AFV CLUB M60A2 パットン 1/35 AFV シリーズ AF35230 プラモデル

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M60A2 パットン

販売価格

9,240円 8,316円(税込)

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「M60A2 パットン (プラモデル) (AFV CLUB 1/35 AFV シリーズ  No.AF35230 )」です


●冷戦時代におけるアメリカ陸軍の主力戦車「M60A2」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●ミサイルと砲弾を併用可能な「152mmガンランチャー」装備の新世代戦車として注目を浴びた「M60A2」を再現、短砲身の主砲と、前面投射面積を極力絞った砲塔を持つ、未来兵器的なフォルムを再現した内容となっています

●AFVクラブ社製「M60A1 パットン」をベースに、「M60A2」を再現するため、砲塔などを新規パーツに変更したバリエーションキットです

【 「M60A2 パットン」のキット概要 】


●AFVクラブ社の現行フォーマットに従って、細分化したプラスチックパーツと、エッチング、金属製砲身、クリアパーツなどを織り交ぜたパーツ構成で細部ディテール再現に重きを置いた内容
●主砲防盾、銃塔の機銃防盾の各防塵カバーは軟質素材のパーツで再現
●各乗員ハッチは開閉状態を選択可能
●銃塔のビジョンブロック部はクリアパーツで再現
●操縦席部分の車体内部を再現
●各ペリスコープ、前照灯やサーチライトのガラス部などを再現したクリアパーツが付属
●砲塔バスケットのメッシュ、機銃の放熱筒などを再現したエッチングパーツが付属
●履帯は、ハの字状の滑り止めパターンが付いた「T97E2」履帯、軟質素材製のベルト式履帯
●塗装例はアメリカ陸軍仕様を2種、パーソナルマークなどを再現したデカールが付属

【 「M60A2 主力戦車」について 】


●1950年代に登場した「対戦車ミサイル」はその後発展を続け、1960年代には対戦車兵器としての地位を確立し、中東戦争になるとソ連製の対戦車ミサイル「AT-3 サガー」がイスラエル軍の戦車部隊に大きな損害を与えるほど、有用な兵器へと成長しました

●1発の「対戦車ミサイル」で、生産と運用コストの高い戦車が撃破されてしまう事実は、ある種のカルチャーショックを引き起こし、有識者の間では本気に「戦車不要論」を論じるほどにもなりました

●多くの国の軍隊では、単一目的しか持たない「対戦車ミサイル」が多目的兵器である戦車を超えることはできないものと冷静な判断を下しましたが、アメリカ軍はこの「対戦車ミサイル」を高く評価します
●ただ、やはり「対戦車ミサイル」は装甲車両には威力を発揮するものの、対人目標などへの有効性は低く、またミサイルは砲弾よりも遙かに単価が高いという問題を抱えており、「対戦車ミサイル」と砲弾とを併用できる火砲の開発が行われることになります
●この結果、誕生したのが「M162 152mmガンランチャー」で、この砲は通常弾(榴弾)の他に 「対戦車ミサイル MGM-51 シレイラ」を発射することができました

●「M162 152mmガンランチャー」の登場は、アメリカ軍の装備体系に大きな影響を与え、西ドイツと共同開発を行っていた「MBT70」や、「M551 軽戦車」へと装備を進めます
 ・ 「MBT70」では、滑腔砲の搭載を主張する西ドイツと、「M162 152mmガンランチャー」の搭載を主張するアメリカとの溝は埋まらず、「MBT70計画」破綻の要因の一つとなりました

●当然ながら、当時アメリカ陸軍の新鋭主力戦車であった「M60」シリーズにもこの「M162 152mmガンランチャー」を搭載することが行われ、「M60A1E1」「M60A1E2」という試作車を経て1960年代後半に誕生したのが「M60A2」です
 ・ 「M60A2」では、「M162 152mmガンランチャー」の装備の他に、砲塔を一新して、前面投射面積を極力絞った形状へと変更、防盾部分の装甲も強化したため高い防御力を有していました
 ・ 砲手と装填手は、砲塔両脇のハッチから直接砲塔バスケット部分に入る形となり、砲弾の大型化に伴い弾薬収納スペースも拡大したため、アメリカ戦車としては乗員スペースが狭くなっています
 ・ 「M60A2」の「初期型」では、砲身に排煙器を装備していましたが、薬室に燃焼ガスが残りやすいという欠点があり、「後期型」では圧搾空気によって強制的に燃焼ガスを排出するという方式を採用、このため「後期型」は排煙器を廃止しています

