九六艦戦 赤城戦闘機隊
「九六艦戦 赤城戦闘機隊 (プラモデル) (SWEET 1/144スケールキット No.041 )」です
●日中戦争から太平洋戦争初期にかけて日本海軍の艦上戦闘機として運用された「96式艦上戦闘機」を1/144スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。
●SWEET製「九六艦戦 千歳航空隊」をベースにしたデカール替えバリエーションキット。
●本キットは最新の資料考証に基づき、今まであまり知られていなかった「航空母艦 赤城戦闘機隊」所属の「96式艦上戦闘機」の色鮮やかな機体塗装6種を再現可能にした内容となっています。
・ 「下田信夫」氏が航空母艦 赤城上空を飛翔するカラフルな九六艦戦を描いた、イラストパッケージとなっています。
●「寿41型 エンジン」を搭載し3翔タイプのプロペラを装備、「96式艦上戦闘機」シリーズ中、最大の生産機数となった「96式4号艦上戦闘機」を再現しています。
●「96式艦上戦闘機」の機体パーツを2機分セットしています。
●デカールのプリントはカルトグラフ製。
●同社「零戦21型 赤城戦闘機隊」と共に並べて、「九六艦戦」と「零戦21型」の各年代ごとの機体塗装を比較して楽しんで下さい。
■ 航空母艦 赤城 戦闘機隊 の96式艦上戦闘機 について
●太平洋戦争の緒戦、第1航空艦隊の旗艦として「零式艦上戦闘機」を搭載して真珠湾攻撃で活躍した「空母 赤城(あかぎ)」。
●これより少し前の昭和14(1939)年から昭和16(1941)年の前半までの期間は主力戦闘機として「九六式艦上戦闘機」を搭載していました。
●昭和11(1936)年、世界最初の単葉艦上戦闘機として登場した「九六艦戦」は、誕生後も改良を加え最終量産型の「九六式四号艦上戦闘機」として、より完成した戦闘機となり陸上基地部隊や航空母艦に配備されていました。
●「九六艦戦」は「空母 赤城」に搭載されていたの2年半の期間中に、機体に記入される呼称番号(部隊記号)を3回変更しています。
・ 昭和14年から15年に「第1艦隊 第1航空戦隊」に所属した「赤城搭載機」には、黄色にて「K」の区別記号を使用しています。
・ また、戦艦部隊と連携行動を取る「第1艦隊」所属機には、機首から胴体後端まで幅約30cmの「黄色」または「赤色」の帯を記入しています。
・ 昭和16年始めから4月頃までは白色で「V」の区別文字を使用、「九六艦戦」には尾部に赤帯を2本記入しています。
・ 昭和16年4月からは赤色で「A」の区別文字に変更されましたが、尾部に赤い保安塗装のある「96艦戦」には呼称番号を白色で記入しています。
【 九六艦戦 赤城戦闘機隊 (SWEET 1/144スケールキット No.41) プラモデルの内容 】
●この「航空母艦 赤城」に搭載されていた「96式艦上戦闘機」を再現したプラスチックモデル組立キットです。
●SWEET社のリサーチ力と実機への深い造詣、そして精度の高い成型技術を用いて「96式艦上戦闘機」を再現、機体のフォルムを小さなサイズに違和感なく収めながら、1/144のスケールに沿ってパネルラインや動翼のラインなどを精緻な表現で再現した内容となっています。
●ミニスケールながらパーツ表面の彫刻、ディテール表現は「96式艦上戦闘機」の特徴を良く捉え、極めてシャープなモールドで再現、パーツ構成は組み立てが苦にならないよう点数を抑えたパーツ数となっており、手のひらに収まるサイズで「96式艦上戦闘機」の精巧な「ミニチュア」の姿を気軽に楽しむことができます。
●「96式艦上戦闘機」の機体パーツを2機分セットしています。
■ 九六艦戦 赤城戦闘機隊 のパーツ構成
■ 機体胴体
●「96式艦上戦闘機」の機体胴体は左右に分割したパーツ構成、エンジンカウリング部、主翼部は別ブロック化しています。
・ 機体全体には、パネルラインなどをスケール感に沿った繊細かつシャープな彫刻で再現しています。
・ 垂直尾翼は胴体左側パーツと一体成型化しており、胴体パーツは垂直尾翼の付け根ラインで分割しています。
・ 胴体前部の機銃カバー部を別パーツ化、機銃口を凹ライン化して再現しています。
・ 尾脚と着艦フックは別パーツ化して再現しています。
■ カウリング
●カウリング部は上下に分割したパーツ構成、カウル下部の排気管は別パーツ化しています。
・ カウリング部には、照準用の凹みも再現しています。
・ カウルフラップは凹ラインの彫刻で再現。
