フランス陸軍 UE トラクター (プラモデル)タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.284 スケール:1/35
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「フランス陸軍 UE トラクター プラモデル (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.284 )」です●第2次世界大戦時におけるフランス軍の牽引トラクター「ルノー UE トラクター」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●世界的な傑作車両「カーデンロイド機銃車」の血を受け継いだ小型の牽引トラクター「ルノー UE トラクター」を再現、車体中央部には乗員用の球形の装甲カバー、そして後部には荷物輸送用のカーゴが付けられた特異なフォルムが表現されています 【 「ルノー UEトラクター」について 】●第1次世界大戦後の戦車開発は、「マーク1戦車」などから発祥した重戦車と、「ルノー FT-17」から発祥した軽戦車という2つのカテゴリーで行われました(中戦車というカテゴリーが出現したのは第2次世界大戦の直前) ●重戦車は陸上軍艦として多砲塔で大型化が進んだのに対し、軽戦車は比較的大型の車両から小型の車両まで多様なタイプが登場しています ●イギリスの「カーデンロイド」社は1920年代の後半に斥候用の小型戦車として「カーデンロイド機銃車」を開発、同車は世界恐慌の煽りを受けて軍事費の削減を求められた各国の陸軍にとって安価で数を揃えられる戦車として注目の的となり、世界的なヒット作となりました ●「カーデンロイド機銃車」は、各国の戦車開発にも大きな影響を与え、同車を元とした車両がソ連、イタリア、日本などで生産されました ●しかし、「カーデンロイド機銃車」はあまりにも小型のために戦車としてのスペックが不足していると判断したイギリス軍では異なる発展となり、イギリス軍では汎用装甲車両「ユニバーサルキャリアー」の誕生のベースとなっています ●フランス軍は第1次世界大戦時において主戦場がフランス東部となった影響から「塹壕戦に備える」という意識が強く、その装備も塹壕戦を念頭に置いたものとなっていました ●イギリス軍と同様にフランス軍でも「カーデンロイド機銃車」は戦車としては小型過ぎると認識、しかし、装甲を装備した安価な装軌車両として牽引用トラクターとして活用するという価値を見出します ●このことから1930年に開発が指示され、1932年に登場したのが「ルノー UE トラクター」です ●「ルノー UE トラクター」は、主に「25mm対戦車砲」を牽引することを目的としていましたが、物資運搬車両としての機能も装備され、大きさとしては「カーデンロイド機銃車」を拡大、後部に物資輸送用のカーゴが装備されていました ●このカーゴは操縦手の操作により後方へと傾けることが可能で、敵の砲火に曝されながら味方の塹壕へと物資を輸送、カーゴの物資を塹壕に投下することで、人員の暴露をしない状態での輸送が可能となっています ●また、同車専用として輸送用のトレーラーも開発、このトレーラーを使用することで高い物資運搬能力を発揮しました ●「ルノー UE トラクター」は、1940年までに約4900両が生産され、牽引や輸送任務に広く活用されています ●1940年の独仏戦において勝利したドイツ軍は約3000両の「ルノー UE トラクター」を鹵獲、補助車両として各戦線において広く運用し、物資の運搬、軽火砲や航空機などの牽引に活躍しました ●さらには自走砲や砲兵観測車などに改造された車両もあり、ドイツ軍の機械化に貢献して大戦終結まで働き続けたのでした 【 「フランス陸軍 UE トラクター」のキット内容について 】●このフランス軍の牽引トラクター「ルノー UEトラクター」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●小型の装甲装軌車両である「ルノー UEトラクター」をタミヤタッチで再現、装甲を感じさせる彫刻、繊細なリベット表現、そしてルーバーやカーゴ部分の補強板の薄さなど、タミヤならではのセンスのある造形によりディテール感豊かに同車が表現されています ●また、足周りは1/48MMシリーズで培われた一部連結式履帯の技術によって、装軌式ならではの重厚さと組立て易さが両立、車体自体も構成されるパーツ数は少なく、パーツ同士の合いも良好で、「ルノー UEトラクター」の姿を気軽に楽しむことができる内容となっています ●「ルノー UE