●主力戦車で「対戦車ミサイル」と砲弾を併用する「M60A2」の出現は、各国の戦車開発陣や戦車部隊の兵士などに大きな衝撃を与え、近未来的なデザインも相まって、「M60A2」は新世代の戦車として評価されました

●「M60A2」は、1973年から量産が始まり、当時最前線であった西ドイツに展開する部隊に順次配備が進んで行きます
●しかし、世間一般の評価とは裏腹に、「M60A2」は運用する兵士達から酷評される戦車となってしまいます
 ・ 当時の「対戦車ミサイル」は「撃ちっ放し」ではなく、目標に到達するまで照準を続けなければならず、飛翔速度が遅い対戦車ミサイルは通常の戦車砲と比べて発射速度は大幅に低下し、戦車兵(特に砲手)にとっては忸怩たるものがありました
 ・ また同様に、照準中に戦車を移動させることができず、機動力を重視する戦車にとっては大きな欠点となっています
 ・ そして、何よりも問題だったのは、照準器や「対戦車ミサイル」を含めた「M162 152mmガンランチャー」のシステムの整備がかなり厄介だったことで、「M60A2」はあまりにも使いにくい戦車だったことから戦車兵からは「スターシップ(=宇宙船のように未来的だが、複雑すぎて扱いに困るという意味)」という名称で呼ばれるようになりました

●一方、従来型の戦車砲は発展を続け、装弾筒付き徹甲弾「APDS弾」よりも威力の大きな装弾筒付翼安定徹甲弾「APFSDS弾」が登場、120mmクラスの戦車砲が撃ち出す「APFSDS弾」」は初速がマッハ5にも達し、装甲貫通能力は「対戦車ミサイル MGM-51 シレイラ」を凌駕しました
●このような戦車砲及び戦車砲弾の登場により、砲弾よりも遥かに速度が遅く、継続的に照準を続けなければならない「M162 152mmガンランチャー」は優位性を失い、さらに上記のような運用サイドの評価も相まって、「M60A2」の運用は短命に終わり、1981年には全車退役、車体は「M60」シリーズの派生車両として再生されました

●「M60A2」は革新的な戦車で、「152mm砲」という強力な火力と「対戦車ミサイル」の能力を兼ね備えた、戦車の新しい時代の到来を予感させるものでしたが、対戦車ミサイルの欠点もそのまま受け継いでしまったため、戦車としての「汎用性」に欠け、これが「M60A2」を運命を決定付けることになったのでした

M60A2 パットンの商品画像

【 「M60A2 パットン」のキット内容について 】


●このアメリカ軍の主力戦車「M60A2」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●AFVクラブ社のディテール表現力を投入して「M60A2」を再現、細分化したプラスチックパーツと、エッチング、金属製砲身、クリア成型のパーツなどのマルチマテリアルなパーツ構成で「M60A2」の細部再現に重きを置いた内容となっています

M60A2 パットンの商品画像

●「M60A2」は、「砲塔」「銃塔」「車体上部」「車体下部」の4ブロックで構成しています

【 砲 塔 】
●中央部のみが突き出し、縦方向に長い「M60A2」の独特の砲塔形状を再現、表面には細かな梨地状のモールドで鋳造肌を再現しています

●「M162 152mmガンランチャー」は、金属製のパーツで再現
 ・ 「防盾」は前後に分割したパーツで再現、
 ・ 「防盾」の「防塵カバー」は接着可能な軟質素材製パーツで再現
 ・ 「照準口」はクリアパーツで再現
 ・ 「照準口」の「蓋」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
 ・ 「同軸機銃」は別パーツ化して再現
 ・ 対戦車ミサイル「MGM-51 シレイラ」用の「照準器」は上下に分割したパーツで再現、前面の「カバー」は、開閉可動させることができます

●砲塔は、上下に分割したパーツで構成
 ・ 「砲手ハッチ」「装填手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
 ・ 砲手用の「ペリスコープ」は3パーツに分割して再現、ペリスコープ本体はクリアパーツとなっています
 ・ 後部の砲塔バスケットは縦方向のプレートと横方向のフレームとを組み合わせて作製します
 ・ バスケットのメッシュはエッチングパーツで再現
 ・ 「スモークディスチャージャー」は、ステーを含めた本体と個別にパーツ化した蓋とで構成
 ・ 「サーチライト」は、細分化したパーツで再現、前面のガラス部はクリアパーツ、配線は軟質素材製のパイプで再現します
 ・ 「牽引ワイヤー」は、アイの部分はプラパーツ、ワイヤー本体は付属の紐で作製します

