日本重巡洋艦 利根 (プラモデル)アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.331 スケール:1/700
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「日本重巡洋艦 利根 プラモデル (アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.331 )」です●「日本重巡洋艦 利根 (とね)」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●帝国海軍の「重巡洋艦 利根」を再現したキットで、1944年後半に対空兵装が増強された姿が再現されています ●帝国海軍は航空機の創成期において、航空機が偵察用、或いは攻撃用の兵器として利用が可能と判断すると積極的に戦力化を進めました ・ これは、列強と比べて主力艦の戦力が劣勢で、航空機により少しでも有利に戦いを進められると考えられたためです ●特に航空機が固定脚の時期(大戦間の時期)では、通常の航空機(艦上機)とフロート付きの航空機(水上機)との性能の差が少なく、水上機の活用が有効とされ、軽巡洋艦クラス以上の艦には可能な限り搭載されることとなります ●またこれは、艦上機を多く搭載する航空母艦は軍縮条約の対象となり易く、対して各艦に搭載する水上機の機数は特に制限が行なわれず、帝国海軍の中では水上機による攻撃力が重要視されたためです ●一方、1930年のロンドン軍縮会議にて巡洋艦を含む補助艦艇の総排水量トン数の制限が定められると、重巡洋艦は建造中の「高雄型」をもって条約の制限を満たすこととなったため、やむなく軽巡洋艦の枠内を使用することで、従来の単装砲を中心とした艦艇と異なる新型の軽巡洋艦の設計が行なわれることになります ●この新型艦として設計されたのが「最上型」4隻と「利根型」2隻の大型軽巡洋艦です ●帝国海軍は将来的な条約脱退を考慮し、両艦共に主砲は重巡洋艦の定義でもある「20センチ砲」の換装が可能なように設計されており、「最上型」は一旦軽巡洋艦として完成するも、条約脱退後は直ちに換装が行なわれました ●一方「利根型」は、「最上型」と比べて後に竣工したため、最初から「20センチ砲」を搭載した重巡洋艦として誕生しています ●「利根」型の特徴は、主砲を艦の前部に集中し後部に広く航空作業甲板を持つことで、これにより水上機の搭載機数は6機となり、大きな索敵能力を持つこととなりました ●また、主砲と航空機作業甲板とが離れることにより、主砲発砲時のブラスト(発砲炎)における搭載航空機の影響を受け難く、主砲の集中配置により主砲弾の弾薬庫の装甲強化が効率的に進められました ●このような設計思想の下、「重巡洋艦 利根」は1937年11月、同型艦の「筑摩」は1938年5月に竣工しています ●「重巡洋艦 利根」は、僚艦「筑摩」と行動を共にし、太平洋戦争開戦時は第1航空艦隊(南雲機動部隊)に配属、その索敵能力により艦隊の目となり十分な活躍を見せます ●「利根」は、「真珠湾奇襲攻撃」「インド洋沖海戦」「ミッドウェー海戦」「南太平洋海戦」「マリアナ沖海戦」など主要な海戦に参加、空母機動部隊の一員として戦いの中心に存在していました ●ただし、アメリカ軍が十分な量の空母部隊を編成し、その艦上機が空を跳梁跋扈し始めると、水上機での索敵行動は徐々にままならなくなり、続く「レイテ沖海戦」においては重巡洋艦としての砲火力を期待され、砲戦の主力部隊である「栗田艦隊」に配備されることとなります ●レイテ沖海戦における「栗田艦隊」は、途中で空襲により戦艦「武蔵」を失いますが、そのまま敵方に突き進み、護衛空母を中心にしたアメリカ軍の機動部隊に遭遇し、交戦します ●この戦いは「サマール沖海戦」と呼ばれ、「利根」は先陣を切って敵艦隊に突入して痛打を与えますが、その空母群から発進した航空機の攻撃により僚艦「筑摩」が撃沈され、「利根」も損傷を受けて日本に帰還しました ●その後「利根」は、水上機による索敵能力を発揮する場は無く、航空機作業甲板には機銃が増設、呉の江田島で練習艦となり、1945年7月の空襲により大破着底して終戦を迎えています ●この帝国海軍重巡洋艦「利根」を再現したプラスチック組立てキットです ●シャープなモールドにより「利根」を再現、主砲を前部に集中し、後部に多くの水上機を搭載した姿、また小型ながら精悍な顔付きの艦橋部分など、帝国海軍の粋を集めたフォルムが再現された内容となっています ●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルです ●「利根」は、対空兵装の増強等が繰り返されており、キットは、1944年後半の姿(レイテ沖海戦時)を表現しています ・ レイテ沖海戦後は更に対空兵装が増やされました ●「利根」は、上甲板及び船体部の上下分割のパーツで構成されています ・ 艦体部は一体成型のパーツで構成され、舷側の舷窓が再現されています ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属、オモリとなるバラストも付属しています ●上甲板は船橋楼甲板部、航空機作業甲板の艦尾部の部分で分割されています ・ シェルター甲板と航空機作業甲板の前部は、船体と一体成型されています ・ 甲板上には、主砲塔台座、リノリウム押さえ、滑り止め、航空機運搬用レール、カタパルト台座、パラベーン、リール、ボラードなどがモールドで再現されています ●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「高角砲部」「カタパルト部」「煙突部」「後部構造物」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「利根」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 艦橋は4層で構成され、トップには測距儀、射撃指揮所が別パーツにて再現 ・ 艦橋窓の下部には遮風装置がモールドされています ・ 艦橋部分を構成する、94式高射装置、探照灯、方位測定器、25mm連装機銃などがパーツ化されています ●メインマスト ・ メインマストは三脚檣型、トップは1本の単檣となっています ・ マスト中央の方位測定室が一体成型 ・ マスト上に設置された「21号電探」は別パーツにて再現されています ● 煙突 ・ 本体部分は左右分割式、煙突トップ部は別パーツ化され、整風板はシャープなモールドで再現されています ●後檣 ・ 後檣は三脚檣型、トップは1本の単檣、後部に航空機用のクレーンのパーツが付属 ・ マスト上に設置された「13号電探」は別パーツにて再現されています ●探照灯台座、及び探照灯 ●カタパルト「呉式2号5型射出機」 ×2 ●後部構造物 ●主砲塔部「50口径3年式2号 20cm砲」 ×4 ・ 砲塔は本体部分と砲身部分との分割式で、砲身部分は1本づつに分割されています ・ 砲身部分には防水カバーが表現されています ・ 測距儀は別パーツとなっています ●高角砲「40口径89式12.7cm連装高角砲」 ×4 ・ 高角砲は本体部分と砲身部分との分割式で、砲身部分は連装式に一体成型されています ・ 砲身の角度は自由に決められます ・ 円形の高角砲台座がパーツ化 ●煙突部連装機銃用2基用台座 ×2 ●後部構造物3連装機銃2基用台座 ×1 ●対空兵装を強化した際に設置された「艦橋前側面機銃台座(×2)」「後部機銃台座(×2)」 ●「25mm 3連装機銃」 ×6 ●「25mm 連装機銃」 ×6 ●「25mm 単装機銃」 ×20(台座付) ●零式水上観測機 ×2 ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 11m内火艇 ×2 ・ 12m内火ランチ ×2 ・ 9mカッター ×4 ●艦尾旗竿 など ●艦尾の海軍旗(直線タイプと、なびいているタイプの2種)を再現したシールが付属
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