1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ ドイツ クルップ プロッツェ Kfz.70 兵員輸送型 タミヤ模型

「ドイツ クルップ プロッツェ Kfz.70 兵員輸送型 プラモデル (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ  No.317 )」です

●「ドイツ クルップ プロッツェ Kfz.70 兵員輸送型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●第2次世界大戦時においてドイツ軍を支えた軽統制型野戦貨物車両である「クルップ L2H」を再現したキットで、兵員輸送型である「Kfz.70」が表現されています

●大きく傾斜したボンネットを持つ個性的なフォルムを持つ「クルップ L2H」を再現、ドイツ将兵の足として大戦初期の電撃戦で活躍した軽快な機動力を持つ同車の魅力が表現された内容となっています

●同社「ドイツ クルップボクサー 6輪軽トラック」のキットをベースに、小火器類とフィギュアが追加された内容となっています

●ドイツ軍は、再軍備時において将来をにらんだ軍隊の機械化を進めるにあたり、各種の民間用のトラックを大量に徴用していましたが、その結果、雑多な車種のトラックが混在することになり、整備や生産性などに問題が生じました
●そこで生まれたのが車輌を統一規格として開発するという「アインハイツ計画」による統制型車両で、1車種を大量に生産することで生産コストを低下、規格されたパーツにより整備性も大幅に向上しました

●「クルップ L2H」は、統制型野戦貨物車両（野戦トラック）の軽タイプに相当し、3300cc4気筒のエンジンを水平対抗式（通称ボクサーエンジン）に搭載、そのためエンジン自体は低シルエットとなり、ボンネット部分は前方に傾斜した特徴的な形状となっています
●「クルップ L2H」は、後輪4輪が駆動する6×4方式で、その後輪はダブルウィシュボーン、水平配置コイルスプリングサスペンションにより良好な機動力を発揮、エンジン出力も60馬力と、1t強の牽引能力を持っていました
●また、予備タイヤは各タイヤ間に装着されて回転式となっており、不整地走行時の補助タイヤとしての役割も持っていました

●「クルップ L2H」は、各種タイプ車両が作られ、砲牽引車型の「Kfz.69」を始め、無線通信車の「Kfz.68」、兵員輸送型の「Kfz.70」などが存在していました
　・ 「クルップ・プロッツェ」は砲牽引型「Kfz.69」に付けられた俗称で、大戦初期における主力対戦車砲である「3.7cm PaK 35/36 対戦車砲」などを牽引する役割を持っていました

●この「クルップ L2H」は1933年から1942年迄に約7000両が生産され、その軽快な足周りと、優れた機動性によりドイツ軍兵士の足として活躍、特に大戦初期の電撃戦の象徴的存在となり、各戦線で広く使用されました

●ただし、同車は戦前の設計であり、戦時生産車輌としては贅沢な作りで、その分生産コストも高いために1942年に生産が終了しましたが、前線兵士は好んでこの車輌を使用、終戦時まで使われ続けました


●この「クルップ L2H（クルップボクサー） 6輪軽トラック」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●「クルップ L2H 6輪軽トラック」の車体形状をシャープに再現、タミヤMMシリーズの特徴である精密感を兼ね備えた作り易さが追求されており、模型本来の「作る楽しさ」を感じられる内容となっています

●また、アクセサリー類が多数付属、更に小火器類とフィギュアが追加され、いろいろな演出やジオラマシーンでの活用などを楽しむことができるキットです

●「クルップボクサー」のシャーシのメインフレームは一体成型で、これに前部サスペンション、マフラーなどを取り付ける構成となっています
　・ リアディファレンシャルは各8パーツで構成され、特徴的なダブルウィッシュボーンの構造が再現されています
　・ フロントアクセル部は左右に操行が可能です
　・ タイヤは本体部分と内側部分との2分割式で、回転可動式となっています

●「クルップボクサー」の車体裏側から見えるエンジン下部が再現、5パーツで構成されています

●操縦席部分は、床面、側面板、後面板で構成され、座席は別パーツとなっています
　・ 各種レバー類が別パーツにて再現
　・ メーターパネル部にはメーター表示の細かな彫刻が施されています
　・ フロントウィンドーは、枠の部分とガラスの部分とが別パーツで、ガラスの部分は9割方カット処理された透明プラ板が用意されています

