ 座席
・ ハンドル
・ 各種レバー
など
【 車 体 】
●機能を絞り地雷及びIED処理に特化、コンパクト化した「ハスキー Mk.3」の車体形状を再現、フロント部分などのスリットを奥行きのあるモールドで立体的に再現しています
●車体は、バスタブ状に一体成型となったパーツで再現、後部パネルは別パーツとなっています
・ 「消火器」「アンテナ」、車体から突き出した各種機材類は別パーツ化して再現
・ 左右の「金属探知機」はそれぞれ6つのパーツに分割して再現、展開した状態と収納した状態とを選択することができます
【 駆動部 】
●フレームにフェンダーとバンパーのみを取り付けた「ハスキー Mk.3」の簡易な駆動部構造を再現、独特のフェンダーのプレスラインは深めのモールドで再現、裏面のパターンも再現しています
●シャーシのメインフレームは一体成型のパーツで再現
・ 車体に伸びる上部のフレームは、各パネルごとにパーツ化しています
・ 「リーフサスペンション」「ショックアブソーバー」はそれぞれ一体成型のパーツで再現
・ 「デファレンシャル」は前後に分割したパーツとホイールデフのパーツで再現
・ 前輪のステアリングは前方に固定した状態となっています
・ 「フェンダー」はそれぞれ一体成型のパーツで再現、前後の「マッドフラップ」は別パーツとなります
●バンパーは一体成型のパーツで再現
・ 「前照灯」「尾灯」「ウインカー」はクリアパーツで再現
●「IED」除去装置である「ライノシステム」が付属、「バンパー」へと装着することができます
・ 「ライノシステム」の本体は一体成型のパーツで再現、下部の取り付けベースは、各フレームのパーツを貼り合わせて作製します
●タイヤは、ホイールとゴムの部分に分割して再現
・ ゴムの部分は軟質樹脂製で、トレッドパターンを深めのモールドで再現しています
●防弾ガラス、前照灯や尾灯のガラス部、ウインカーなどを再現したクリアパーツが付属
●エンジングリルの異物混入防止ネットなどを再現したエッチングパーツが付属しています
【 「ハスキー Mk.3」の塗装とマーキング 】
●「ハスキー Mk.3」のマーキングとして、アメリカ軍仕様となる1種類の塗装例がカラー塗装図に記載されており、車両番号や車体各部の注意表示などを再現したデカールが付属しています
【 「ハスキー Mk.3 地雷探知車」のパッケージ内容 】
・ ハスキー Mk.3 地雷処理車 ×1
・ エッチングシート ×1
・ デカールシート ×1
・ 軟質素材製パイプ ×1
・ 組立て説明書 ×1
・ カラー塗装図 ×1
●2016年 完全新金型