海上自衛隊 護衛艦 きりしま (プラモデル)ハセガワ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.028 スケール:1/700
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「海上自衛隊 護衛艦 きりしま プラモデル (ハセガワ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.028 )」です●海上自衛隊のイージスシステム搭載のミサイル護衛艦「こんごう型」の2番艦「DDG-174 きりしま」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●通称「イージス艦」と呼ばれるイージスシステム搭載のミサイル護衛艦「DDG-174 きりしま」を再現、「フェーズド・アレイ・レーダー」を装備した大型の艦橋構造物を持つ特徴的なシルエットを表現した内容となっています 【 「海上自衛隊 護衛艦 きりしま」のキット内容について 】●海上自衛隊のイージスシステム搭載のミサイル護衛艦「DDG-174 きりしま」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●多くの電子装備により高い防空能力を持ち、現代の日本における「盾(イージス)」の役割を担う「護衛艦 きりしま」を再現、ウォーターラインシリーズとしてパーツ数を抑えながらも、各種兵装や多数のアンテナ類が織り成す現用艦らしいディテールが細かく再現されています ●船体や上部構造物はステルス効果を意識した面構成が中心でありながら、レーダーやアンテナなどの細かな構造を持つ「護衛艦 きりしま」をハセガワ社らしい繊細なモールドを中心とした造形により再現、1/700スケールとして過度にディテールを追求するのではなく、作りやすさも考慮した内容となっています ●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルです ●艦載用のヘリコプター「SH-60J」が2機付属しています ●「護衛艦 きりしま」の船体部は、左右分割のパーツで構成されており、上甲板、前部構造物、後部構造物などを取り付ける構成となっています ・ 船体側面は舷窓のないフラットな舷側を再現、ホースパイプ、プロペラガードが細かなモールドで再現され、側面上部にはフェアリーダーが再現されています ・ 舷側部には鋼板の継ぎ目を繊細な凸モールドで再現 ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属 ・ モデルに重量感と安定性を与える金属性バラストが付属しています ●上甲板は全通式に一体成型されたパーツで再現されています ・ 上甲板には、主砲台座、波除けなどのディテールが再現される他、アンカーチェーン、ボラードなどのディテールが繊細な凸モールドで再現されています ・ 船体前後の「Mk.41 VLS」は甲板上に一体成型、各扉が繊細なモールドで彫刻されています ・ 甲板の歩行帯はデカールにて再現しています ●上甲板上の構築物となる「前部構造物(艦橋)」「マスト」「主砲」「後部構造物(第2煙突)」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「護衛艦 きりしま」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●前部構造物 ・ 面構成の前部構造物(艦橋)は、エッジ部分が接合部となるパーツ構成となっています ・ 艦橋上部は一体成型(アンテナ類を除く)で、下部には艦橋の窓枠が凸モールドにて再現 ・ 第1煙突上部は各パネルを貼り合わせる箱組みで、トップは別パーツ化されています ・ 煙突に装備されるホイップアンテナ(×2)が別パーツ化されています ・ 前部構造物にはルーバー、防水扉、梯子、「SPY-1D レーダー」などが微細な凹凸あるモールドで再現されています ・ 前部構造物に配置される「CIWS ファランクス」(×1)、「チャフ発射機」(×4)、「SPG-62 射撃指揮装置」(×1)、「USC-42 衛星通信アンテナ」(×1)、「NOLQ-2 電子戦装置」(×2)、「NORA 1 スーパーバードアンテナ」(×2)、「NORQ-1 