トラクター」は装甲車両としては極めて小型の車両であり、それに反して装軌車として存在感は大きく、ジオラマ上での補助アイテムから、ビネットにおける主役車両に至るまで様々な場面での演出を楽しめることでしょう ●フィギュアやアクセサリーパーツも多くセットされており、キットだけでジオラマや単品作品における輸送シーンの雰囲気の演出が可能、タミヤ社製「フランス戦車 B1 bis」などのフランス軍車両との組み合わせも魅力となるアイテムです ●「ルノー UEトラクター」は、その生産時期から仕様が若干異なっており、キットは「第3期生産車」「第4期生産車」、そして改良型である「ルノー UE2」を選択することができます ●「ルノー UEトラクター」用のトレーラーが付属しています ●「ルノー UEトラクター」は、「車体」「カーゴ」の2ブロックで構成されています 【 車 体 】 ●車体は、パーツ数を抑えてその形状を再現、特徴的な球形の視察部や各部のルーバー、表面上のリベットなどが繊細なモールドで表現されています ●車体は各パネルを貼り合せる箱組み方式です ・ 車体上下のパネルには、確実に箱組みとなるように内側に桁状のダボとダボ受けとが成型されています ・ フェンダーは上部パーツに一体成型されています ・ 後部フェンダーは別パーツで、車体後部の支柱が一体成型 ・ 乗員用ハッチは別パーツです ・ 乗員用の半球形の視察ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 排気管は、排気管本体とカバー部とで構成 ・ 側面の雑具箱は上下分割式で、下部のステーがパーツ化 ・ 車載工具類は固定具が一体成型されています ・ 前照灯、ホーン、牽引フック、牽引ワイヤーなどがパーツ化 ●足周りのビーム部分は左右分割式で、下部転輪を挟み込んで接着します ・ 起動輪、下部転輪は左右分割式です ・ 起動輪は基部に内蔵させるポリキャップにより回転可動します ・ 誘導輪と上部転輪は各1パーツで構成 【 履 帯 】 ●履帯は、一部連結式履帯が付属しています ・ 上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は3枚ずつ分割されたパーツとなっています ・ 上部転輪による弛みが表現されています 【 カーゴ 】 ●カーゴは外側の補強板の薄さを再現、表面のリベットも繊細なモールドで表現されています ●カーゴは各パネルを貼り合せる箱組み式です ・ カーゴは起倒可動式とすることができます 【 トレーラー 】 ●トレーラーは繊細なタッチで表面上の構造がモールドされており、接着連結式履帯により重量感のあるリアルな足周りが表現されています ●トレーラーは各パネルを貼り合せる箱組み式で、これに牽引装置、フェンダー、足周りを取り付けます ・ リーフ式サスペンションは側面パネルに一体成型されています ・ 足周りのビームは左右分割式で、転輪を挟んで接着します ・ ビーム部分は可動式となります 【 フィギュア 】 ●乗員2体、歩兵2体の合計4体のフィギュアが付属しています ・ 乗員のフィギュアは半身像、歩兵のフィギュアは全身像です ●乗員のフィギュアは視察ハッチに顔を出した状態、歩兵のフィギュアの1体は立った姿勢で片手を指差しているポーズ、もう1体は立った姿勢で肩から下げたライフルのスリングベルトを持っているポーズとなっています ・ 服装は、乗員のフィギュアが革製のジャケットに戦車ヘルメットを被った姿、歩兵のフィギュアは「M1920/35上衣」を着用、ゲートルを巻き、ヘルメットを被った姿です ・ フィギュアは頭部、胴体、両腕のパーツ構成です ●フィギュア用の装備品類 ・ 戦車ヘルメット ×2 ・ ヘルメット ×4 ・ 「M1936 ライフル」 ×2 ・ 水筒 ×2 ・ 雑嚢 ×2 ・ マガジンポーチ ×4 ・ ゴーグル ×2 【 アクセサリー類 】 ●フランス軍の車載用の装備品が付属しています ・ 木製弾薬箱 ×6 ・ 小型ドラム缶 ×4 ・ 巻かれた状態のシート2種 ×各2 【 車 体 】 ●「ルノー UEトラクター」のマーキングとして、フランス軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 所属不明 (フランス / 1940年) 「UE2」 ・ 所属不明 (フランス / 1940年) 「第3期生産車」 ・ 所属不明 (フランス / 1940年) 「第4期生産車」 ●説明書の塗装例に基づく、戦術マーク、牽引表示、パーソナルネーム、車台番号などを再現したデカールが付属しています ●2007年 完全新金型
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