ソ連 T-34 火炎放射戦車 FOG-1搭載型
「ソ連 T-34 火炎放射戦車 FOG-1搭載型 (プラモデル) (ユニモデル 1/72 AFVキット No.441 )」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の中戦車「T-34/76」の「1941年型」に「FOG-1 火炎放射装置」搭載した試作車輌を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●近接歩兵戦闘対策用に「火炎放射装置FOG-1」を車体後部へと搭載した「T-34/76」の「1941年型」を再現、左右両側にボックスを設けた特異な姿を再現した内容となっています
【 「ソ連 T-34 火炎放射戦車 FOG-1搭載型」のキット概要 】
●ユニモデルの従来フォーマットを踏襲、細分化したパーツとエッチング、レジンパーツを交えたパーツ構成
●各乗員ハッチは開閉状態を選択可能
●後部エンジングリルは、エッチング製の異物混入防止ネットを上部に貼って作製
●火炎放射装置はレジン製パーツで再現
●転輪のゴムの部分な軟質素材製パーツ
●履帯は「M41履帯」、プラスチック製パーツによる一部連結式
●塗装例は、ソ連軍仕様1種、国籍マークなどを再現したデカールが付属
【 「FOG-1 火炎放射装置」について 】
●1930年代初めになるとソ連は世界で一番多くの戦車を保有する戦車大国となり、その後も戦車の数は増え続けていきました
●ソ連軍内では、この戦車の運用について様々な戦術の研究を進めており、焦点のひとつになったのが対歩兵戦闘でした
●戦車は、厚い防御力を備えているものの、戦車単独で敵陣地を制圧することはできず、敵の制圧には歩兵を伴って行動する必要があります
●逆に言えば、戦車単独で敵陣地へと進入するのは自殺行為に等しく、死角が多く、自車の周囲の状況をほとんど掴むことができない戦車にとって、近接戦闘を挑んでくる歩兵に対する有効な対抗手段はありませんでした
●もちろん、味方の歩兵が随伴していればこのような戦車の欠点をフォローすることができますが、敵の砲火によって戦車と歩兵とが分離してしまうことも多く、近接戦闘に対抗する戦車固有の装備としてソ連軍が開発したのが「FOG-1 火炎放射装置」です
●「FOG-1 火炎放射装置」は、わずかな間でしか火炎を放射することができませんでしたが、戦車に迫ろうとする歩兵にとってとても脅威となる装備でした
●ソ連軍は、この「FOG-1 火炎放射装置」を搭載した「T-34/76」を2両製作、「FOG-1 火炎放射装置」を5基収めたボックスを車体の両側に装備しているのが特徴です
●この「T-34/76」の「FOG-1 火炎放射装置」は、様々な試験を受けましたが、メリットよりも可燃物を積載するリスクの方が大きく、本格的な運用は見送られています
【 「ソ連 T-34 火炎放射戦車 FOG-1搭載型」のキット内容について 】
●このソ連軍の中戦車「T-34/76」の「1941年型」に「FOG-1 火炎放射装置」を搭載した試作車輌を再現したプラスチックモデル組立キットです
●細分化したパーツと、エッチング、レジンパーツを交じえたマルチマテリアルなパーツ構成で、「T-34/76 1941年型 火炎放射装置 FOG-1搭載型」の細部再現に重きを置いた内容となっています
●「T-34/76 1941年型 火炎放射装置 FOG-1搭載型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●「F-34 41.6口径 76.2mm戦車砲」の砲身は一体成型のパーツで再現
・ 「防盾」は一体成型のパーツ、「駐退機カバー」は左右に分割したパーツで再現
・ 「防盾」は、完成後も上下に可動させることができます
●砲塔は、左右及び天板に分割した3パーツで構成
・ 「上部ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 「ペリスコープ」「ベンチレーター」はモールドで再現
【 車体上部 】
●車体上部は、一体成型となったパーツで再現、スポンソン底部や前後のフェンダーは別パーツとなっています
・ 「操縦手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択できます
・ 「前方機銃」は、機銃本体とエッチングによるマウント部の2パーツに分割して再現
・ 後部のエンジングリルは、上部にエッチング製の異物混入防止ネットを取り付けて再現します
・ 「牽引フック」「アンテナマウント」「前照灯」を別パーツ化
・ 「排気管」は、排気管本体と装甲カバーの2パーツで再現
●「FOG-1 火炎放射装置」は一体成型となったレジン製パーツで再現しています
【 車体下部 】
●車体下部は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 「サスペンションアーム」を別パーツ化
・ 「起動輪」「誘導輪」は表・裏に分割したパーツで再現
・ 「転輪」は、ホイール部とゴムの部分とに分割しており、ゴムの部分は軟質素材となっています
【 履 帯 】
●履帯は、接地部中央にセンターガイド用の穴が開いた「M41」型履帯を再現しています
・ 履帯は、プラスチック製パーツ、一部連結式の履帯になっています
・上下の直線部は繋がった状態、前後の曲線部は履板1枚ずつに分割したパーツで再現しています
●後部エンジングリルの異物混入防止ネットなどを再現したエッチングパーツが付属しています
【 「T-34/76 1941年型 火炎放射装置 FOG-1搭載型」の塗装とマーキング 】
●「T-34/76」のマーキングとして、ソ連軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されており、国籍マーク、スローガン、車両番号などを再現したデカールが付属しています
【 「ソ連 T-34 火炎放射戦車 FOG-1搭載型」のパッケージ内容 】
・ T-34/76 1941年型 火炎放射装置 FOG-1搭載型 ×1
・ レジン製パーツ ×2
・ エッチングシート ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1