ドイツ ポケット戦艦 ドイッチュランド (プラモデル)フジミ 1/700 シーウェイモデル No.029 スケール:1/700
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「ドイツ ポケット戦艦 ドイッチュランド プラモデル (フジミ 1/700 シーウェイモデル No.029 )」です●第2次世界大戦時におけるドイツ海軍の装甲艦「ドイッチュラント」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●ベルサイユ条約下に建造され、通商破壊に活躍した装甲艦「 ドイッチュラント」を再現、重巡洋艦並みの小型の船体に「28cm砲」を装備し、背の低い艦橋を持つ特徴的なシルエットを再現した内容となっています 【 「ドイツ ポケット戦艦 ドイッチュランド」のキット内容について 】●ドイツ海軍の装甲艦「ドイッチュラント」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●フジミ社のシーウェイシリーズのフォーマット(旧ウォーターラインシリーズの外国艦シリーズのフォーマット)にのっとり装甲艦「ドイッチュラント」を再現、実艦の特徴とポイントを捉えながら、パーツ数を抑え、組みやすさが考慮された内容となっています ・ フジミ社のウォーターラインシリーズの外国艦シリーズのキットは、抜群の出来となるタミヤ社製キットを除けば、他社の外国艦のキットよりも高い評価を得ていました ●艦体喫水線から上の部分が再現された洋上モデルです ●装甲艦「ドイッチュラント」は、「艦橋を含めた上部構造物」「主砲などの艤装類」「船体」の3ブロックで構成されています ●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上部構造物と艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます ●船体は、上甲板の中央部を含めて一体成型のパーツで再現 ・ 舷側部には、バルジが一体成型され、舷窓、ホースパイプなどがモールドで再現されています ・ 洋上モデル用として欠かせない下部がフラットな形状となった船底パーツが付属しています(バラストは付属していません) ●上甲板は、船体前部、船体に一体成型された中央部、船尾部の3つに分割されたパーツで再現 ・ 船体前部の上甲板は、前部主砲塔のラインから前、船尾部の上甲板は魚雷発射管のラインから後ろとなります ・ 甲板上には、繊細な凸モールドで木甲板表現が施され、波除けなどの基本躯体の他、ボラード、アンカーチェーン導板、アンカーチェーン、副錨のアンカーチェーン、昇降口などの細かなディテールが凹凸あるモールドで再現されています 装甲艦「ドイッチュラント」の上部構造物と艤装類は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 艦橋は4層で構成されています ・ 艦橋窓は、窓の部分が一段凹んだ状態で再現 ・ 艦橋の各デッキ、スポンソンには木甲板表現が繊細な凸ラインで再現されています ・ 艦橋側面のスポンソンの支柱が別パーツ化 ・ 艦橋に装備される、主砲用測距儀(×1)、副砲用測距儀(×3)などが別パーツ化されています ●メインマスト ・ メインマストは見張り所の部分で上下に分割したパーツ構成 ・ 見張り所は上下に分割したパーツで構成されており、上部はヤード部、下部は見張り所及びスポンソンとなっています ・ 見張り所の窓は、窓の部分が一段凹んだ状態で再現 ・ マストのフラットと探照灯は別パーツ化して再現されています ● 煙突 ・ 煙突は左右に分割したパーツ構成で、トップは別パーツ化されています ・ 煙突部には、手摺り兼足掛けと梯子が繊細な凸モールドで再現されています ・ 煙突中央部のフラットは一体成型のパーツで再現 ・ 煙突部に装備される、探照灯(×4)は別パーツ化して再現しています ●後部構造物 ・ 後部構造物は、構造物本体と上部の甲板の2層で構成され、これに同様なパーツ構成となる後部艦橋を取り付けます ・ 後部艦橋の窓は、窓の部分が一段凹んだ状態で再現 ・ 測距儀の台座は一体成型のパーツで再現され、甲板部分には木甲板表現が繊細な凸モールドで再現されています ・ 後部艦橋に装備される、高角砲(×3)、測距儀(×1)などが別パーツ化 ●カタパルト ・ カタパルトは一体成型のパーツで構成され、上部のレーン形状が再現されています ●水上機用クレーン ・ 水上機用クレーンは、左右に分割したパーツ構成で上下のトラス構造を再現、側面のトラス構造はモールドで表現されています ●艦載艇用クレーン ・ 艦載艇用クレーンは、基部とアーム部の2パーツで構成 ・ アーム部はフレーム状に開口されています ●主砲塔部 「52口径 28.3cm 3連装砲」 ×2 ・ 砲塔は一体成型のパーツで構成され、これに砲身を取り付けます ・ 砲身は、3連装状に一体成型したパーツで再現 ・ 砲塔表面には、梯子が繊細な凸モールドで再現 ・ 測距儀は別パーツ化されています ・ 主砲塔は旋回させることができます ●副砲 「55口径 15cm単装砲」 ×8 ・ 副砲は、砲身も含めて一体成型のパーツで再現 ●高角砲 