海上自衛隊 護衛艦 DD-162 てるづき (初代) (レジン製船底付) (プラモデル)ピットロード 1/700 スカイウェーブ J シリーズ No.J-048S スケール:1/700
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「海上自衛隊 護衛艦 DD-162 てるづき (初代) (レジン製船底付) プラモデル (ピットロード 1/700 スカイウェーブ J シリーズ No.J-048S )」です●1960年(昭和37年)に就役した海上自衛隊の護衛艦、初代「あきづき型」の2番艦「DD-162 てるづき (初代)」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●オランダ坂と言われるスロープを船体後半に持つ初期3型式の護衛艦のラストを飾る、艦隊旗艦として装備のバランスがとられた汎用護衛艦「DD-162 てるづき (初代)」の船体を再現した内容となっています ●ピットロード社製「海上自衛隊 護衛艦 DD-162 てるづき (初代)」をベースに、フルハルモデル用の船底、舵、スクリューなどのレジン製パーツとディスプレイスタンドを追加したスペシャルバージョンとなります 【 「海上自衛隊 護衛艦 DD-162 てるづき (初代) (レジン製船底付)」のキット内容について 】●この海上自衛隊「DD-162 てるづき(初代)」を再現したキットです ●「てるづき(初代)」は「竣工時」「最終時」の2つの状態を選択して作成することが可能です ・ 「Mk.108対潜ロケット発射機」「ヘッジホッグ Mk.10」「短魚雷落射」と「爆雷投射機(Y砲)」「爆雷投下軌条」を装備し、前部「3インチ砲」にカバーが装備されていない「竣工時」の姿 ・ 「71式 ボフォース対潜ロケットランチャー」「74式 3連装短魚雷発射管」と「可変深度ソナー(VDS)」を装備した「最終状態」 ●艦体喫水線までが再現された洋上モデルと、喫水線以下も再現されたフルハルモデルとを選択することができます ●初代「てるづき」は、船体と艦橋外壁及び装備品のパーツで構成されています ・ 船体部は一体成型のパーツで構成され、喫水線部分までが再現されています ・ 現用艦に通じる舷窓のないフラットな舷側が再現されています ・ 船底部は、 洋上モデル用としての船体下を塞ぐ平らな船底パーツと、フルハルモデル用としての船底が再現されたパーツ(レジン製パーツ)が付属、選択して使用します ・ フルハルモデル用の舵、プロペラ(スクリュー)などは別パーツ化(レジン製パーツ)して再現しています ●上甲板は艦尾部作業甲板の部分が分割されています ・ 甲板全体にある歩行帯は繊細な凸モールドで再現、ガイド無しでの塗装を容易にしているだけでなく、専用のデカールが準備されており、単調となりがちな1/700スケール艦艇に情報量を盛り込む工夫が施されています ●上甲板上の構築物となる「マスト」「砲塔」「対潜ロケット砲」「魚雷発射管」「煙突部」「後部構造物」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「DD-162 てるづき(初代)」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 旗艦設備を搭載するため、以前の型式より大型になった艦橋部は、箱型の下部構造物に半円形の前面を持つブリッジが組み合わされた姿で再現しています ・ 艦橋部分は、前部、側面、上構、天板に分割したパーツ構成となっています ・ 艦橋上構の窓、リブ、旗箱、水密扉、救命浮き輪などのディテールがモールドで再現されています ●メインマスト、後檣 ・ メインマストは四脚檣型、側面はトラスが張られておりヤードとマスト頂部は別パーツとなっています ・ マスト上に設置された「OPS-1対空レーダー」「OPS-5対水上レーダー」は別パーツにて再現されています ● 第1煙突・第2煙突 ・ ファンネルキャップは別パーツ化されています ・ 煙突側面のダクトや補助ボイラー用小煙突などがモールドされています ●探照灯台座、及び探照灯は別パーツで構成 ●主砲塔部「5インチ 54口径単装砲 Mk.39」 ×3 ・ 砲塔は基部と砲身とを分割したパーツ構成で再現されています ●主砲塔部「50口径 3インチ連装速射砲 Mk.33」 ×2 ・ 砲塔は基部と砲身とに分割したパーツ構成で、これにシールドパーツを取り付ける構成となっています ・ シールドの有無により就役直後と後日装備完了後の姿を作り分けることが出来ます ●Mk.108 対潜ロケット発射機 ×1 ・ 竣工時に使用、発射機本体と専用台座が分割されており、艦橋前方に装備されます ●71式 ボフォース対潜ロケット・ランチャー ×1 ・ 最終時に使用、ランチャー本体と専用台座が分割されており、艦橋前方に装備されます ●5インチ・3インチ装填演習砲 ×各1 ・ 5インチは探照灯台座右側、3インチは第2煙突の直後の左側に装備されます ●対潜弾発射装置 ヘッジホッグ Mk.10 ×2 ・ 発射機本体とカバーの分割式、艦橋の直前両舷に装備されています ●65式 53センチ長魚雷発射管 ×1 ・ 第1煙突の直後に装備、その後方左舷には予備魚雷4発を搭載 ●短魚雷落射機 (左右) ・ 竣工時に使用、後部3インチ砲の両脇に装備されますが、左右で位置が異なり、左舷側が若干前方に装備されます ●3連装短魚雷発射管 (左右) ・ 1977(昭和52)年以降に装備、後部3インチ砲の両脇に装備されます ●MK.57 射撃指揮装置 ×2 ・ 1基を艦橋上部に、もう1基を第2煙突後方の架台に装備し、装置本体と架台は別パーツで構成されています ●爆雷投射器(Y砲)×2 ・ 竣工時に使用、作業甲板は船体と別パーツで構成され、砲本体と爆雷ラックは甲板と別パーツで再現されています ●爆雷装填台 ×2 ・ 竣工時に使用、作業甲板は船体と別パーツで構成され、爆雷投下軌条も別パーツで再現されています ●将官艇、内火艇、カッター、救命筏及びボートダビッド ・ 竣工時は将官艇/カッター ×各1、内火艇 ×2となります ・ 最終時は7メートルカッター ×1、内火艇 ×2となり、不要なボート架台を削り取る必要があります ・ また最終時には 膨張式救命筏のコンテナ ×8が追加装備となります ●艦首及び艦尾旗竿 など ●フルハルモデル用のディスプレイスタンドが付属しています ●デカールは「DD-162 てるづき (初代)」の1隻分が付属 ・ 艦首・艦尾の「日章旗」「海軍旗」、艦名、ハルナンバー、昭和44年まで採用されていた船体側面の大判の艦名表記が付属 ・ 「DD-161 あきづき(初代)」の艦名、ハルナンバーを再現したデカールも付属、「DD-161 あきづき(初代)」として作製することも可能です ●歩行帯デカールが付属 ・ 現用艦艇モデルで制作上のネックとなる「歩行帯」を別版のデカールで再現しました ・ このデカールは先に甲板を塗装し、構造物を接着する前に貼り付ける事により綺麗に「歩行帯」が再現できます ・ 事前に周囲のニスをカッターナイフで切除してから「Mr.マークソフター」等のデカール軟着剤を併用するとフィットし易くなります ・ 完全に乾燥させてから次の作業に移ってください ●「DD-162 てるづき(初代)」の船体サイズ ・ 全長 : 約168mm 【 「海上自衛隊 護衛艦 DD-162 てるづき (初代) (レジン製船底付)」のパッケージ内容 】・ 海上自衛隊 護衛艦 DD-162 てるづき(初代) ×1 (レジン製パーツを含む) ・ デカールシート ×3 ・ ディスプレイスタンド ×1 ●スポット生産品 【 「あきづき型護衛艦 DD-162 てるづき (初代)」について 】●初代「あきづき型」は「あやなみ型、初代「むらさめ型」に続き建造された戦後4番目の国産護衛艦(当初は甲型警備艦)です ●初代「あきづき型」は国産護衛艦ですが、実際には同盟国であるアメリカが1957会計年度予算に基づき行った「域外調達(Off Shore Procurement:OSP)」として日本の造船所で造られた「アメリカ海軍駆逐艦」でした ・ 当時アメリカは同盟国に対し軍事援助と対象国の建艦技術向上を目的に、アメリカ海軍が設計した艦艇の建造を発注し、初代「あきづき型」も本来なら「フレッチャー級」に準じた艦となるはずでした ・ しかし、当時の日本では既に数型式の護衛艦を建造し造艦技術が向上していたため、アメリカの特別な支援を要することなく、初代「あきづき型」は日本の設計によるオリジナルな型式として発注されることになります ●1960(昭和37)年、初代「あきづき型」2番艦「DD-162 てるづき(初代)」は、「あやなみ型」以来のオランダ坂を有する艦型をもって竣工、これでオランダ坂という特徴を持つ海上自衛隊護衛艦の初期3型式が出揃うことになります ●初代「あきづき型」は旗艦設備を任される艦を期待され、先に建造された「対潜護衛艦 あやなみ型」と、対空重視の初代「むらさめ型」の両方の性格をバランスよく引き継いだ、真の意味での海上自衛隊初となる「汎用護衛艦」として誕生しました ●供与するアメリカ側の予算に余裕があったことから、初代「あきづき」型は、初代「むらさめ型」を超える海上自衛隊初の2,000トン級護衛艦となり、2,350トンの基準排水量を活かした余裕ある装備と、艦舷の高いオランダ坂護衛艦の特有の優雅なシルエットで、海上自衛隊旗艦としてふさわしい姿となりました ●初代「あきづき型」は、ミッドウェー級空母からの転用となる「5インチ 54口径単装砲 Mk.39主砲」を3基、「50口径 3インチ連装速射砲 Mk.33」を2基という初代「むらさめ型」と同量の砲を備え、「ヘッジホッグ Mk.10」2基、「長短魚雷」や「爆雷兵装」等の対潜兵装も「あやなみ型」と同量の装備も持ち、当時としてはスーパー護衛艦と言っても差し障りのない護衛艦と言えました ●加えて、当時まだ新鋭装備だった「Mk.108 対潜ロケット発射機」が海上自衛隊艦艇の中で初めて装備され、後にこれに換えてより強力な「71式 ボフォース4連装対潜ロケットランチャー」が装備され、海上自衛隊最強の護衛艦であった事は間違いありません ●武装以外でも「放射能塵洗浄装置」と呼ばれる散水装置が本格装備となり、艦内の「密閉通風循環装置」と共に冷戦下で起こり得た核戦場での行動に対応した装備が施され、初代「あきづき型」が海上自衛隊の最後の砦としての活動を前提に作られていた事が判ります ●また、旗艦設備としては「司令部CIC(戦闘指揮所)」を始め、多くの将官室が設けられ、主だったものが大型化した艦橋構造物に収められていました ●さらに、初代「あきづき型」には「8.5メートル 内火艇」を将官艇として搭載、旧海軍の将官艇に比して大型のキャビンを有するこの艇は「ガマ蛙」の通称で親しまれていましが、初代「てるづきで」は1971(昭和46)年の第4護衛艦隊群(旗艦)編入後、実質的に不要となったため、1976(昭和51)年の特定修理の際にボートダビットと共に撤去されています ●こうして「DD-162 てるづき (初代)」は、就役以来長年に渡り海上自衛隊の旗艦を勤めましたが、その一方で遠洋航海実習の旗艦としての役割も数多くこなしています ●「DD-161 あきづき (初代)」と交互に遠洋航海実習の旗艦を務め、次代を担う幹部候補生の育成と共に、海外の多くの港を訪問、友好国に対する親善訪問、砲艦外交のシンボルとしての役割も背負っていました ●初代「DD-162 てるづき」は、1960(昭和35)年の供与後に横須賀地方隊に編入、翌1961(昭和36)年、護衛艦隊(横須賀)に編入されました ●初代「てるづき」の就役後、1963(昭和38)年3月、浦賀水道を航行中に貨物船「加茂春丸」に右舷艦尾に追突され、死者5名、重軽傷者28名の犠牲者と船体中心線に及ぶ亀裂を生じ横須賀の米軍基地まで曳航されるる大事故に見舞われましたが、約2ヵ月半で修理を完了、再び遠洋航海任務に就いています ●1964(昭和39)年、横須賀の第1護衛艦隊群(旗艦)に編入、その後も「可変深度ソナー(VDS)」の装備など、数々の装備変更を経て、1971(昭和46)年には第4護衛艦隊群(旗艦)に編入、1986(昭和61)年、特務艦に種別変更され、1993(平成5)年に除籍、33年の長期に渡る使命を終えています ●初代「てるづき」は初代「あきづき」と共に、真の意味での汎用護衛艦の道を開き、後の「はつゆき型」以降続いてゆく海上自衛隊護衛艦の進化の道筋を示し、基礎を築いた重要な艦艇と言えるでしょう
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