1/350 スカイウェーブ JB シリーズ 海上自衛隊 ミサイル艇 PG-827 くまたか ピットロード (PIT ROAD)

「海上自衛隊 ミサイル艇 PG-827 くまたか (プラモデル) (ピットロード 1/350 スカイウェーブ JB シリーズ  No.JB031 )」です

●海上自衛隊のミサイル艇「はやぶさ型」の4番艇「PG-827 くまたか」を1/350スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット。

●高速性能と高い艦対艦能力で日本沿岸の防衛に従事する「PG-827 くまたか」を再現、小型の船体に平面で構成した上部構造物を備え、小型ながらマッシブな印象を船体シルエットを再現した内容になっています。

●ピットロード社製「海上自衛隊 ミサイル艇 PG-827 くまたか」をベースにした品番替えバリエーションキットになります

●「PG-827 くまたか」の同型艇となる「PG-828 うみたか」「PG-829 しらたか」の艇番表示、艇名表記のデカールも付属、選択して作製することができます。

【 海上自衛隊 ミサイル艇 はやぶさ型 について 】

●海上自衛隊では1960年代まで高速性を重視した魚雷艇を建造していましたが、装備の搭載能力が小さく、汎用性に欠けることからその後は同種の小型艇は建造されていませんでした。

●反面、対艦ミサイルの発達に伴い、海外では魚雷の代わりにミサイルを装備したミサイル艇を積極的に運用しており、海上自衛隊も1990年代になると試験的にミサイル艇「1号型ミサイル艇」を建造、運用することになります。

●この「1号型ミサイル艇」は基準排水量50トンという小型艇でしたが、対艦ミサイル「ハープーン」を4基搭載、最大速度は46ノットにもなる高速性能を有し、高い攻撃力と機動性能を発揮することができました。
●もっとも、「1号型ミサイル艇」はイタリアのミサイル艇を参考としたために、水中翼による航行方法を採用、この水中翼は海面の荒れることが多い日本海沿岸では運用に不向きで、さらに水中翼方式は低速と高速でしか航行できないという欠点を持っていました。

●そこで、「1号型ミサイル艇」の後継としてミサイル艇「はやぶさ型」の建造の計画が始まります。

●計画の進む同時期、1999年に起こった不審船事件において、強力な機関を備えて逃走を図る不審船に対して大型の艦船は追従することができず、採り逃してしまうという結果になります。
●海上自衛隊発足後、初めての海上警備行動が発令されたこの不審船事件は海上自衛隊の装備体系が大きく見直されるきっかけになり、「はやぶさ型」への期待が大きく膨らみ、「はやぶさ型」自身にも不審船事件からの教訓を採り入れられることになります。

●「はやぶさ型」は、「1号型ミサイル艇」よりも大きく拡大された排水量200トンの船体に5400馬力のガスタービンエンジンを搭載、最高速度は44ノットを発揮します。
●また、「はやぶさ型」では「1号型ミサイル艇」の教訓から水中翼方式から通常船体方式へと変更、高速航行時には乗員はシートベルトを締めた状態で着座して操艦や装備の操作などを行います。
●装備は、「オットー メララ 60口径 76mm単装砲」を1基、対艦ミサイル「90式 艦隊艦誘導弾発射機」を4基装備、必要に応じて「12.7mm重機関銃」を2基追加することも可能になっています
●加えて、船体構造はステルス性にも配慮しており、上部構造物にはレーダー波の反射を防ぐための傾斜を付け、マストも塔構造になるステルスマストを採用しています。

●この「ミサイル艇 はやぶさ型」は2000年から建造を開始、2004年までに6隻が竣工、主に日本海側へと配備が行われ、その高速性能と強力な装備を活かして国防の任に就いているのです

【 海上自衛隊 ミサイル艇 PG-827 くまたか について 】

●「PG-827 くまたか」は「はやぶさ型」の4番艇として三菱重工下関造船所で建造され、2003年3月に竣工しました。
●「PG-827 くまたか」は、「はやぶさ型」の2番艇の「PG-825 わかたか」と共に第1ミサイル艇隊を編成、青森県の大湊地方隊へと配備されています。

【 海上自衛隊 ミサイル艇 PG-827 くまたか (ピットロード 1/350 スカイウェーブ JB JB31) プラモデルの内容 】

●この海上自衛隊の「ミサイル艇 PG-827 くまたか」を再現したプラスチックモデル組立てキットです。

●海上自衛隊の艦艇を積極的にプラモデル化してきたピットロード社ならではのリサーチ力と、実艦への深い造詣を反映し「ミサイル艇 PG-827 くまたか」を再現、ビックスケールの解像度を活かし、小型ミサイル艇構造とディテールを細かく再現した内容になっています。

●独特の形状の艦橋構造物や煙突部などはスライド式金型を使用してその形状とディテールを再現、確実に形になるように工夫され、窓や防水扉などのディテールもエッジの立ったモールドで再現しています。

●喫水線以下も再現されたフルハルモデルです
　・ 船体は喫水線の部分で分割していますので、洋上モデルとしても製作することができます。

■ ミサイル艇 PG-827 くまたか 全体構造
●「PG-827 くまたか」の船体部は上下分割のパーツで構成、「上甲板」「艦橋構造物」「煙突」などを取り付ける構成になっています。
　・ 船体部は一体成型化した2層のパーツで再現、喫水線部分までを成型したパーツになります。
　・ 船体下部パーツには安定板を一体成型化して再現しています。
　・ 船体後部ウォータージェット推進部は個別に別パーツ化しています。

