帝国海軍 航空母艦 総ざらい
「帝国海軍 航空母艦 総ざらい (本) (モデルアート 総ざらいシリーズ No.891 )」です
●1/700スケールにおける帝国海軍の航空母艦の変遷及び搭載艦載機を中心とした資料集及び模型解説集です【 「帝国海軍 航空母艦 総ざらい」について 】
■兵装強化の様子から搭載機の変遷や色までがここに集約!
●太平洋戦争においては、従来の砲撃及び雷撃を主体とする水上艦艇同士の戦いではなく、艦載機を用いる航空母艦がその戦いの主役となりました
●なぜなら、昼間の海戦時、敵味方の艦が互いに高速移動する中で戦艦を始めとする戦闘艦からの砲雷撃を命中させることは難しい反面、航空機による爆撃、雷撃は戦闘艦からの攻撃よりも高い命中率を挙げることができたからです
●しかし、極端に言えば航空母艦は航空機を戦場へと送り出すための艦にしか過ぎず、航空母艦の能力は搭載する航空隊の戦力に左右されました
●帝国海軍は、空母「赤城」を筆頭とする「加賀」「飛龍」「蒼龍」の4大空母を中心に、他国にさきがけていちはやく空母攻撃隊を編成、厳しい訓練を積み重ねてきた空母所属の航空隊は、太平洋戦争の緒戦、まさに無敵と言える活躍をします
●戦争後期になると、戦時時生産型となる「雲龍型」や、装甲空母「大鳳」「信濃」、改造空母である「千歳型」などが竣工しましたが、消耗戦となった南太平洋の戦いに航空隊が引き抜かれてしまい、航空母艦としての能力が最大限発揮できないという事態になったのです
●1/700スケールを中心とした艦船モデルでは、空母艦載機は艦の添え物的に捉えられている場合が多いのも事実ですが、航空母艦に欠かせない存在であり、飛行甲板に艦載機が並んでいる姿は航空母艦の魅力でもあり、その本質を捉えたものでもあります
●本号では、モデルアート「帝国海軍 総ざらい」シリーズの第2弾として航空母艦をピックアップ、帝国海軍の航空母艦各型の形状の変遷や兵装の装備状況などを、線画イラストなどを交えて分かり易く紹介します
●後半では、前述のように航空母艦のポイントながらも、あまり語られることが少なかった搭載艦載機を総合的に詳しく解説、航空母艦を製作する際や、別売の艦載機を利用する際などの参考となることでしょう
●また、模型製作の章では、航空母艦キットの製作上の最大の焦点となる飛行甲板の表現方法や塗装方法を中心に収録、様々なスタンスによる作例を掲載し、その方法を個々のモデラーに提案します
●帝国海軍の航空母艦の総括本として、資料と製作法とが収録された模型製作に役立つ一冊となっています【 「帝国海軍 航空母艦 総ざらい」の内容目次 】
●第1章 航空母艦の艦型別解説
・ 航空母艦 「鳳翔」
・ 航空母艦 「赤城」
・ 航空母艦 「加賀」
・ 航空母艦 「龍驤」
・ 航空母艦 「蒼龍」
・ 航空母艦 「飛龍」
・ 飛鷹型航空母艦 「飛鷹」
・ 飛鷹型航空母艦 「隼鷹」
・ 翔鶴型航空母艦 「翔鶴」
・ 翔鶴型航空母艦 「瑞鶴」
・ 祥鳳型航空母艦 「祥鳳」
・ 祥鳳航空母艦 「瑞鳳」
・ 航空母艦 「龍鳳」
・ 千歳型航空母艦 「千歳」
・ 千歳型航空母艦 「千代田」
・ 大鷹型航空母艦 「大鷹」
・ 大鷹型航空母艦 「雲鷹」
・ 大鷹型航空母艦 「冲鷹」
・ 航空母艦 「海鷹」
・ 航空母艦 「大鳳」
・ 航空母艦 「信濃」
・ 航空母艦 「神鷹」
・ 雲龍型航空母艦 「雲龍」
・ 雲龍型航空母艦 「天城」
・ 雲龍型航空母艦 「葛城」
●第2章 プラキットの製作術
・ 帝国海軍航空母艦1/700プラキット総合ガイド
・ フジミ1/700日本海軍航空母艦「赤城」
・ アオシマ1/700日本海軍航空母艦「蒼龍」1941
・ 木甲板を細かく塗り分けて精密感を演出する
・ 汎用素材を加工してロープやマントレットを作る
・ タミヤ1/700日本航空母艦「隼鷹」
・ 市販の木目調シートを使い木甲板を表現する
・ 分割されている木甲板を上手く継ぎ合わせる
・ スポンソン支柱を薄くしてスケール感を高める
・ エッチング甲板を組む際に知っておきたいポイント
・ エッチング甲板をマスキングして仕上げる
・ 船体の塗装で魅せるには?
