ソビエト KV-1S 重戦車 スコロツノイ (プラモデル)トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.01566 スケール:1/35
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「ソビエト KV-1S 重戦車 スコロツノイ プラモデル (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.01566 )」です●第2次大戦中期のソ連軍の重戦車として欠かせない存在である「KV-1S」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット、「KV-1」の設計をベースにリファインされた車体、避弾経始を重視したなだらかな形状の砲塔など、「KV-1S」の特徴的なフォルムとディテールを再現した内容となっています 【 重戦車「KV-1S」について 】●ソ連軍は、多砲塔型重戦車「T-35」の後継車両として1939年に「KV-1」を採用、「KV-1」は「スターリン」の意向により多砲塔型から脱却したものでした ●この「KV-1」は、トランスミッションを後部に配置した関係で、重量配分的に前面装甲を厚くすることが可能で、当時の戦車としては破格である前面装甲75mm厚を誇りました ●主砲には「39口径76mm砲」(初期は30.5口径)を搭載、これも当時の戦車が37mm砲程度だったのに対して極めて強力な火力を持っていました ●1941年、独ソ戦が開始されると、ドイツ軍は「KV-1」に遭遇、その圧倒的な防御力により苦戦を強いられますが、ソ連軍内の混乱によりその能力が十分に発揮されず、ドイツ軍の各兵科の協力により各個撃破されてしまいます ●このソ連軍の混乱は、作戦の他に、補給にも問題が有り、前線には十分な弾薬が届かず、「KV-1」も主砲の砲弾を搭載することができずに出撃を余儀なくされることも有りました ●一方、ドイツ軍の戦車を上回るスペックを持ちながら、「KV-1」自体も機械的な問題を抱えていました ●その問題は動力系統であり、当時の技術では変速を手動で行わなければならず、大重量、そして後部配置によるトランスミッションでは走行時の変速作業は至難の業でした ●そのため、機動力は著しく低下し、行軍の途上において機械故障によって放棄される車輌が続発してしまいました ●しかし、当時のソ連軍の首脳陣は装甲強化による「KV-1」の戦闘力向上を図り、追加装甲を貼った「KV-1E」や、追加装甲分を基本装甲とした「KV-1C」(1942年型)が登場します ●戦況が一段落した1942年、ソ連軍ではこれまでの戦闘を省みる首脳会議を開催、この中で批判の矢面に立ったのが「KV-1」であり、その機動性能の低さが問題となって「KV-1」不要論までもが噴出します ●その会議の結果を受けて開発されたのが、「KV-1」と「T-34」を統合するコンセプトの汎用戦車「KV-13」と、「KV-13」の代案的存在としての「KV-1」の軽量化を図った「KV-1S」でした ●しかし、「KV-13」は走行時の安定能力に欠けたために不採用となり、「KV-1S」が替わりに採用され、1942年8月から生産が開始されました ●この「KV-1S」は、前面装甲を「KV-1」の採用時の75mm厚に戻し、各部の無駄なスペースを省いて軽量化、機動力と機械的信頼感が大幅に向上されています ●同車は、1942年冬のソ連軍の攻勢で活躍、機動力と比較的良好な防御力により、進撃の原動力となりました ●ところが、ドイツ軍が重戦車「タイガー1」や、長砲身型の「4号戦車」を前線へと投入を開始すると、「KV-1」の利点であった分厚い装甲を減じた防御力の「KV-1S」は、多くが撃破されてしまいます ●これにより、またも「KV-1」不要論が噴出、「T-34」と同じ攻撃力で、防御力が若干優れた程度の重戦車は存在意義が薄いとされ、生産は1943年4月で中止、後継車両として「KV-13」を原型とした「JS-1」が開発されることとなりました 【 「ソビエト KV-1S 重戦車 スコロツノイ」のキット内容について 】●このソ連軍の重戦車「KV-1S」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●キットは、「KV-1S」をシャープに再現、比較的パーツ数を抑えた構成により、同車の魅力が表現された内容となっています ●トランペッター社の「KV-1」シリーズは、ディテール表現、作り易さ、雰囲気など、同社のキットの中でも最良なものですが、当キットもその流れを汲んだものとなっています ・ 但し、キットのパーツは、従来ある「KV-1」シリーズのバリエーションキットではなく、新規パーツを新たに作り起こした内容となっています ●「KV-1S」は、砲塔、車体、左右フェンダーの4ブロックで構成されています ●砲身は、プラパーツと金属パーツが付属しており、選択して使用します ・ プラパーツは一体成型で、スライド式金型により砲口が開口処理されています ・ 砲身は上下に可動します ●砲塔は左右分割式で、天板は別パーツとなっています ・ 砲塔側面には特徴的な溶接跡が表現されています ・ 上部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ キューポラは、ベース部分が天板パーツに一体成型され、視察口及び上面部は別パーツです ●車体は、バスタブ式に成型された車体下部パーツに、各パネルを貼り付ける構成となっています ・ サスペンションアーム、ダンパーは別パーツです ・ 後部の整風板は、プラパーツとエッチングパーツとを選択できます ・ 後部の吸気グリル部のメッシュを再現するエッチングパーツが付属しています ・ 操縦手ハッチ、後部のエンジン点検ハッチは別パーツです ・ 排気マフラーは、先端部が開口処理されています ●履帯は、1枚ずつが分割された接着連結式履帯が付属しています ●フェンダーは一体成型され、上部のフェンダー支持架は別パーツとなっています ・ 後部の予備燃料タンクは、各4パーツで構成されています ●砲塔及び車体に設けられた手摺りがパーツ化されています ●牽引ワイヤーは、アイの部分がプラパーツ、ワイヤー本体は付属の銅製ワイヤー使用します ●前照灯のガラス部、尾灯を再現するクリアーパーツが付属 ●車体後部の整風板、吸気グリルのメッシュを再現するエッチングパーツが付属しています ●マーキングは、ソ連軍の5種類の塗装例が説明書に記載されており、塗装例に基づく車体番号、スローガンなどを再現したデカールが付属しています ●2012年 完全新金型
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