・ カウル内部の「寿41型エンジン」は別パーツ化して再現、カウリング前部から見える範囲の「寿41型エンジン」のシリンダーやパイプ、ギヤケースなどを非常に繊細な彫刻で再現しています。
●プロペラは、一体成型のパーツで再現。
・ プロペラブレードはピッチの入った状態で再現しています。
・ プロペラは「寿41型エンジン」の後部のキャップ状のパーツへと接着、完成後も回転させることが可能です。
■ 主翼・尾翼
●主翼は一体成型のパーツで再現しています。
・ 動翼の分割ラインは、パネルラインとは異なる奥行きのある彫刻で再現しています。
・ 動翼自体のならだかなラインもスケールに沿った表現で再現しています。
●水平尾翼は一体成のパーツで再現
・ 昇降舵部分は、パネルラインとは異なる深めのタッチの彫刻で再現しています。
・ 昇降舵表面のなだらかなラインもスケールに沿った表現で再現しています。
■ 脚
●主脚部は、スパッツも含めた一体成型のパーツで再現しています。
■ コクピット
●キャノピーは、1ピースのクリアパーツで再現しています。
・ キャノピー枠はクリアパーツ上に繊細な凸モールドで再現しています。
・ コクピット内部はフロアパネルと座席を再現、座席は別パーツ化しています。
・ コクピット前方の照準器と、後方に設置するアンテナは別パーツ化して再現、アンテナは装着の有無を選択することができます。
■ 兵装類
●「96式艦上戦闘機」の機外兵装として
・ 落下式増槽 ×1
が付属、装着の有無を選択できます。
【 九六艦戦 赤城戦闘機隊 (SWEET 1/144スケールキット No.41) 塗装及びマーキング 】
●組立説明書に「赤城戦闘機隊」所属機6種の機体マーキング例をカラーで記載しており、このうち2種を選択して再現することが可能です。
・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー / ガイアカラー)。
・「九六艦戦」の機体各部に使う塗料の種類は、組立説明書内の各組立工程中にて指示しています。
●「九六艦戦 赤城戦闘機隊」のマーキング及び塗装例として
・ 赤城戦闘機隊 (機体番号 K-107) 昭和15年初め
・ 赤城戦闘機隊 (機体番号 V-101) 昭和16年初め 長崎県 大村基地
・ 赤城戦闘機隊 (機体番号 AI-152) 報国-422 帝国毛麻号 昭和16年5月頃 鹿児島県 鹿屋基地
・ 赤城戦闘機隊 (機体番号 K-103) 昭和15年初め
・ 赤城戦闘機隊 (機体番号 V-116) 昭和16年初め 長崎県 大村基地
●国籍マーク、胴体に記された識別帯、機体番号、機体標識、主翼の表示線、プロペラの表示線、注意表示などを再現したデカールが付属しています。
●デカールのプリントはカルトグラフ社製です。
●同社「零戦21型 赤城戦闘機隊」と共に並べて、「九六艦戦」と「零戦21型」の各年代ごとの機体塗装を比較して楽しんで下さい。
【 九六艦戦 千歳航空隊 (SWEET 1/144スケールキット No.34) パッケージ内容 】
・ 96式艦上戦闘機 ×2
・ クリアーランナー ×2
・ デカールシート (6種2機分) ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2018年 バリエーション
【 三菱 96式艦上戦闘機 について 】
●1920年代から1930年代にかけて航空機技術の躍進は目覚しいものがあり、速度、航続距離、積載力、そして攻撃力など、全ての能力が向上していく時代でした。
●また、1930年代前半になると、第1次世界大戦時から続いていた羽布張りの複葉機に代わり、全金属製で低翼単葉の機体が登場するようになります。
●日本海軍では、この1930年代に羽布張りの複葉機「90式艦上戦闘機」や「95式艦上戦闘機」などを運用意していましたが、欧米では高速性能を重視した低翼単葉の機体の運用が始まっていたため、これらの機体が早々に旧式化してしまうのは明らかなことでした。
●そこで、日本海軍では「95式艦上戦闘機」の後継機となる低翼単葉の機体の開発を「三菱航空機」社と「中島飛行機」社の2社に発注します。
●「三菱航空機」は、後に「零式艦上戦闘機」を生み出す「堀越二郎」技師を中心にして「9試単座戦闘機」を開発、この機体をベースに改良したのが「96式艦上戦闘機」として1936年に制式化されました。
・ 「96式艦上戦闘機」では、日本海軍初となる全金属製の機体構造を採用、表面のパネルの接合には空気抵抗を減らすために枕頭鋲を用いています。