●第3章 航空母艦の艦載機
・ 10式艦上戦闘機
・ 90式艦上戦闘機
・ 95式艦上戦闘機
・ 96式艦上戦闘機
・ 零式艦上戦闘機
・ 局地戦闘機 紫電改
・ 17試艦上戦闘機 烈風
・ 13式艦上攻撃機
・ 92式艦上攻撃機
・ 96式艦上攻撃機
・ 97式艦上攻撃機
・ 艦上攻撃機 天山
・ 艦上攻撃機 流星
・ 96式艦上爆撃機
・ 99式艦上爆撃機
・ 艦上爆撃機 彗星
・ 艦上偵察機 彩雲
・ 特別攻撃機 桜花
・ 日本海軍艦載機1/700別売キット内容一覧
・ 「赤城」「加賀」歴代搭載機の変遷と外面塗粧
・ 「蒼龍」「飛龍」「雲龍」型歴代搭載機の変遷と外面塗粧【 「帝国海軍 航空母艦 総ざらい」の内容について 】
■第1章 航空母艦の艦型別解説
・ 各航空母艦の変遷を図面と写真を交えて解説します
・ 各航空母艦の建造経緯と戦歴も紹介
■第2章 プラキットの製作術(ページ)
●帝国海軍航空母艦1/700プラキット総合ガイド
・ 現在発売されている1/700スケールの帝国海軍の航空母艦のキットを、パッケージの写真を交えて紹介します
●精密ディテールのキットを効率良くグレードアップ
・ 「日本海軍 航空母艦 赤城」 (フジミ 1/700)
●一度完成させた後に手を加えて進化させる
・ 「日本航空母艦 蒼龍 (そうりゅう) 1941」 (アオシマ 1/700)
●木甲板を細かく塗り分けて精密感を演出する
・ マスキングテープを使用した木甲板の細かな塗り分け方法を紹介
●汎用素材を加工してロープやマントレットを作る
・ 様々な素材を利用した航空母艦のディテールアップの方法を写真を交えて解説します
●木目調シールを用いて木甲板を表現する
・ 「日本航空母艦 隼鷹 (じゅんよう)」 (タミヤ 1/700)
●市販の木目調シートを使い木甲板を表現する
・ DIY店などで販売されている木目調シートを使用した木甲板表現の方法を途中写真を交えて解説します
●分割されている木甲板を上手く継ぎ合わせる
・ キットの飛行甲板の接続方法を紹介
●スポンソン支柱を薄くしてスケール感を高める
・ スポンソン下部の支柱をプラバンに変更する製作法を解説します
●エッチング甲板を組む際に知っておきたいポイント
・ 飛行甲板を再現した広い面積のエッチングパーツの接着方法を解説
●エッチング甲板をマスキングして仕上げる
・ マスキングによる飛行甲板の表示線の塗装方法を紹介
●船体の塗装で魅せるには?
・ 陰影とウェザリングによる塗装方法を紹介します
■第3章 航空母艦の艦載機
●航空母艦の艦載機
・ 帝国海軍が運用した航空母艦用の艦載機を、実機の写真、諸元、キットパーツの写真を交えて解説します
●日本海軍艦載機1/700別売キット内容一覧
・ 1/700の別売艦載機キットを表形式で紹介、艦載機内容、成型色、デカールの内容などが記載されています
●「赤城」「加賀」歴代搭載機の変遷と外面塗粧
・ 航空母艦「赤城」と「加賀」に搭載されていた各艦載機の塗装とマーキングをイラストを交えて解説します
●「蒼龍」「飛龍」「雲龍」型歴代搭載機の変遷と外面塗粧
・ 航空母艦「蒼龍」「飛龍」「雲龍型」に搭載されていた各艦載機(「雲龍型」は搭載予定)の塗装とマーキングをイラストを交えて解説します【 「帝国海軍 航空母艦 総ざらい」の奥付 】
●版型 : B5版 / ソフトカバー
●全136ページ / カラー76ページ
●発行日 : 2014年4月10日
●ISBNコード : 4910087340448