【 銃 塔 】
●銃塔のビジョンブロック部はクリアパーツで再現しており、塗り分けすることで透明なビジョンブロックを再現することができます

●銃塔は3層のパーツで構成、中央のビジョンブロック部はクリアパーツで再現しています
 ・ 機銃は一体成型のパーツで再現、銃口は開口しています
 ・ 機銃の銃身基部の「放熱筒」はエッチングパーツを巻いて作製します
 ・ 機銃は防塵カバーを付けた状態(軟質素材製パーツ)と、防塵カバーを付けていない状態とを選択して組み立てることができます
 ・ 「車長ハッチ」は別パーツ化しており、開閉状態を選択することができます
 ・ 「ペリスコープ」はクリアパーツ、カバー部分は成型色パーツで再現
 ・ ペリスコープカバーの扉は別パーツ化しており、開閉させることができます

【 車体上部 】
●舟形の車体を中心にフェンダーを左右に伸ばした「M60A2」の車体レイアウトを再現、車体表面部には装甲板の荒れを深めのモールドで再現しています

●車体上部は、前後に分割したパーツ構成
 ・ 後部となるエンジンデッキ部は、中央の膨らんだ部分を一体成型のパーツで再現、これにブロックごとに分割したエンジングリルを側部に取り付けて作製します
 ・ 3角形状となる各部のフックは個別にパーツ化
 ・ 「操縦手ハッチ」は別パーツ化しており、開閉状態を選択できます
 ・ 「前照灯ユニット」は前後に分割したパーツで再現で、前部はクリアパーツで再現しています

●フェンダーは、前後に分割したパーツで再現、前部のマッドフラップは別パーツとなります
 ・ フェンダー上の各「雑具箱」は、本体と蓋とで分割したパーツで再現、蓋のハンドルは別パーツ化しています
 ・ 「エアクリーナー」は箱組み状に各パネルを貼り合せて作製します

M60A2 パットンの商品画像

【 車体下部 】
●車体下部は、バスタブ状に一体成型となったパーツで再現
 ・ 「サスペンションアーム」の基部は2パーツで再現
 ・ 「サスペンションアーム」は個別にパーツ化、「トーションバー」部分も再現しています
 ・ 「ダンパー」「ショックアブソーバー」などを別パーツ化しています
 ・ 「転輪」は1枚を前後に分割したパーツで再現
 ・ 「起動輪」は前後方向に3分割したパーツで再現
 ・ 後部の「排気グリル」は左右の2パーツで再現
 ・ 「排気グリル」に装着する「延長排気管」が付属しています

●操縦席部分を再現、以下のパーツで構成しています
 ・ メーターパネル
 ・ 操縦席
 ・ 変速レバー
 ・ 各種ペダル
 ・ 操縦ハンドル
 ・ 消火器
 など

【 履 帯 】
●履帯は、接着及び塗装が可能な軟質素材によるベルト式履帯が付属しています
 ・ 履帯は、接地部分にハの字状の滑り止めパターンが付いた「T97E2」履帯を再現しています

●銃塔のビジョンブロック、各ペリスコープ、前照灯、サーチライトのガラス部などを再現したクリアパーツが付属
●砲塔バスケットのメッシュ、機銃の放熱筒などを再現したエッチングパーツが付属しています


【 「M60A2 主力戦車」の塗装とマーキング 】
●「M60A2」マーキングとして、アメリカ陸軍仕様となる2種類の塗装例が説明書にカラーで記載されており、車体番号、パーソナルマークなどを再現したデカールが付属しています


【 「M60A2 パットン」のパッケージ内容 】


 ・ M60A2 主力戦車 ×1
 ・ 金属製砲身 ×1
 ・ エッチングシート ×2
 ・ 軟質素材製パイプ ×1
 ・ 紐 ×1
 ・ デカールシート ×1
 ・ 組立て説明書 ×1


●2016年 一部新金型

AFV CLUB 1/35 AFV シリーズ 「M60A2 パットン」
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