日本戦艦 陸奥 (プラモデル)アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.116 スケール:1/700
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「日本戦艦 陸奥 プラモデル (アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.116 )」です●太平洋戦争時における帝国海軍の戦艦「長門型」の2番艦「陸奥」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●大艦巨砲主義が当然だった1920年代から太平洋戦争時にかけて、帝国海軍の艦艇としては最も大きな主砲を搭載し、国民から絶大な人気を集めた戦艦「陸奥」を再現、日本戦艦特有の積み上げ式の艦橋と、先鋭的な艦首デザイン、迫力の主砲などその威厳在る姿を表現した内容となっています ●対空機銃が増強されていない太平洋戦争開戦時から1942年頃の姿が再現されています 【 「戦艦 陸奥」について 】●帝国海軍は、日清、日露戦争、そして第1次世界大戦で勝利すると次なる戦場は広大な太平洋として軍備拡張計画「88艦隊」を立案します ●この「88艦隊」は、8隻の巡洋戦艦と8隻の戦艦を新たに建造することが軸となり、それを支援する様々な艦艇の建造をも含む計画であり、その新たなる艦の維持費だけでも当時の海軍予算全てを必要とするという途方も無いものでした ●戦艦「長門型」は、この「88艦隊」計画に基づく最初の戦艦であり、当時としては最大の口径を誇る「40cm砲」を8門搭載、速力も巡洋戦艦クラスの26.5ノットと高速(当時の戦艦の最高速度は20ノット強)で、これまでに培われてきた日本の建艦技術の粋を結集したものでした ●1番艦たる「長門」は1917年、2番艦の「陸奥」は1918年に建造が開始されています ●しかし、このような軍備拡張計画は各国の海軍力の増強に拍車を掛けるようになり、特に第1次世界大戦で疲弊したヨーロッパ諸国では耐え難く、これを受けて1922年にワシントン軍縮会議が締結されました ・ 「88艦隊」計画自体が国力を無視した無謀とも言うべき計画であり、日本政府にとってもこの軍縮条約は必要なものでした ●ワシントン軍縮会議の結果、各国の主力艦の隻数制限が決定され、未成艦は廃棄もしくは他の艦種への変更することとなりました ●この時点において、「長門」は竣工していたものの、「陸奥」は85%程度の完成状況であったため、海軍は急ピッチで建造を急ぎ、削減対象とはならないよう様々な努力をした結果、なんとか保有を認められます ●ワシントン軍縮条約締結後、40cm砲を装備しているのは「長門」「陸奥」、アメリカ海軍の「コロラド」型3隻、イギリス海軍の「ロドネイ」型2隻の合計7隻となり、これらの戦艦は最強艦として「ビック・セブン」と呼ばれました ●しかし、当時の建造技術は急速に発展しており、竣工後まもない1924年と1926年に小規模な改装が行われ、1934年から1936年にかけて大規模な近代化改装が実施されます ●1924年、1926年の改装においては、第1煙突を屈曲形状へと変更、大規模改装時には煙突は1本となり、船体側部にバルジを増設、主砲塔は軍縮条約により廃艦となった「加賀」「土佐」の新型主砲塔へと換装が行われます ●また、艦橋構造物には、各種艦橋設備、指揮所などが大幅に増設され、この積み上げ式の艦橋の形状が日本の戦艦を象徴する姿となっています ●戦艦「陸奥」は「長門」と並び、当時の帝国海軍の艦艇の中では最強とされ、まだ大艦巨砲主義が常識化していた国民の間では絶大な人気を誇りました ・ 「長門」を大幅に凌ぐ能力を持つ戦艦「大和型」は、国民へは完全に秘密とされ、その存在を知る人はほとんどいませんでした ●1941年12月、太平洋戦争が開戦、真珠湾攻撃によりその航空戦力による打撃力の強大さを世界に知らしめた帝国海軍でしたが、艦隊決戦によって戦争の雌雄を決定付けるという思想は帝国海軍内で根強いものがありました ●このため、「陸奥」と「長門」は艦隊決戦用として内地において温存、太平洋戦争開戦後に竣工した戦艦「大和」「武蔵」も同様に扱われています ●帝国海軍の戦艦戦力の中核となる「長門型」と「大和型」は、ミッドウェー海戦などに参加したものの、あくまでも決戦に備えての最終兵器としての存在として後方に控え、ソロモン海域において日米が死闘を繰り広げていた時期もその後方基地であるトラック島に留まっていました ●戦艦「陸奥」も第2次ソロモン海戦において出撃するも、戦闘に参加することはなく帰還、その後は内地で待機する日々を過ごします ●ところが1943年6月、広島湾沖の桂島泊地で停泊中、第3主砲塔から大爆発が発生、船体は真っ二つに切り裂かれて瞬時に沈没、あっけない最期を遂げたのです 【 「日本戦艦 陸奥」のキット内容について 】●この帝国海軍の戦艦「陸奥」を再現したプラスチック組立てキットです ●1/700という統一スケールによるコレクション性を重視したウォーターラインシリーズとして作りやすさを考慮しながら、パーツ分割やパーツ上に施されたモールドによるディテール表現も重視されており、艦橋や煙突部などの細かな造りが積み重なった日本の戦艦が持つ特有の雰囲気を表現した内容となっています ●太平洋戦争開戦後、「陸奥」は対空兵装の強化を中心とした改装が行われており、キットは対空機銃が増強が行われていない、戦争開戦時から1942年頃の姿が再現されています ●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルです ●「陸奥」の船体部は上下分割のパーツで構成、これに「上甲板」「上部構造物」「各艤装類」を取り付ける構成となっています ●船体部には、船首楼甲板の後部、上甲板が一体に成型され、舷側の舷窓、アンカーレセスなどは繊細な彫刻で再現、バルジ部分も再現されています ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属、オモリとなるバラストも付属しています ●上甲板は、船首楼甲板前部、艦橋甲板、航空機作業甲板、船体に一体成型されている甲板部に分割されています ・ 甲板上には、主砲塔台座、滑り止めなどの基本躯体の他、ボラード、昇降口、通風筒などの細かなディテールが再現されています ・ 航空機作業甲板には、リノリウム押さえ、航空機用軌条、ターンテーブルのなどのディテールが凸モールドで再現されています ●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「カタパルト部」「煙突部」「後部構造物」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「陸奥」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 艦橋は10層のブロックで構成され、トップの射撃指揮所は別パーツとなっています ・ 主要部分の艦橋の窓枠が凸モールドにて再現 ・ 艦橋を構成するための前檣楼支柱が別パーツ化されています ・ 艦橋部分を構成する、10m測距儀(×1)、4.5m測距儀(×2)、90cm探照灯(×4)、25mm連装機銃(×6)、12.7cm連装高角砲(×2)などがパーツ化されています ● 煙突 ・ 本体部分は左右分割のパーツで構成、煙突トップは別パーツ化されています ・ 煙突部の探照灯及び機銃台座は、ブロックごとにパーツ化されています ・ 探照灯台座の支柱部分は3分割のパーツで再現、シャープに彫刻されたパーツでトラス構造を再現しています ・ 煙突部に装備される、「110cm探照灯」×6、「25mm連装機銃」×4などが別パーツ化 ●後部艦橋 ・ 後部艦橋の主要部は5パーツで構成、その上部に配置されている後部予備指揮所、後檣は別パーツ化して再現されています ・ 後檣は下部が3脚檣型、上部が1本の単檣で、クロスツリー、ガフは別パーツ化されています ・ 予備指揮所、高射装置が別パーツとなっています ・ 後部艦橋に装備される、「12.7cm 連装高角砲」(×2)が別パーツ化されています ●カタパルト 「呉式 2号5型 射出機」 ×1 ・ カタパルトは一体成型のパーツで、トラス部分はパーツ上に施された彫刻で再現されています ●主砲塔部 「45口径 3年式 40cm連装砲」 ×4 ・ 砲身部分は1本づつに独立したパーツとなっており、砲身基部の外とう砲取り付け金具、防水布が再現されています ・ 測距儀は別パーツとなっています ・ 主砲塔はポリキャップによる接合で、完成後も旋回させることが可能です ●副砲 「50口径 3年式 14cm単装砲」 ×18 ・ 砲塔部分と砲身部と一体成型されたパーツで再現されており、砲身基部の防水布が再現されています ●高角砲 「40口径 89式 12.7cm連装高角砲 (A1型)」 ×4 ・ 高角砲はシールド部分と砲身本体とに分割されており、連装砲身は一体成型のパーツとなっています ●対空機銃 「25mm 連装機銃」 ×10 (艦橋、煙突部に配置) ・ 機銃は一体成型となっています ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 17m内火艇 ×2 ・ 11m内火艇 ×1 ・ 12m内火ランチ ×2 ・ 9mカッター ×3 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 錨、副錨 ・ 菊花紋章 ・ クレーン ・ 塵芥投棄管 などがセットされています ●艦載機として ・ 零式水上観測機 ×1 が付属しています ●静岡模型教材協同組合「大型艦兵装セット」のランナーが2枚付属しており、高角砲、機銃、艦載機、カタパルト、内火艇の一部などは同ランナーのパーツを使用します ●艦尾の軍艦旗(直線タイプとなびいている状態の2種)のステッカーシート、艦載機の日の丸マークを再現したデカールが付属しています 【 「日本戦艦 陸奥 (アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.116)」のパッケージ内容 】・ 帝国海軍戦艦 陸奥 ×1 ・ 「大型艦兵装セット」のランナー ×2枚 ・ ステッカーシート ×1 ・ デカールシート ×2枚 (艦載機用の日の丸)
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