イギリス海軍 モニター艦 HMS アバークロンビー (プラモデル)トランペッター 1/350 艦船シリーズ No.05336 スケール:1/350
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「イギリス海軍 モニター艦 HMS アバークロンビー プラモデル (トランペッター 1/350 艦船シリーズ No.05336 )」です●第2次世界大戦時におけるイギリス海軍のモニター艦「ロバーツ級」の2番艦「HMS アバークロンビー」を1/350スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●対地攻撃用に巨大な主砲を装備したモニター艦「HMS アバークロンビー」を再現、小型の船体に巨大な「38cm 連装砲」を中央部に備えた、特異なシルエットを再現した内容となっています ●トランペッター社製「イギリス海軍 モニター艦 HMS ロバーツ (F40)」をベースに、「HMS アバークロンビー (F109)」を再現するために、上甲板、艦橋、主砲塔などを新規パーツに変更したバリエーションキットです 【 「モニター艦 HMS アバークロンビー (F109)」について 】●「モニター艦」とは砲撃能力に特化した艦種で、小型の船体に強力な火砲を搭載、速度、航続距離の性能はあまり求めず拠点防御に特化した艦種です ●この「モニター艦」は、外洋での高速性を備えた艦種よりも建造費が低いため19世紀において各国が建造しましたが、汎用性に欠けることや、艦船の建造技術の進歩により速力が海戦時における重要な要素に変化し、20世紀初頭には急速に廃れて行きました ・ 「モニター艦」の小型の船体に強力な火砲を搭載するという設計思想は、航洋能力を向上させた海防戦艦へと移っています ●世界最大規模の海軍力を誇ったイギリス海軍では、対地攻撃用の艦として「モニター艦」を建造、このような小型の「モニター艦」は砲の安定を得るために速力を犠牲として船体の幅を広げ、沿岸に接近するために喫水を浅く設定、対地攻撃に極めて有効でした ●また、イギリス海軍は「戦艦」を多数保有していたため、この「艦載砲」を多く所有しており、モニター艦は戦艦の「艦載砲」を活かす手段としても役立ちました ●イギリス海軍は、第1次世界大戦までに30隻以上の「モニター艦」を建造、速力が低いことから海戦時には少なくない損害を受けましたが、対地攻撃を中心に自らの砲撃力を発揮します ●第1次世界大戦後は軍縮条約と財政的な問題から「モニター艦」の新たな建造は行われませんでしたが、第2次世界大戦が始まると戦時急造艦として急遽建造されたのがモニター艦「ロバーツ級」です ●この「ロバーツ級」は、第1次世界大戦時に建造された「エレバス級」をベースとしたもので、排水量8,500tの船体に「38cm 連装砲」を1基搭載、強力な火力を擁していました ●最大速力は12ノット程度と低いものでしたが、第2次世界大戦において建造した艦として対空兵装は充実しており、移動式の要塞とも言える艦でした ●「HMS アバークロンビー」は「ロバーツ級」の2番艦として1943年5月に竣工、「シシリー上陸作戦」に参加するために地中海方面へと移動、同年7月には「シシリー上陸作戦」の火力支援に従事します ●次いで1943年9月には、「サレルノ上陸作戦」に参加しますが、機雷に触雷してタラント港へと後退、修理を受けます ●修理が完了した1944年8月、「HMS アバークロンビー」はマルタ島へと移動しますが、訓練中に2個の機雷に触雷、再び修理を受けることになりました ●1945年5月、「HMS アバークロンビー」は修理を完了しましたが、ヨーロッパにおける任務はなく、対日戦のために太平洋海戦域へと移動中に終戦を迎え、イギリスへと帰還しました ●「HMS アバークロンビー」は訓練などに使用された後、1954年に解体、その生涯を閉じたのでした 【 「イギリス海軍 モニター艦 HMS アバークロンビー」のキット内容について 】●このイギリス海軍のモニター艦「HMS アバークロンビー」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●トランペッター社の艦船シリーズのフォーマットに沿って、艦の主要部分となる船体部パーツなどは一体成型としつつ、船体上に設置された構造物、艤装品類は細分化したパーツ構成とエッチングパーツにより「HMS アバークロンビー」を再現した内容となっています ●喫水線以下の部分も再現したフルハルモデルです ●「HMS アバークロンビー」は、「船体」「上甲板」「艦橋などの上部構造物」「高角砲などの艤装類」の各ブロックごとに分割した構成となっています ●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、構造物、艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます ●船体部は、船底部分も含めて左右に分割したパーツで構成 ・ モニター艦の特徴の一つとなる舷側の膨らみを再現しており、舷側の舷窓、ホースパイプなどを凹凸あるモールドで再現しています ・ 船体の張り合わせの際、歪みを防ぐ「桁」のパーツをセットしています ・ ビルジキール、船底の舵、推進軸、プロペラ(スクリュー)は別パーツ化しています ●上甲板は一体成型のパーツで再現 ・ 甲板上には主砲塔台座、アンカーチェーン導板、ボート架台などの細部をモールドで再現しています 「HMS アバークロンビー」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています ●艦橋 ・ メインマスト中央部に存在する艦橋は3層で構成 ・ 艦橋窓枠は、エッチングパーツを折り曲げて作製します ・ 艦橋下部のクロスツリーは、エッチングパーツを組み合わせて再現しています ●中央構造物 ・ 中央構造物は2層で構成 ・ 上部の防空指揮所は、前部の遮風板をモールドで再現、上部のウィンドはエッチングパーツで再現します ・ 防空指揮所に装備する、「測距儀」(×1)などを別パーツ化 ・ 中央構造物の各窓、扉などがモールドで再現、窓の部分は一段凹んだ状態となり、立体感を演出しています ・ 中央構造物に装備する、「信号灯」(×2)などを別パーツ化 ●煙突 ・ 煙突は左右に分割したパーツで構成、トップは別パーツ化しています ・ 上部のファンネルキャップはエッチングパーツにて再現 ●後部構造物 ・ 後部構造物は一体成型のパーツで再現 ・ 後部構造物の各窓、扉などをモールドで再現、最上甲板には木甲板表現をモールドで再現しています ・ 後部構造物に装備する、「射撃指揮装置」(×2)、「探照灯」(×1)などを別パーツ化しています ●メインマスト ・ メインマストは艦橋から下部は三脚檣型、トップは単檣となっています ・ 見張り台はエッチングパーツにて再現 ・ 上部のアンテナもエッチングパーツで再現します ●後檣 ・ 後檣は三脚檣型、トップは単檣となっています ・ 後檣の三脚檣部分は前後に分割したパーツで再現 ・ トップは本体とヤード部分の2パーツで構成、上部のアンテナはエッチングパーツで再現します ・ 見張り台はエッチングパーツにて再現 ●主砲塔 「38cm連装砲 Mk.1/N」 ×1 ・ 砲塔は上下に分割したパーツで再現 ・ 砲身は1本ずつ個別にパーツ化、防水布が付いたパーツと防水布が付いていないパーツとが付属しており、選択して使用することができます ・ 砲身の砲口は開口した状態となっています ●高角砲 「10.2cm 連装高角砲」 ×4 ・ 高角砲は、連装状に一体成型となった砲身と、上下に分割したシールド部で構成 ●対空機銃 「8連装 ポンポン砲」 ×1、「4連装 ポンポン砲」 ×2 ・ ポンポン砲は上下に分割したパーツで再現、砲架側面はエッチングパーツとなります ●対空機銃 「20mm 連装機銃」×8 ・ 機銃は連装状に一体成型となった銃身部と銃架とで構成 ●対空機銃「20mm 単装機銃」×4 ・ 機銃は銃架も含めて一体成型のパーツで再現、防盾はエッチングパーツにて再現します ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 内火艇 ×1 ・ 大型カッター ×2 ・ 小型カッター ×1 ・ 大型救命ボート ×4 ・ 小型救命ボート ×10 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 船体及び上部構造物などの手摺り(エッチングパーツ) ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ クレーン ・ 錨 ・ ボラード ・ ケーブルホルダー ・ 波除け ・ アンカーチェーン(金属チェーン) ・ 測距儀 ・ フェアリーダー ・ キャプスタン ・ 弾薬箱 ・ 各種レーダー ・ パラベーン ・ ラッタル(エッチング) ・ リール ・ 梯子(エッチング) ・ 舷梯(エッチング) などをセットしています ●展示用のディスプレイスタンドが付属しています ・ 艦名を表示したネームプレートも付属しています ●各部の手摺り、艦橋窓枠、レーダー、ラッタル、アンテナ、梯子、各部のディテールなどを再現するエッチングパーツが付属しています ●マスト、旗竿に掲げるイギリス海軍旗を再現したデカールが付属 ●「HMS アバークロンビー」の完成時のサイズ ・ 全長 : 約325mm ●パーツ数 : 480パーツ以上 【 「イギリス海軍 モニター艦 HMS アバークロンビー」のパッケージ内容 】・ HMS アバークロンビー ×1 ・ エッチングシート ×3 ・ ディスプレイスタンド ×1 ・ ネームプレート ×1 ・ 金属製チェーン ×1 ・ デカールシート ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ●2015年 一部新金型
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