海上自衛隊 護衛艦 DD-103 あやなみ (プラモデル)ピットロード 1/700 スカイウェーブ J シリーズ No.J-050 スケール:1/700
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「海上自衛隊 護衛艦 DD-103 あやなみ プラモデル (ピットロード 1/700 スカイウェーブ J シリーズ No.J-050 )」です●「海上自衛隊 護衛艦 DD-103 あやなみ」です●1958(昭和33)年に竣工した海上自衛隊護衛艦「あやなみ型」のネームシップ「DD-103 あやなみ」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組み立てキット ●長い船首楼を持ち、後部甲板に通称「オランダ坂」と言われるスロープを持つ優美な船型の「あやなみ型」護衛艦の船体をウォーターラインモデルで再現した内容となっています 【 「DD-103 あやなみ」について 】●発足当初の「海上自衛隊」は、戦時急造艦として作られた「タコマ級フリゲート」を「くす型警備艦」として装備していましたが、急造艦は経年劣化が激しく、旧式化も目立っていたため早急に後継艦が必要となりました ●こうして国産艦艇の建造計画が浮上しましたが、初の国産護衛艦「はるかぜ型」は戦後約10年の技術的空白を埋めるため「白露型駆逐艦」と「朝潮型駆逐艦」の設計をベースにアメリカ海軍「ギアリング級駆逐艦」の長所を採り入れた戦中型艦艇の折衷型でした ●「あやなみ型」は「はるかぜ型」に続いて建造された戦後2番目の国産護衛艦で、当時の最新技術を盛り込んで設計、とりわけ艦内容積が大きくなった結果、乗員の居住性向上が図られました ●この艦内容積の増加に貢献したのが「長船首楼」でしたが、船首楼を長く取ると後部船体の接続部の強度が著しく弱くなるため、その継ぎ目を「スロープ」とし強度の確保を図った結果、その部分は「オランダ坂」と呼ばれ、本型を特徴付けるポイントとなりました ●「オランダ坂」はスロープゆえに往来が困難になるとの苦情も有りましたが、基本的に優れた設計であることは認められ、以後、対空護衛艦「むらさめ型」、汎用護衛艦「あきづき型」にも採用され、「オランダ坂」を持つ初期の護衛艦スタイルは一時代を築くことになります ●初期の護衛艦は汎用性が低く、用途によって名称が異なり、対潜能力を優先した「あやなみ型」は当初「DDK(K:hunter-Killer SUBMARINE)」と称されており、旋回式の「Mk.15 ヘッジホッグ」「爆雷投射機(Y砲)」「短魚雷落射機」「爆雷投下軌条」の対潜装備を装備して水中からの脅威に対抗しました ●これらの対潜装備と対水上艦用の「533mm 長魚雷」は第2次世界大戦中から戦後すぐにかけて採用されたもので、戦後10年余りを経た1958(昭和33年)年当時では、堅実では有っても最新式とは言えない物ばかりでした ●ただし「あやなみ型」に主砲として装備された「3インチ 連装砲」は最新鋭のもので、原型は、第2次大戦時に「神風特別攻撃隊」の機体を確実に撃墜するために生み出した速射砲でしたが、大幅に自動化が進められ、ドラム弾倉への砲弾装填までが人力、後は全自動とし、毎分45発もの発射速度を誇りました ●この「Mk.33 対空・対水上射撃用自動速射砲」は、当初アメリカ海軍の供与品で「あやなみ」は3基を装備しましたしたが、昭和32年度計画艦搭載分より「日本製鋼所」で国産化を進行、正式採用後は「68式 50口径 3インチ連装速射砲」と呼ばれ、海上自衛隊の44隻もの艦艇に搭載されます ●また、後日装備として1965(昭和40年)年に可変深度ソナー(VDS)を搭載したのも「あやなみ型」が初めてで、艦尾に搭載され、潜水艦探知能力の大幅な向上を海上自衛隊にもたらしました ●「DD-103 あやなみ」は横須賀の「第8護衛隊」に配属されて以来、その後幾度かの所属変更を経て、護衛艦としての最終時は、1971(昭和46年)年広島・呉の「第4護衛隊群 第9護衛隊」に配属されていました ●1983(昭和58)年に「特務艦」への種別変更を経て1986(昭和61)年の除籍まで、わが国の海防を25年間勤め上げ、新世代の汎用護衛艦「はつゆき型」にバトンを渡して去ってゆきました 【 「海上自衛隊 護衛艦 DD-103 あやなみ」の製品内容について 】●この海上自衛隊「DD-103 あやなみ」を再現したキットです ●「DD-103 