「ドイツ 自走榴弾砲 増補改訂版 別冊 (ガリレオ出版 グランドパワー別冊 No.L-12/26 )」です●「ドイツ 自走榴弾砲 増補改訂版」です(2009年10月26日発売分) ●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の自走榴弾砲、自走歩兵砲を解説した解説及び資料写真集です 【 「第2次大戦時のドイツ軍の自走榴弾砲」について 】●ドイツ軍では、第2次世界大戦前において、短期間で戦争を終結させる電撃戦思考により装備の開発と整備が行われており、戦車部隊や装甲擲弾兵部隊に追従できる砲兵部隊としてハーフトラックなどによる機械化が積極的に進められました ●ただし、このような牽引砲では、砲兵陣地の設営や移動に時間が必要であり、より機械化されて砲兵部隊の装備として自走化が計画されていました ●このような砲兵の自走化自体は、世界各国に先んじたものでしたが、ドイツは連合国と比べて工業生産力が劣っており、戦車自体が不足している中で、なかなか自走化は進みませんでした ●また、ドイツ軍ではその自走砲化にあたって、砲の全周旋回、砲の積み下ろしという2つの機能を求めた結果、それらの機能を備えた試作車両は開発が難行、更に完成した車両もコストや運用方法の問題で、量産化は見送られてしまいます ●そこで、「暫定的車両」として「10.5cm自走榴弾砲 ヴェスペ」「15cm自走榴弾砲 フンメル」が誕生、この2車両は用兵上の評価が高く、当初の目論見以上の働きを見せ、結果的には自走砲兵部隊の主要車両となります ●一方、このような砲兵科としての自走砲とは別に、歩兵砲の自走化も行われました ●歩兵砲とは、歩兵部隊が取り扱う直接支援火砲で、射程が短いものの、比較的軽便な兵器という特徴を持っていました ●ただ、この歩兵砲の最大のクラスとなる「15cm歩兵砲 sIG33」は重量自体が相当重く、歩兵が扱う兵器としては機動性に問題があったために、早々に自走砲化が進められます ●その結果、フランス戦では同砲を搭載した「15cm重歩兵砲搭載 1号自走重歩兵砲」が登場、その後も「2号戦車」ベース、「38(t)戦車」ベースの車両が造られ、ドイツ軍のみならず連合軍からもその働きが高く評価されています ●「ドイツ 自走榴弾砲 増補改訂版」では、このドイツ軍の自走榴弾砲と自走歩兵砲を特集、開発とその構造、配備状況、そして生産時期による仕様の推移などを実車写真と図面、イラストを交えて詳細に解説します ●グランドパワー誌の2002年6月号と2003年7月号、グランドパワー誌2004年5月号別冊に収録されていたドイツ自走榴弾砲の記事を再編集したものです 【 「ドイツ 自走榴弾砲 増補改訂版」の内容目次 】●「10.5cm自走榴弾砲 ヴェスペ」 ●「leFH18/1砲搭載 4号b型自走砲」 ●「10.5cm自走榴弾砲 ホイッシュレッケ」 ●「PzH18/40/2砲搭載 3/4号自走榴弾砲」 ●「ロレーヌ・シュレッパーとフランス戦車改造10.5cm砲搭載自走榴弾砲」 ●「15cm自走榴弾砲 フンメル」 ●「15cm重歩兵砲搭載 1号自走重歩兵砲」 ●「15cm重歩兵砲搭載 2号自走重歩兵砲」 ●「15cm重歩兵砲搭載 38(t)H型自走重歩兵砲」 ●「15cm重歩兵砲搭載 38(t)K型 グリレ」 ●「ロレーヌ牽引型 15cm重野戦榴弾砲 sFH13搭載型」 ●「ヴェスペ、フンメル、グリレK型の弾薬運搬車」 【 「ドイツ 自走榴弾砲 増補改訂版」の内容について 】●「10.5cm自走榴弾砲 ヴェスペ」 (28ページ) ・ 開発経過から、その構造、そして部隊配備状況を解説します ・ 戦闘室部分に関しては、イラストと実車写真でその細部を詳細に解剖 ・ 後半はフォトアルバム的に多数の戦場写真とともに、戦場での「10.5cm自走榴弾砲 ヴェスペ」を紹介、その姿に迫ります ●「leFH18/1砲搭載 4号b型自走砲」 (4ページ) ・ 「4号戦車」を短縮化した形態の車体を持ち、オープントップ式の旋回式砲塔を装備した「leFH18/1砲搭載 4号b型自走砲」を解説 ・ 試作車2輌と先行生産型10輌のみの生産に終わったこの車両の詳細を紹介、イラストと写真によりそのディテールも収録されています ●「10.5cm自走榴弾砲 ホイッシュレッケ」 (4ページ) ・ 試作車のみの製造に終わり、砲塔を車体付属のクレーンによって地上に降ろすことのできるという特異な構造を持った「10.5cm自走榴弾砲 ホイッシュレッケ」を解説、その砲塔の積み下ろし作業の様子や、テスト時の姿などの写真が収められています ●「PzH18/40/2砲搭載 3/4号自走榴弾砲」 (2ページ) ・ 「10.5cm自走榴弾砲 ホイッシュレッケ」との競作の形でラインメタル社が開発した「PzH18/40/2砲搭載 3/4号自走榴弾砲」を解説します ●「ロレーヌ・シュレッパーとフランス戦車改造 10.5cm砲搭載自走榴弾砲」 (4ページ) ・ フランス軍から捕獲した「ロレーヌ37L牽引車」を改造した10.5cm砲搭載自走砲や「シャールB1」の車体を利用した自走砲等を紹介 ●「15cm自走榴弾砲 フンメル」 (40ページ) ・ 「10.5cm自走榴弾砲 ヴェスペ」と並ぶ代表的自走榴弾砲である「15cm自走榴弾砲 フンメル」を、開発経緯から部隊配備までを含めて詳しく解説 ・ 搭載砲となった「15cm榴弾砲sFH18」もその開発の経緯と性能、運用を紹介 ・ 車体の構造もイラストと写真を交えて、その細部を解説、極初期生産車から後期生産車までの仕様変更を4面図6点で掲載 ●「15cm重歩兵砲搭載 1号自走重歩兵砲」 (8ページ) ・ 「1号戦車」の車体に「15cm歩兵砲sIG33」を砲架ごと搭載するという特徴を持ち、ドイツの自走榴弾砲先駆けとなった車体を解説 ・ フランス戦を中心に、多くの実車写真が掲載されています ●「15cm重歩兵砲搭載 2号自走重歩兵砲」 (6ページ) ・ 「1号戦車」では「15cm歩兵砲sIG33」の搭載は少々無理があったため、「2号戦車」を利用して開発された車体を紹介 ・ 機械的な問題により、先行生産型の12輌のみの生産に終わった「15cm重歩兵砲搭載2号自走重歩兵砲」を開発の経緯、実戦での使用状況を交えて解説します ●「15cm重歩兵砲搭載 38(t)H型自走重歩兵砲」 (12ページ) ・ 「2号戦車」よりも大型の「38(t)戦車」の車体を利用して開発された「15cm重歩兵砲搭載38(t)H型自走重歩兵砲」型を紹介 ・ 生産工場での写真を中心に、戦闘室内部や車体内部などの様子を詳しく解説、戦場での運用風景も収録されています ●「15cm重歩兵砲搭載 38(t)K型グリレ」 (10ページ) ・ 「38(t)戦車」をベースとした自走砲専用車台に「15cm歩兵砲sIG33」を搭載した、本格的な自走歩兵砲「15cm重歩兵砲搭載38(t)K型グリレ」を紹介 ・ 開発の推移から、車体の構造、部隊配備などを詳しく解説します ・ 実車写真では、戦場での写真や戦闘室内部を収めた写真、そして捕獲された車両の写真などが収録されています ●「ロレーヌ牽引型 15cm重野戦榴弾砲 sFH13搭載型」 (6ページ) ・ フランスより捕獲した「ロレーヌ37L牽引車」は10.5cm砲を搭載した自走榴弾砲型だけではなく、旧式の「15cm重榴弾砲sFH13」を搭載したタイプも存在しました ・ この「ロレーヌ牽引型15cm重野戦榴弾砲sFH13搭載型」を、その構造、生産、部隊配備と戦闘を解説 ・ 北アフリカ戦、ノルマンディ戦を中心に実車写真も多数掲載されています ●「ヴェスペ、フンメル、グリレK型の弾薬運搬車」 (4ページ) ・ あまり紹介されることのない各種自走砲の車体をベースとした弾薬運搬車の3車種を解説 【 「ドイツ 自走榴弾砲 増補改訂版」の奥付 】●版型 : A4版 / ソフトカバー ●全128ページ / モノクロ写真239枚、図面、イラスト67点掲載 ●発行日 : 2009年12月1日 ●ISBNコード : 4910135021299
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