●「クルップボクサー」のフロントボディーは、フェンダーが一体成型された本体部分とフロントグリル部で構成されています
　・ バンパー、管制カバーが付いた前照灯、車幅ポール、サイドミラーなどは別パーツで再現

●荷台（兵員室）部分は各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています
　・ 座席シートは、ピンと張った状態ながらも、内部構造により微妙な皺が付いている状態が表現されています
　・ 折畳まれた幌用の支柱が再現
　・ 側面に装着される木の板は別パーツです

●操縦手を再現したフィギュアが1体付属しています
　・ フィギュアの服装は、「M36野戦服」にブーツ姿、略帽を着用し、袖を捲いた状態となっています


●「クルップボクサー」をアレンジするアクセサリーパーツが付属しています
　・ ジェリカン ×1
　・ 「パンツァーシュレック54型」 ×1
　・ 「MG42 機関銃」 ×1
　・ 機銃用弾薬箱 ×3
　・ 木箱 ×2
　・ ザック ×2
　・ 「50mm迫撃砲」 ×1
　・ 「Kar98k ライフル」 ×1
　・ 鉄条網を再現するエナメル線 ×1

●「クルップボクサー」の荷台をアレンジする着座姿勢のフィギュアが2体付属しています
　・ フィギュアの服装は、「M36野戦服」に略帽を着用、ズボンの裾をブーツの外側に出している姿となっています
　・ このフィギュアは、同社「ドイツ 18トン 重ハーフトラック FAMO（ファモ）」に付属しているフィギュアランナーをセットしたものです

●小火器類を再現したパーツが付属、同社「ドイツ小火器セット」のランナーが1枚セットされています

●「ドイツ小火器セット」ランナーの内容
　・ 「MG34」機関銃 ×3
　・ 機関銃用対空機銃架 ×1
　・ 機関銃弾薬箱 ×3
　・ 機関銃用ドラムマガジン ×2
　・ 機関銃ドラムマガジン用運搬ケース ×1
　・ 「MG42」機関銃 ×1
　・ 「モーゼル Kar98k」ライフル ×3
　・ 「モーゼル Kar98k」ライフル（小銃擲弾付き） ×1
　・ 「モｰゼル Gew41（M）」自動小銃 ×1
　・ 「MP43」突撃銃 ×1
　・ 「MP40」サブマシンガン ×2
　・ 「ベルグマン」サブマシンガン ×1
　・ 「エルマー」サブマシンガン ×1
　・ 「Pz.B.39」対戦車ライフル ×1
　・ 「P08」ピストル ×1
　・ 「P38」ピストル ×1
　・ 信号ピストル ×1
　・ 「P08」用ホルスター ×2
　・ 「P38」用ホルスター ×1
　・ 「パンツァーファースト60」 ×2
　・ 「パンツァーファースト30」 ×1
　・ 「パンツァーファースト30クライン」 ×1
　・ 柄付き手榴弾 ×3
　・ 手榴弾用携行ケース ×2
　・ 機関銃用工具入れ ×1
　・ 収束装薬 ×1
　・ 対戦車吸着地雷 ×2
　・ 「M43対戦車地雷」 ×1
　・ 「M35対戦車地雷」 ×1
　・ 「MP43」用マガジンポーチ ×2
　・ 「MP40」用マガジンポーチ ×2

●マーキングは、2種類の塗装例が説明書に記載されています
　・ 第5戦車師団所属車両
　・ SS第2戦車師団所属車両

●説明書のマーキング指示に基づく、師団マーク、戦術記号、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています

●他に付属している師団デカール
　・ 第4戦車師団
　・ 第11歩兵師団
　・ 第21歩兵師団
　・ 第32歩兵師団
　・ 第46歩兵師団
　・ グロースドイッチュラント装甲擲弾兵師団
　・ SS第1戦車師団
　・ SS第3戦車師団


●2011年 パーツ追加品番替えリニューアルアイテム