「65口径 10.5cm連装高角砲」 ×3 ・ 高角砲は連装状に一体成型した砲身と、砲架とで構成されています ●魚雷発射管 「533mm 4連装魚雷発射管」 ×2 ・ 魚雷発射管は、4連装状に一体成型した発射管本体とシールドの2パーツで再現されています ●艦載機 「アラド Ar196」 ×1 ・ 「アラド Ar196」は、胴体、フロートに分割したパーツ構成となっています ●艦載艇 ・ 内火艇 ×2 ・ カッター ×2 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 主錨、副錨 ・ 通気筒 ・ ケーブルホルダー ・ ラッタル などがセットされています ●旗竿に掲げられるドイツ海軍旗(ハーケンクロイツのマーキングは無し)を再現したシールが付属しています 【 「ドイツ ポケット戦艦 ドイッチュランド」のパッケージ内容 】・ ドイツ海軍 装甲艦 ドイッチュラント ×1 ・ 水上機 アラド Ar196 ×1 ・ シールシート ×1 【 「装甲艦 ドイッチュラント級」について 】●第1次世界大戦での敗戦によって世界有数の海軍力を誇ったドイツ海軍は大幅に戦力を削減され、大型艦の中心は前ド級戦艦のみとなり、事実上の戦力は沿岸防御程度となってしまいました ●ただし、このような戦力の削減を取り決めたベルサイユ条約には、保有する艦艇の艦齢が古くなった場合にはその代わりとしての新造艦の建造が認められており、退役艦の代替艦として1929年から建造が始まったのが装甲艦「ドイッチュラント級」です ●この「ドイッチュラント級」では、厳しい軍備制限の枠一杯にその装備を搭載し、ドイツの建造技術を結集して制限排水量10,000tという枠の中に収める努力が行われました ●また、主力艦のほとんどを削減されたドイツ海軍にとって、もはや艦隊戦を行って敵艦を撃滅するということは不可能であり、海軍の目的は少ない戦力を活かして通商破壊するしか術がなく、この目的に沿って建造が進められます ●この結果、「ドイッチュラント級」は排水量12,000t(制限のため、対外的には10,000tと公表)という重巡洋艦クラスの船体に戦艦級の装備となる「28cm 3連装砲塔」を2基装備、機関には燃費性能の良いディーゼルエンジンを搭載し、通商破壊に充分な航続距離を持っていました ●この「ドイッチュラント級」の出現は戦勝国に大きな衝撃を与え、砲火力では重巡洋艦よりも強力で、その速度は戦艦よりも速く、通商破壊戦となるとその捕捉と撃破は極めて困難と思われたのです ●「ドイッチュラント級」は、「ドイッチュラント」「アドミラル シェーア」「アドミラル グラーフ シュペー」の3隻が建造され、この3隻は新生ドイツ海軍の象徴的な存在となりました 【 「装甲艦 ドイッチュラント」について 】●装甲艦「ドイッチュラント」は、「ドイッチュラント級」の1番艦として1933年に竣工しました ●「ドイッチュラント」は、第2次世界大戦の前哨戦となるスペイン内戦に参加、共和国軍の航空機の爆撃により損傷を受けています ●「ドイッチュラント」は、第2次世界大戦の直前にドイツ本国を出航、第2次世界大戦の開戦時には大西洋の中央に進出し、開戦に伴って通商破壊戦を開始します ・ この通商破壊戦ではイギリス籍の商船3隻を撃沈もしくは拿捕するという戦果を挙げました ・ また、第2次世界大戦の開戦により、ドイツの名を持つ艦船が失われた場合に国民に与える影響が大きいとして「ドイッチュラント」は、「リュッツォー」へと改名されています ●1940年4月、「リュッツォー」はノルウェー侵攻作戦に参加、こののノルウェー進攻では地上部隊はスムーズに進撃しましたが、沿岸部の主要港を押さえようとするドイツ海軍の艦艇は強力なイギリス海軍とノルウェー海軍の反撃に会い、多くの損害を出しました ・ 「リュッツォー」もノルウェー海軍の沿岸砲台によって損傷、さらに本国への帰還時にイギリス潜水艦の雷撃を受けて1本の魚雷を被雷、本国で修理が行われます ・ 更に、修理後の出撃時にイギリス空軍機による雷撃により再び損傷、1942年1月に修理が完了します ●修理が完了した「リュッツォー」でしたが、ヒトラーは戦果がなかなか挙がらない水上艦艇よりも潜水艦「Uボート」を重視する方針を採り、「リュッツォー」も大きな活動のないままに時が過ぎて行きました ●1944年9月、ソ連軍はドイツ軍を駆逐し、一気に旧ソ連領を奪取、東部戦線は崩壊の危機が訪れます ●これによりドイツ海軍は陸上部隊の支援に従事するようになり、「リュッツォー」はバルト海沿岸部から内陸部に向けて長期間艦砲射撃を実施、その砲撃力からソ連軍部隊に甚大な被害を与えることに成功します ●戦線が移動したことにより砲撃任務が完了した「リュッツォー」はドイツ本国の軍港で待機します ●しかし、イギリス空軍は絶大な破壊力を持つ5t爆弾「トールボーイ」で「リュッツォー」を爆撃、「リュッツォー」はその至近弾で損傷して軍港内で着底してしまいます ●着底していた「リュッツォー」は1946年に浮揚が行われ、ソ連海軍に編入されます ●しかし、損傷が激しいことから標的艦として用いられ、1947年7月にバルト海でその生涯を閉じたのでした
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