ハンガリー 44M ズリーニィ 1型 75mm 突撃砲 (プラモデル)ブロンコモデル 1/35 AFVモデル No.CB35121 スケール:1/35
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「ハンガリー 44M ズリーニィ 1型 75mm 突撃砲 プラモデル (ブロンコモデル 1/35 AFVモデル No.CB35121 )」です●「ハンガリー 44M ズリーニィ 1型 75mm 突撃砲 」です ●第2次世界大戦時におけるハンガリー軍の突撃砲「ズリーニィ 1」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●ハンガリー国産の突撃砲「ズリーニィ 1」を再現、独特の低く地を這うシルエットに対戦車戦闘を重視した長砲身砲を装備した特異なフォルムを再現した内容となっています 【 「ズリーニィ 1」について 】●ハンガリーは、第1次世界大戦以前にはオーストリア・ハンガリー帝国として中央ヨーロッパで強大な勢力を誇りましたが、同帝国は多民族国家として常に民族独立という要因を含んでいました ●第1次世界大戦の勃発は、このオーストリア・ハンガリー帝国内に起きた独立運動による皇太子暗圧によって引き起こされたものであり、同帝国は善戦するも民族独立の気運の高まりにより自壊してしまい、戦後には、オーストリア、ハンガリー、チェコスロバキア、ユーゴスラビアなどに分割されました ●旧帝国の重工業地帯であったオーストリア、チェコスロバキアの地域が分割されたことで、ハンガリーは従前の勢いを失い、東欧諸国の中規模の国家という立場となります ●ハンガリー軍は、前述のように重工業の中核を失ったために、その機械化が遅れていましたが、1930年代の後半から戦車の国産化への途を模索するようになります ●当時、戦車を国産している国は少なく、ヨーロッパではドイツ、イギリスなどの列強国を除くと、スウェーデンとチェコスロバキアしか存在していませんでした ●ハンガリー軍は、この2ヶ国から戦車を導入してライセンス生産により国産化を目指しました ●これにより、スウェーデンの戦車「ランズベルク L-60」を国産、改良した軽戦車「トルディ」が1940年に登場します ●チェコスロバキアには、「LT-35」(ドイツ名「35(t)戦車」)の開発で有名な「シュコダ」社にベースとなる車輌の開発を依頼、その「LT-35」を元にして車体を大型化した「T-21」が作られ、ハンガリー軍ではこれをベースとした中戦車「トゥラーン」を開発、量産化します ●1941年6月、ドイツ軍はソ連に軍事侵攻を開始、第1次大戦において同盟を組んでいた関係と、その敗戦後の似た境遇からハンガリーはドイツと同盟関係にあり、ハンガリー軍はドイツ側として参戦しました ●ドイツ軍を中心とした枢軸同盟軍側はソ連領へと突き進みましたが、その中核はあくまでもドイツ軍であり、共に進むイタリア軍、ルーマニア軍、ハンガリー軍などはその多くは機械化が進んでいない旧態依然とした軍隊であり、その中でも強力なイタリア軍でさえも対戦車兵器の少なさに苦しみました ●ハンガリー軍は、「トルディ」「トゥラーン」という戦車を保有していましたが、生産数は少なく、ソ連軍戦車と対峙するには能力不足は明らかであり、その改良型の開発が急がれました ●一方、ハンガリー軍はドイツ軍が有効活用していた「突撃砲」に注目、固定戦闘室による防御力の高さと搭載砲の強力さ、そして生産コストの低さから同種の車輌の開発に着手します ●1942年12月、突撃砲の試作車が完成、この車輌は中戦車「トゥラーン」をベースとして、車幅を拡大、車体前方に位置した戦闘室を持ち、そこには「105mm榴弾砲 40M」が搭載されました ●この頃では、ハンガリー軍は苦しい戦闘を繰り広げており、軍は制式化を待たずに量産を指示、生産の傍ら制式化が行われ、1943年5月に「ズリーニィ 2」と命名されます ●この「ズリーニィ 2」は、連合軍の爆撃の状況下に置かれながらも何とか70両を生産、各突撃砲大隊に配備されて一定の活躍を果たしました ・ 一方、ドイツではハンガリー以上の空襲下に曝されながらも1944年には戦車の生産台数は過去最高となり、ドイツとハンガリーの工業力の差は歴然でした ・ ドイツに併合されたチェコでは1944年中頃から軽駆逐戦車「ヘッツァー」の生産を担っており、同車の生産台数は1000両に上っています ●しかし、「ズリーニィ 2」が装備している「105mm榴弾砲 40M」は、徹甲弾が用意されてその大口径により威力自体は高かったものの、榴弾砲としての初速の低さから対戦車戦闘に適したものとは言えず、より対戦車能力の高い車両が望まれました ●そこで、「ズリーニィ 2」の主砲を自国製の長砲身の「43口径 75mm対戦車砲 43M」へと変更した「ズリーニィ 1」が開発され、1944年2月に試作車が完成しました ●この「ズリーニィ 1」は、形状的には主砲を変更しただけにように見えますが、砲の後座長の関係からそのままでは俯角が確保できず、主砲の装着位置が15cm程度下方に移動、これにより戦闘室前面パネルの形状も微妙に異なっています ●また、この試作車両は「ズリーニィ 2」の試作車両である軟鉄製車体を使用したことから、そのままの軟鉄製であり、あくまでも試作のみに使用できる車両でした ・ 何故、先に登場したタイプが「ズリーニィ 2」で、後に製作されたタイプが「ズリーニィ 1」なのかは現在のところ不明です ●この「ズリーニィ 1」は、対戦車戦闘能力としては優秀な車両でしたが、主砲の生産を担当した「ディオーシュギエール」の生産工場が資材の不足により主砲の生産が行えない事態に直面、結局主砲が生産できない以上「ズリーニィ 1」を生産することはできず、同車の生産車両は作られませんでした ●ハンガリー軍では、このように自国製の戦車の不足に悩まされましたが、大戦後期になると同盟国の離反を防ぐためにドイツが、なけなしの装甲車輌を東欧諸国に供与、同軍では「タイガー1」を始め「3号突撃砲」や「ヘッツァー」を受領しており、自国の防衛戦などで奮闘しています 【 「ハンガリー 44M ズリーニィ1型 75ミリ突撃砲」のキット内容について 】●このハンガリー軍の突撃砲「ズリーニィ 1」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●ブロンコモデル社の細かなディテール表現と高い成型技術により「ズリーニィ 1」をシャープかつ繊細に再現、リベット接合による面構成の車体を一体成型、複雑な様式の足周りを細かなパーツ分割により、表情豊かに表現した内容となっています ●ブロンコモデル社製「ハンガリー 40/43M ズリーニィ 2型 105ミリ自走砲」をベースに、砲身、砲架、戦闘室前面パネル、防盾、エッチングパーツなどを新規パーツへと変更したバリエーションキットです ●「ズリーニィ 1」は、「主砲部」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています 【 主砲部 】 ●主砲は、ハンガリー独自の砲である「43口径 75mm対戦車砲 43M」を再現、砲尾、砲架なども再現されています ●「43口径 75mm対戦車砲 43M」は一体成型となっており、マズルブレーキは別パーツです ・ マズルブレーキは3分割式で内部構造も再現 ・ 砲尾部分は4パーツで構成、閉鎖器は開閉状態が選択できます ・ 揺架、砲架は左右分割式です ・ 砲架の操作ハンドルなどがパーツ化 ・ 防盾は1パーツで構成され、照準器は別パーツです ・ 主砲は完成後も上下、左右可動式とすることができます 【 車体上部 】 ●車体上部は、複雑な面構成を一体成型によって再現、表面にはリベット構造が詳細に表現されています ●車体上部は、車体前面パネル、戦闘室前面パネルを除いて一体成型となっています ・ フェンダーは別パーツで、前後3分割式です ・ 車体上部の各ハッチ、エンジン点検ハッチは別パーツで開閉状態が選択できます ・ 成型の関係で省略されているボルトの一部は、ランナーにモールドされているボルトを切って再現します ・ ペリスコープは、上部のガードとペリスコープ本体とで構成、ペリスコープ本体はクリアーパーツとなっています ・ 排気管は前後分割式、先端部は開口されています ・ サイドスカートはエッチングパーツにて再現 ・ 前照灯は、通常のタイプと、管制スリットが付いたタイプとを選択できます ●戦闘室前面板パネルは、パネル本体と主砲マウント部の2パーツで構成されています ・ 前面板パーツには、スライド式金型により3重となった構造がモールドされています ・ 前部の視察ハッチは開閉状態が選択できます ●操縦手席部分が再現されています ・ 座席、操行レバー、変速レバー、ペダル類がパーツ化 【 車体下部 】 ●車体下部は、その複雑な足周りを細分化されたパーツ構成により再現、履帯は連結可動式となっています ●車体下部はバスタブ式に一体成型されています ・ サスペンションユニットは各24パーツで構成(計4ユニット) ・ 上部転輪は、支持架も含めて6パーツで構成されています ・ 起動輪、誘導輪は左右分割式で、回転可動します ・ 下部転輪は、各1パーツで構成 【 履 帯 】 ●履帯は、1枚ずつが分割された連結可動式履帯が付属しています ・ 履帯パーツは接着剤不要のはめ込み式で組立てることができ、組立て後は可動させることが可能になっています ●サイドスカート、排土板、ペリスコープガード、各部のディテールを再現するエッチングパーツが付属 ●ペリスコープ、前照灯のガラス部分などを再現するクリアーパーツが付属しています 【 付属するアクセサリーパーツ 】 ●アクセサリーパーツが付属しています ・ ジェリカン ×8 ・ MG34機関銃 ×1 ・ 機関銃用50発ドラムマガジン ×3 ・ 機関銃弾薬箱 【 塗装とマーキング 】 ●「ズリーニィ 1」のマーキングとして、ハンガリー軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されており、国籍マークなどを再現したデカールが付属しています ●2013年 一部新金型
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