1/700 ウォーターラインシリーズ Uボート 7/9型 ビスマルク追撃戦 ハセガワ (長谷川製作所)

「Uボート 7/9型 ビスマルク追撃戦 プラモデル (ハセガワ 1/700 ウォーターラインシリーズ  No.30037 )」です

●第2次世界大戦時におけるドイツ海軍の潜水艦「Uボート 7C型」2隻と「Uボート 9C型」2隻を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●ハセガワ社製「ドイツ潜水艦 Uボート 7C/9C」を2セットと、2セット分のディテールアップ用のエッチングパーツ、「ビスマルク追撃戦」参加艦艇と、日本海軍に譲渡された「呂500」用のサービスデカールをセットしたスポット生産品

【 「Uボート 7/9型 ビスマルク追撃戦」のキット内容について 】

●ドイツ海軍の潜水艦「Uボート 7C型」と「Uボート 9C型」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●ベースキットとなった、ハセガワ社製「ドイツ潜水艦 Uボート 7C/9C」はウォーターラインシリーズとしてコレクション性を重視し、パーツ数を抑えた構成となっており、これに専用のエッチングパーツを付加することにより、小さな船体ながらもディテール感に溢れた姿を楽しむことができる内容となっています

●プラパーツのみで各「Uボート」を完成することが可能ですが、エッチングパーツを使用することでよりディテール表現を重視した姿とすることができます

●パッケージには「Uボート 7C型」2隻と「Uボート 9C型」2隻、そして船体が折れる形で沈む輸送船2隻がセットされています

●「Uボート」及び輸送船は、喫水線から上の部分が再現されたウォーターラインモデルとなっています


●「Uボート 7C型」及び「Uボート 9C型」の船体は、上下に分割したパーツ構成

●船体部には、排水口、錨、上甲板の木甲板表現、主砲台座、各種ハッチなどを繊細なモールドで再現しています
　・ 舷側の手摺りは、船体パーツに一体成型して再現
　・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属しています

●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます


「Uボート 7C型」及び「Uボート 9C型」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●艦橋
・ 艦橋部分は左右に分割したパーツ構成
　・ 「Uボート 7C型」の艦橋には後部の手摺りが一体成型されています
　・ 潜望鏡は、前後の2本とベース部分を一体成型化して再現
　・ 艦橋にはレーダー、アンテナを一体成型して再現し、艦橋上部の波除けと中央部のラインをモールドで再現しています
　・ 艦橋に装備される機銃（「Uボート 7C型」は×1、「Uボート 9C型」は×2）が付属

●主砲 「45口径 88mm単装砲」 ×1（「Uボート 7C型」）、もしくは「45口径 105mm単装砲」（「Uボート 9C型」） ×1
　・ 両タイプ共に同一パーツとなります
　・ 主砲は砲架も含めて一体成型のパーツで再現

●その他の艤装を再現したパーツとして
　・ 艦橋の旗竿
　がセットされています


【 輸送船 】
●沈み行く輸送船が2隻分付属しています
　・ 輸送船は、中央部分で折れ曲がり、船首と船尾を残しながら沈む姿が表現されています

●船体は、船首と船尾の2ブロックで分割されています
　・ 船首は一体成型、船尾は左右に分割したパーツで構成し、上甲板は別パーツ化しています
　・ 上甲板には、滑り止め表現、木甲板表現がモールドで再現されています
　・ 上部構造物は上甲板に一体成型されており、マスト、吸気筒は別パーツとなります


【 付属している「Uボート 7C型/9C型」用のエッチングパーツ 】
●「Uボート 7C型」2隻分と「Uボート 9C型」2隻分の合計4隻分のエッチングパーツが付属しています
　
●エッチングパーツのディテールアップポイントは
　・ 舷側の手摺り
　・ 艦橋後部の手摺り
　・ 艦首ワイヤーカッター
　・ アンテナ
　・ レーダー
　・ 艦橋後部の単装機銃を連装機銃へと変更する場合の銃身、銃架
　など、となっています

●舷側の手摺り、艦橋の手摺り、レーダーなどはキットに一体成型されている各部分を切り離して使用します


【 塗装とマーキング 】
●説明書には、ドイツ海軍の「Uボート7C型」及び「Uボート9C型」の各2種類の塗装例と、日本海軍「呂500」の塗装例が記載されています
＜Uボート 7C型＞
　・ 「U-522」 （1941年5月）
　・ 「U-557」 （1941年5月）

＜Uボート 9C型＞
　・ 「U-66」 （1941年5月）
　・ 「U-43」 （1941年5月） （但し9A型）
　・ 「呂500」 （旧ドイツ潜水艦 U-511）


●説明書のマーキング例に基づく、艦橋マーク、ドイツ海軍旗、日の丸などを再現したデカールが付属しています

【 「Uボート 7/9型 ビスマルク追撃戦」のパッケージ内容 】

　・ Uボート 7C型 ×2
　・ Uボート 9C型 ×2
　・ 輸送船 （沈んで行く状態） ×2
　・ エッチングシート （真鍮製） ×1枚
　・ デカールシート ×1枚


●静岡模型教材協同組合「ビスマルク追撃戦セット」に含まれている「Uボート 7型/9型 ビスマルク追撃戦」と同一内容となります
●限定品

【 「ドイツ潜水艦 Uボート 7C/9C型」について 】

●第1次世界大戦、ドイツ海軍は強大な海軍力を持つイギリスに対抗するために潜水艦「Uボート」の研究と開発、そして戦力化に努め、大戦開戦時には戦力としては見込めなかった潜水艦を最も強力な戦力へと変貌させました

●しかし、第1次世界大戦の敗戦の結果、ドイツ海軍は「Uボート」の保有を禁じられ、やむなく第3国の民間造船会社を隠れ蓑としてその技術を継承、1935年のドイツの再軍備化に伴い、第1次世界大戦時の「Uボート」をコピーしたタイプとなる「Uボート1型」の建造を開始します

●第2次世界大戦時におけるドイツ海軍の「Uボート」は、基礎となったこの「Uボート 1型」に続き、小型で主に訓練用として使用された「Uボート 2型」、中型で水中機動性が高く、「Uボート」戦力の多くを占めた「Uボート 7型」、そして大型で航続距離の長い「Uボート 9型」が主力となりました
　・ 他に、バッテリーでの水中推進能力を高めた「Uボート 21型」などが存在しています
　・ 「Uボート 7C型」と「Uボート 9C型」は共に前のタイプである「A型」「B型」よりも若干大型化して航続距離の拡大を図ったタイプで、「Uボート 7型」と「Uボート 9型」の主力生産型となります

●特に「Uボート 7型」と「Uボート 9型」は、建造数と連合軍側に与えた撃沈隻数の大きさから「Uボート」を代表する2タイプであり、大戦初期には大西洋狭しと暴れ、その撃沈隻数は連合軍側の船舶建造隻数を上回り、連合軍を窮地へと陥れる活躍を果たしたのでした