スーパーバードアンテナ」(×2)、「2-23型 射撃指揮装置」(×1)、なども別パーツ化して再現しています ●メインマスト ・ メインマストは、トラス状に成型された各パネルを貼り合わせ、ヤード、各フラットを取り付ける構造となっています ・ メインマストに装備される、「USC-42 アンテナ」(×1)、「ヘリ用データリンクアンテナ」(×1)、「OPS-28D 対水上レーダー」(×1)、「OPS-20 航海レーダー」(×1)、「インマルサットアンテナ」(×2)などは別パーツ化して再現されています ●後部構造物 ・ 後部構造物は背面部を除いてエッジ部分が接合部となるパーツ構成となっています ・ 第2煙突上部は各パネルを貼り合わせる箱組みで、トップ部は別パーツ化されています ・ 煙突の排気口は個別にパーツ化 ・ 煙突に装備されるホイップアンテナ(×2)は別パーツ化されています ・ 後部構造物にはルーバー、防水扉、梯子などが繊細なモールドで再現されています ・ 後部構造物に装備される、「CIWS ファランクス」(×1)、「SPG-62 レーダー」(×2)、「水平燈」(×2)、などが別パーツ化して再現されています ●主砲塔部 「オート・メララ 127mm 単装速射砲」 ×1 ・ 砲塔は砲身と砲塔との2パーツで構成 ●対水上ミサイル 「ハープーン 4連装発射機」 ×2 ・ 発射機本体は左右に分割されたパーツ構成、1基が4本のキャニスターで構成され、上部構造物の最後部に装備されます ●近距離防御兵器 「CIWS ファランクス」 ×2 ・ 一体成型のパーツで再現されており、艦橋前と後部構造物の後端に装備されます ●魚雷発射管 「HOS-302 3連装短魚雷発射管」 ×2 ・ 魚雷発射管は上下に分割されたパーツで再現、上甲板後部に配置されます ●膨張式ボートコンテナ ×5 ・ 前部構造物左舷部に2組、後部構造物の右舷部に3組、計5組が装備されます ●艦載艇 「改 7.9m 内火艇」 ×2 ・ 上甲板中央部に装備されており、ボートダビットは別パーツ化されています ●ボート 「複合型作業艇」 ・ 後部構造物後部に装備されます ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 錨 ・ 受給ポスト ・ クレーン などがセットされています ●「護衛艦 きりしま」の搭載ヘリコプターとして ・ SH-60J ×2 が付属しています ・ 「SH-60J」の機体は、左右分割した胴体部、、メインローター(展開した状態)、テールローター、水平尾翼、左右のランディングギアで構成されています ●デカールは「DDG-174 きりしま」の1隻分が付属 ・ 艦名、ハルナンバー、ヘリ甲板の表示線、甲板上の歩行帯の白線デカール、 「SH-60J」の機体番号、国籍マーク、海上自衛隊のロゴ等がデカールで再現されています ・ 歩行帯デカールは、先に甲板を塗装し、構造物を接着する前に貼り付ける事により綺麗に再現することができます ・ 事前に周囲のニスをカッターナイフで切除してから「Mr.マークソフター」等のデカール軟着剤を併用するとフィットしやすくなります ・ 艦首旗竿に取りける「日章旗」と、艦尾旗竿に取り付ける「自衛艦旗」のデカールも付属しています 【 「海上自衛隊 護衛艦 きりしま」のパッケージ内容 】・ 海上自衛隊 ミサイル護衛艦 DDG-174 きりしま ×1 ・ SH-60J ×2 ・ デカールシート ×1枚 ●2014年 ハセガワ社製「海上自衛隊 護衛艦 きりしま」のキットをベースに新規パーツをセットしたアップデートバージョン 【 「ミサイル護衛艦 こんごう型」について 】●海上自衛隊の任務は、有事の際における海上のシーレーン確保というのが最大の目標であり、特に米ソ冷戦下の時代ではソ連の潜水艦が最大の脅威とされました ●また、専守防衛の観点から日本近海での行動が中心となるため、航空自衛隊や在日米軍の上空カバーが見込まれることから、対空能力は重視されず、護衛艦は対潜能力が最も重要とされてきました ●しかし、空からの脅威より艦隊を守る手段がないのは忌々しき事態であり、海上自衛隊としては念願の対空ミサイルを搭載した初めてのミサイル護衛艦「DDG-163 あまつかぜ」が1965年に竣工します ・ それまでは、主砲による対空能力を持つ艦として「DDK」が存在していましたが、その能力は個艦防御に過ぎませんでした ●この「DDG-163 あまつかぜ」以降、後継となるミサイル護衛艦「たちかぜ型」や「はたかぜ型」が建造されましたが、ミサイル護衛艦は他の護衛艦と比べて建造費が高いために建造のペースは極めて低調で、これらのミサイル護衛艦は1個護衛隊群に1隻しか配備できませんでした ●また、当時のミサイル護衛艦は、複数の目標を同時に攻撃することができないという欠点を持っていました ●このため、海上自衛隊の護衛艦隊は高い対潜能力を持つのに対して、対空能力は優れているとは言えず、その能力に偏りがあったのは否めませんでした ●1980年代前半、米ソ冷戦下において「Tu-22M バックファイアー」などのソ連軍の爆撃機の脅威が問題視される中、ミサイル護衛艦の充実化が唱えられ、それにより建造されたのが「こんごう型」です ●「こんごう型」は、アメリカ海軍が保有する、多数の航空目標を同時捕捉、同時攻撃できる能力を持つ「イージス・システム」を装備したミサイル護衛艦で、従来のミサイル護衛艦とは比較にならない程の高い防空能力を擁しています ・ この「イージス・システム」はアメリカからの有償援助として購入したもので、「こんごう型」はアメリカ海軍以外で初めて建造された「イージス艦」となりました ●「イージス・システム」の核となる「フェーズド・アレイ」方式で搭載された「SPY-1D レーダー」は艦橋下部に装備され、このため艦橋構造物は多面形で船体に対して大型となっています ●ミサイルは垂直発射装置「VLS (80セル分)」に搭載、対艦用のミサイル「ハープーン」は4連式を2基装備しています ●主砲は、「オート・メララ 127mm単装速射砲」を装備、その他に近接防御火器「20mm CIWS ファランクス」を2基、「3連装短魚雷発射管」を2基搭載しています ●このように多数の装備を搭載し、「電子の要塞」とも呼ばれる「イージス・システム」を持つ「こんごう型」は海上自衛隊の艦隊防空の要として欠かせない存在となり、「DDG-173 こんごう」「DD-174 きりしま」「DDG-175 みょうこう」「DDG-176 ちょうかい」の4隻が建造されています ・ 2004年には「こんごう型」の改良型となる「あたご型」の建造が開始、「DDG-177 あたご」「DDG-178 あしがら」が竣工しています ●ところが、「こんごう型」が竣工した頃にはソ連が崩壊、これにより建造費が莫大となる「イージス艦」は不要論が噴出します ●しかし、ソ連崩壊後の国際情勢は複雑さを増してしまい、弾道ミサイルが日本の上空を通過するなど、日本周辺を取り巻く環境はむしろ悪化し、高い防空能力を持つ「こんごう型」は本来の艦隊防空という任務だけではなく、日本自体を守る「盾」としての役割も持つようになりました ●また、従来の冷戦構造では考えられなかった海賊対策など、海外において「こんごう型」の高い探知能力や情報処理能力が必要とされる事案も発生しており、「こんごう型」の必要性と重要性は益々高まっているのです 【 「ミサイル護衛艦 DDG-174 きりしま」について 】●「DDG-174 きりしま」は、「こんごう型」の2番艦として三菱重工長崎造船所で建造され、1995年に竣工しました ●竣工後、「DDG-174 きりしま」は第1護衛隊群第61護衛隊に配属、横須賀に配備されます ●「DDG-174 きりしま」は、1996年、1998年、2000年、2002年の環太平洋合同演習 (RIMPAC)に参加 ●2002年、「DDG-174 きりしま」はテロ対策特措法に基づき、インド洋へと派遣され、6ヶ月の任務を終えて帰国、2004年にも再びインド洋に派遣され、5ヶ月の任務に就きました ●その任務の帰路において、スマトラ島沖地震の発生により国際緊急援助隊派遣法に基づきタイに派遣、被災者の捜査活動を行いました ●「DDG-174 きりしま」は、2006年、2008年の環太平洋合同演習 (RIMPAC)に参加 ●2008年、部隊改編に伴い「DDG-174 きりしま」は第4護衛隊群第8護衛隊へと配属されました ●2010年、「DDG-174 きりしま」はハワイ沖の演習に参加、模擬の弾道ミサイルの迎撃に成功します ●2014年、「DDG-174 きりしま」は環太平洋合同演習 (RIMPAC)に参加しています
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