あやなみ」と「DD-105 うらなみ」の2隻分のデカールが付属し、いずれかを選択して製作することが可能です ●「あやなみ」「うらなみ」とも、爆雷を装備した「竣工時」の姿と可変深度ソナー(VDS)及び短魚雷発射管を装備した「最終状態」を選択して製作することができます ●艦体喫水線までを再現したウォーターラインモデルとなります ●「あやなみ」は、船体と艦橋などの甲板上の構造物及び艤装品のパーツで構成されています ・ 船体部は一体成型のパーツで構成され、喫水線部分までが再現されています ・ 現用艦に通じる舷窓のないフラットな舷側が再現されています ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属しています ●上甲板は艦尾部作業甲板の部分が分割されています ・ 甲板全体にある歩行帯は繊細な凸モールドで再現、ガイド無しでの塗装を容易にしているだけでなく、専用のデカールが準備されており、単調となりがちな1/700スケールの艦艇に情報量を盛り込む工夫が施されています ●上甲板上の構築物となる「マスト」「主砲部」「魚雷発射管」「煙突部」「後部構造物」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「DD-103 あやなみ」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 箱型の基部に半円形の前面を持つ上構を組み合わせた艦橋部を再現しています ・ 艦橋部分は、前部、側面、上構、天板に分割されたパーツ構成となっています ・ 艦橋上構のドームは別パーツで内部の「Mk.63 射撃指揮装置」が付属し、ガラス部分を削り取った上で交換することで「新造時」「点検時」を再現することが出来ます ・ 艦橋上構の窓、旗箱、水密扉、救命浮き輪などのディテールがモールドで再現されています ●メインマスト、後檣 ・ メインマストは四脚檣型、側面はトラスが張られており上下のヤードは別パーツとなっています ・ マスト上に設置された「AN/SPS-12 対空レーダー」「OPS-3 対水上レーダー」は別パーツ化して再現されています ● 第1煙突・第2煙突 ・ ファンネルキャップは別パーツ化されています ・ 煙突後方の副煙突がモールドされています ●探照灯台座、及び探照灯は別パーツで構成 ●主砲塔部「50口径 3インチ連装速射砲 Mk.33」 ×3 ・ 砲塔は基部と砲身の分割式で、これにシールドパーツを取り付ける構成となっています ・ シールドの有無により「就役直後」と後日装備完了後の姿を作り分けることが出来ます ●対潜弾発射装置「ヘッジホッグ Mk.15」 ×2 ・ 架台と発射機の分割式、艦橋の直前に装備されています ●4連装長魚雷発射管 「65式 53cm 4連装水上発射管」 ×1 ・ シールド無しの露天式発射管で、ブルワークやハンドルなどがモールドされています ●予備長魚雷(左右) ●短魚雷落射機(左右) ・ 竣工時に使用、3番砲塔両脇に装備されます ●短魚雷発射管(左右) ・ 最終時に使用、「あやなみ」では3番砲塔後方に装備されます ・ 「うらなみ」最終時では2番煙突右舷と「オランダ坂」上の左舷に装備され、左舷の基部はお手持ちの0.5ミリプラ板で自作する必要があります ●「MK.63 射撃指揮装置」(×2) ・ 1基は艦橋上部ドームに交換式装備、1基は後檣直後のブルワーク内に装備 ●爆雷投射器(Y砲) ・ 竣工時に使用、Y砲本体と爆雷ラックは甲板と別パーツで再現されています ●爆雷装填台 ・ 竣工時及び「うらなみ」最終時に使用、爆雷投下軌条は甲板と別パーツで再現されています ●可変深度ソナー(VDS) ・ 「あやなみ」最終時に使用、専用の後部甲板に曳航体やワイヤードラム、ドラムホルダー、支柱を組み合わせる形で再現されています ●内火艇、カッター、救命筏及びボートダビッド ●艦首及び艦尾旗竿 など ●デカールは「DD-103 あやなみ」と「DD-105 うらなみ」の2隻分が付属 ・艦首・艦尾の「日章旗」「海軍旗」、艦名、ハルナンバー、昭和45年まで採用されていた船体側面の大判の艦名表記、歩行帯を再現したデカールが付属しています ●「DD-103 あやなみ」の船体サイズ ・ 全長 : 約155mm ●2011年 完全新金型 第1弾
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