ソビエト KV-2 重戦車 (プラモデル)トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.00312 スケール:1/35
|
||||||||||||
「ソビエト KV-2 重戦車 プラモデル (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.00312 )」です●「ソビエト KV-2 重戦車」です ●第2次世界大戦時におけるソ連軍の重戦車「KV-2」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●強靭な防御力と大口径砲の威力で、ドイツ軍から「怪物」と呼ばれた重戦車「KV-2」を再現、そそり立つ壁のような背の高い箱型の砲塔を備えた迫力あるフォルムを再現した内容となっています 【 「KV-2」について 】●1939年、ポーランドは独ソ2ヶ国によって分割され、西側諸国がドイツの動向に注目する中、ソ連はその世界的混乱に乗じてフィンランドに無理難題を要求、それが拒否されると軍事侵攻を開始します ●圧倒的な軍事力を背景にソ連軍は進撃を繰り広げますが、フィンランド兵の粘り強い抵抗と、地形を利用した戦術により苦戦、特に森林に覆われた防御ラインでは、物量と人海戦術で挑むソ連軍でも攻略することは難しく、いたずらに損害を増やして行きました ●そのため、重装甲を持ち、大口径砲を装備した攻城戦用の車輌の開発が要求されました ●この車両のベースとして、フィンランド戦において実戦テストを受けて制式化されたばかりの重戦車「KV-1」が選ばれ、「20口径 152mm榴弾砲 M10」を装備する砲塔を載せた「KV-2」の試作車が急遽製作されます ●この「KV-2」の試作車輌はフィンランド戦に参加、その強靭な装甲と主砲の威力により活躍し、同車の有効性を証明しました ●1941年に独ソ戦が開始されると、「KV-2」も戦線に投入、その主砲の火力と防御力はドイツ戦車とは全く次元が異なっており、ドイツ軍将兵からは「化け物」として恐れられる存在となります ●特に、ドイツ第6戦車師団の戦域に投入された1両の「KV-2」は、戦線後方まで進出して補給路である1本の街道を占拠、多くのドイツ軍トラックを破壊し続けました ●これに対処するたにドイツ軍は対戦車砲を投入しますが、返り討ちにあい、次にドイツ軍は戦場の救世主的な存在であった「88mm高射砲」による射撃を試みます ●ところが、これも反撃にあって1門が撃破、「88mm高射砲」側も「KV-2」に多数の命中弾を与えましたが撃破できず、最後は戦闘工兵による肉薄攻撃によりようやく止めを刺したのでした ●この出来事は、「KV-2」の強力さを示すものであり、同車は「街道上の怪物」として有名な存在となります ●しかし、「KV-2」を運用しているソ連軍の評価はあまり芳しいものではなく、独ソ戦はフィンランドとの戦いのような陣地戦とは違って機動戦であったため機動性の低さが用兵上から致命的な欠陥となりました ●「KV-1」自体がその大重量により、トランスミッションへの大きな負担で機動性や機械的信頼感に乏しい上に、それに「KV-2」の更なる重い砲塔を載せたことから機動性能が悪化しました ●更に、傾斜地で運用すると砲塔が回せなくなるなど大重量の砲塔は不評であり、機械的な故障も多発、放棄される例が続発します ●また、ソ連軍の用兵自体も良くないもので、通常の戦車として他の戦車と共に戦線に投入される例が後を絶たず、多くの「KV-2」が戦場において孤立して撃破や放棄されてしまうという事態を招いてしましました ●このことから、「KV-2」の生産は独ソ戦の開始後、暫くして停止され、結局同車の生産数は200両程度で、その後も後継車輌が開発されることはありませんでした ●ただし、大口径の主砲を搭載するということの有効性は認められ、1943年には突撃砲形式に「152mm榴弾砲」を搭載した「SU-152」が登場しています 【 「ソビエト KV-2 重戦車」のキット内容について 】●このソ連軍の重戦車「KV-2」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●トランペッター社の「KV-1」シリーズのパーツ構成を踏襲して「KV-2」を再現、装甲の荒れや各部の溶接跡、装甲の切断面などソ連軍の重戦車としての同車のポイントを捉えながら、各部のディテールが強弱をつけたモールドで雰囲気良く表現されており、同社の1/35シリーズにおける屈指の名作キットです ●また、全体のパーツ数は抑えられ、履帯も一部連結式とベルト式とが用意されており、戦車模型初心者からベテランユーザーに至るまで「KV-2」の魅力を十分に楽しむことができる内容となっています ●「KV-2」は、「砲塔」「車体」、左右「フェンダー」の4ブロックで構成されています 【 砲 塔 】 ●角型の砲塔形状をスライド式金型で再現、溶接跡や装甲板の切断面、砲塔前後のリング状のパターンなどがモールドされています ●「20口径 152mm榴弾砲 M10」の砲身は左右分割式で、砲口部分は別パーツです ・ 防盾は3パーツで構成 ・ 防盾(砲身)は、完成後も上下可動式とすることができます ●砲塔は上下分割式で、前部パネルは別パーツとなっています ・ 上部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 後部ハッチは別パーツで、開閉可動式です ・ ペリスコープ、視察装置がパーツ化 ・ 後部の機銃マウントは2パーツで構成され、機銃本体は別パーツです 【 車 体 】 ●車体は、各部の溶接跡が再現されており、エンジンデッキのボルトなど、重戦車としての雰囲気が表現されています ・ エンジングリルのメッシュ部分はプラパーツですが、彫刻自体は立体的でシャープな仕上がりとなっています ●車体は、バスタブ式に成型された車体下部パーツに、各パネルを貼り付ける構成となっています ・ サスペンションアーム、ダンパーは別パーツです ・ 操縦手ハッチ、後部の円形の点検ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ エンジン点検ハッチ、エンジングリル部は別パーツです ・ 排気マフラーは、先端部が開口処理されています ・ 各パネルの吊り下げリング用の基部がパーツ化 ・ 前照灯のガラス部と尾灯はクリアーパーツです ・ 前方の視察ハッチ、ホーンがパーツ化 ・ 前方機銃のマウントは2パーツで構成され、機銃本体は別パーツです ・ 前方機銃下部の防弾板がパーツ化、下部には溶接跡が再現されています 【 フェンダー 】 ●フェンダーは、先端部に向かって緩やかな傾斜を付けることによりその薄さを表現、フェンダー裏側の構造も再現されています ●フェンダーは一体成型され、上部のフェンダー支持架は別パーツとなっています ・ 後部の収納箱(×3)が付属、スライド金型を使用した一体成型により側面のディテールも表現されています 【 履 帯 】 ●履帯は、一部連結式履帯とベルト式履帯とが付属しており、選択して使用します ・ 一部連結式履帯は上下の直線部は繋がった状態、前後の曲線部は1枚ずつが分割されたパーツとなっており、繋がった状態のパーツには上部転輪による弛みが表現されています ・ ベルト式履帯は、接着及び塗装が可能な素材となっています ・ 履帯は、「KV-1」及び「KV-2」用の「650mm 重量型履帯」が再現されており、モデルカステン製「KV-1/2型戦車用履帯 (可動式)」がこれに対応しています ●牽引ワイヤーは、アイの部分がプラパーツ、ワイヤー本体は付属の銅製ワイヤー使用します ●前照灯のガラス部、尾灯を再現するクリアーパーツが付属 【 塗装とマーキング 】 ●「KV-2」のマーキングとして、ソ連軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されており、塗装例に基づくスローガンなどを再現したデカールが付属しています ●2005年 一部新金型
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
|
|
|||||||||||