チャーチル Mk.4 AVRE 戦闘工兵車
「チャーチル Mk.4 AVRE 戦闘工兵車 (プラモデル) (ドラゴン 1/72 ARMOR PRO (アーマープロ) No.7521 )」です
●第2次世界大戦時におけるイギリス軍の歩兵戦車「チャーチル Mk.4」の「AVRE(戦闘工兵車)」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●トーチカ破壊など陣地攻略の目的で、短射程ながらも絶大な破壊力を持った「290mm スピゴット臼砲」へと主砲を換装した「チャーチル Mk.4」の「AVRE」を再現、大口径の主砲を装備して迫力を増した姿を再現した内容となっています
●ドラゴン社製「チャーチル歩兵戦車 Mk.4 NA75」をベースとして、「チャーチル Mk.4 AVRE」を再現するために、主砲やスポンソンなどを新規パーツへと変更したバリエーションキットです
【 「チャーチル Mk.4 AVRE 戦闘工兵車」のキット概要 】
●ミニスケールに沿って、一体成型を多用したパーツ構成と、モールドを主体としたディテール再現によりパーツ数を抑えた内容
●「車長ハッチ」「装填手ハッチ」は開閉状態を選択可能
●車載工具類はパーツ上にモールド化して再現
●履帯は、「チャーチル戦車」用の「軽量型」履帯、接着及び塗装が可能なDS素材によるベルト式
●塗装例は、イギリス軍仕様2種、車体番号などを再現したデカールが付属
【 「チャーチル Mk.4 AVRE」について 】
●独仏戦以後、ヨーロッパ大陸から駆逐されたイギリス軍は、その後フランス沿岸部を中心に小部隊による奇襲作戦を実行、その集大成として大部隊を投入した強襲作戦と実施されたのが1942年8月の「ディエップ上陸作戦」でした
●この作戦は、ドイツ軍の頑強な抵抗を受けて失敗に終わりましたが、イギリス軍は多くの戦訓を獲得、敵の防御陣地が存在する海岸への上陸の際には、強力な火力と装甲を持った特殊車両が必要という結論が出ます
●当時のイギリス軍の最強戦車は歩兵戦車「チャーチル」であり、この「チャーチル」をベースとして工兵用の様々な特殊車両が開発されました
●この特殊車両は「AVRE 工兵支援車輌」と呼ばれ、車体側面に工兵機材用のアタッチメントを装備しており、必要に応じて「突撃橋」、軟弱地通過用の「カーペットレイヤー」、フレームの先に爆薬を付けた「ゴート」などを装備できるようになっていました
●この「AVRE」は、主砲を「290mm スピゴット臼砲」に換装、この砲は実用射程が70mと極めて短射程の砲でしたが、破壊力は強力で、敵の強固なトーチカなどを破壊できる能力を持っていました
・ 同砲は砲塔内から装填できず、砲身部を上方に折り曲げ、前方機銃手上面に設けられたスライドハッチから装填する方法となっていました
●「ノルマンディ上陸作戦」の際、「AVRE」は120両が参加、ドイツ軍の防御拠点の制圧や障害物の除去などに活躍し、イギリス軍の橋頭堡の拡大に大きく貢献しました
●「ノルマンディ上陸作戦後」も「AVRE」は各戦線で活躍、上陸作戦だけではなく、戦線の突破にも大きな働きを見せたのです
【 「チャーチル Mk.4 AVRE 戦闘工兵車」のキット内容について 】
●このイギリス軍の歩兵戦車「チャーチル Mk.4」の「AVRE(戦闘工兵車)」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ミニスケールに沿った省略や一体成型化によるパーツ構成、そして微細な彫刻をパーツ上に施したディテール再現で「チャーチル Mk.4 AVRE」を再現した内容となっています
●複雑な足周りも、転輪とサスペンションを一体で成型するなどパーツ数を抑え、モールドを主体としたディテール再現により全体のパーツ数も少なく、週末モデリングやコレクションに最適なキットです
●「チャーチル Mk.4 AVRE」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●鋳造製の「チャーチル Mk.4 AVRE」の砲塔形状を再現、スライド金型を使用して側面の視察口もモールド化して再現しています
●「290mm スピゴット臼砲」の砲身は左右に分割したパーツで再現
・ 「防盾」は一体成型のパーツで再現、「同軸機銃」は別パーツ化して再現しています
・ 「防盾」は、完成後も上下に可動させることができます
●砲塔は、上下に分割したパーツ構成
・ 「車長ハッチ」「装填手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択できます
・ 「直接照準器」「アンテナ基部」「ペリスコープ」などを別パーツ化して再現
・ 砲塔後部の「雑具箱」は一体成型のパーツで再現
【 車体上部 】
●履帯上部を大型のフェンダーで覆った「チャーチル Mk.4 AVRE」の車体上部レイアウトを再現、フェンダーのプレスパターンや各ハッチのラインなどを強弱を付けたモールドで再現しています
●車体上部は、戦闘室前面、中央部、エンジンデッキ部の3つのブロックに分割しています
・ 戦闘室前面パーツには、「前方機銃マウント」、操縦手用の「視察ハッチ」をモールドで再現
・ 中央部には「フェンダー」を一体成型化しています
・ 「車載工具類」「牽引ワイヤー」はパーツ上にモールド化して再現
・ 車体後部の「予備履帯」は別パーツ化しています
・ 車体前部の「アタッチメント」はスポンソン部に一体成型化、後部の「アタッチメント」はそれぞれ4パーツに分割して再現しています
【 車体下部 】
●車体下部はバスタブ状に一体成型となったパーツで再現
・ サスペンション部は表・裏に分割したパーツで再現、「転輪」を一体成型化しています
・ 「起動輪」「誘導輪」は表・裏に分割したパーツで再現
【 履 帯 】
●履帯は、形状が台形となる「チャーチル戦車」用「軽量型」履帯を再現しています
・ 履帯は、接着及び塗装が可能なDS素材によるベルト式履帯となっています
【 「チャーチル Mk.4 AVRE」の塗装とマーキング 】
●「チャーチル Mk.4 AVRE」のマーキングとして、イギリス軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第5突撃旅団 (ノルマンディ / 1944年6月)
・ 第6突撃連隊 (フランス / 1944年)
●説明書の塗装例に基づく、部隊マーク、車両番号、車台番号などを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ製
●パーツ数 : 70点
【 「チャーチル Mk.4 AVRE 戦闘工兵車」のパッケージ内容 】
・ チャーチル Mk.4 AVRE ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2016年 一部新金型