●上甲板上の構築物となる「艦橋構造物」「マスト」「主砲」「煙突」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます。

●上甲板は船体と別パーツで構成、船首か艦尾まで1パーツで再現しています。
　・ 上甲板には、波除けなどのディテールをモールド化して再現しています。


■ ミサイル艇 PG-827 くまたか の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成してい
●艦橋構造物
　・ 艦橋構造物はスライド金型を使用して一体成型のパーツで再現、艦橋後部の構造物は別パーツ化しています。
　・ 艦橋窓枠は、窓の部分を開口して成型、窓は付属のクリアパーツで再現します。
　・ 艦橋構造物の前後には扉、梯子などのディテールをモールド化して再現。
　・ 艦橋構造物に装備する、「FCS-2 射撃指揮装置」（×1）、「チャフディスペンサー」（×2）、「12.7mm重機関銃」（×2）、「20cm探照灯」（×2）、「OAX 赤外線暗視装置」（×1）、「OPS-20 航海レーダー」（×1）、「NORA-1C スーパーバード衛星通信アンテナ」（×2）、「救命浮標」（×2）などを別パーツ化して再現しています。
　・ 艦橋上部に装備される「ホイップアンテナ」（×3）も独立してパーツ化しています。

●マスト
　・ マスト下部は一体成型化したパーツ、後部脚部分とトップは別パーツ化しています。
　・ マストに装備する「NORA-9B 電子戦装置」（×1）、「OPS-18-3 対水上レーダー」（×1）、「風力風向計」（×1）などを別パーツ化して再現。

●煙突
　・ 煙突はスライド金型を使用した一体成型のパーツで再現、後部パネルは別パーツ化しています。
　・ 煙突上部の排気口や側面の吸気口は個別にパーツ化。
　・ 煙突に装備する「リール」（×3）、「救命浮標」（×1）、「ホイップアンテナ」（×2）なども別パーツ化しています。


●主砲塔部 「オート・メラーラ 60口径 76mm単装砲」 ×1
　・ 砲塔は砲身と砲塔との2パーツで構成、砲塔架台は別パーツになっています。

●対水上ミサイル 「90式 艦隊艦誘導弾発射機」 ×4
　・ 発射機本体は連装式に一体成型、架台は左右分割のパーツで再現されています。

●機銃 「12.7mm重機関銃」 ×2
　・ 機銃は、シールドを含んだ銃身部と架台とで構成。

●レーダー波拡散装置 「チャフディスペンサー」 ×2
　・ チャフディスペンサーは3連装で一体成型されたパーツを2個並列させて製作、艦橋構造物に配置します。

●膨張式ボートコンテナ ×2
　・ ボートコンテナは、コンテナ本体と架台とで構成され、艇体後部に装備します。

●ボート 「6.3m 複合型作業艇」
　・ 作業艇は一体成型で、艇体中央部に装備されます。

●その他の艤装を再現したパーツとして
　・ 艇首、艇尾旗竿
　・ 錨
　・ フェアリーダー
　・ ケーブルホルダー
　・ 錨鎖
　・ 防舷物
　・ ボラード
　・ 予備錨
　などを別パーツ化して再現しています。

■ はやぶさ型ミサイル艇のディスプレイ
●完成後に見栄え良く飾ることができるディスプレイ台をセット、完成した「はやぶさ型ミサイル艇」をそのまま載せてディスプレイすることができます。
　・ 飾り台はプラスチック製のパーツ、台形の台座部分に大きく広がったYの字型の飾り脚2本を取り付けるパーツ構成になっています。

【 海上自衛隊 ミサイル艇 PG-827 くまたか (ピットロード 1/350 スカイウェーブ JB JB31) 塗装とマーキング 】

●パッケージ裏面に「ミサイル艇 はやぶさ型」の「塗装・マーキングガイド」をカラーでプリントしています。
　・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー/水性ホビーカラー)。

●マーキング例
　・ PG-827 くまたか
　・ PG-828 うみたか
　・ PG-829 しらたか
　・ 上記艦名より1隻を選択して製作することができます。

●上記マーキング例に応じたデカールが付属しています。
　・ 救命浮標、喫水表示、艇首旗竿に取りける「日章旗」と、艇尾旗竿に取り付ける「自衛艦旗」をデカールシートにプリントしています。

【 海上自衛隊 ミサイル艇 PG-827 くまたか (ピットロード 1/350 スカイウェーブ JB JB31) 製品仕様 】

●プラスチックモデル組立キット
　・ 各パーツ類はランナー状に成型していますので、パーツを切り離すのに「ニッパー」などの切断工具が必要になります（別売り）。
　・ パーツの固定には「プラモデル用接着剤」などの接着剤をご利用下さい（別売り）。

●製品素材 : PS
●パーツ成型色 : ライトグレー

●対象年齢 15歳以上 （ピットロード基準）

●「ミサイル艇 はやぶさ型」完成時のサイズ
　・ 全長 ： 152mm

●中国製
●2020年 品番替えリニューアル
●2013年 完全新金型

【 海上自衛隊 ミサイル艇 PG-827 くまたか (ピットロード 1/350 スカイウェーブ JB JB31) パッケージ内容 】

●ミサイル艇 はやぶさ型 ×1
●ディスプレイスタンド ×1
●デカールシート ×2
●組立て説明書 ×1