日本海軍 航空戦艦 伊勢 (プラモデル)フジミ 1/700 特EASYシリーズ No.008 スケール:1/700
|
||||||||||||||||||||
「日本海軍 航空戦艦 伊勢 プラモデル (フジミ 1/700 特EASYシリーズ No.008 )」です●太平洋戦争時における日本海軍の航空戦艦「伊勢」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●日本海軍だけではなく世界の軍艦史においても最も特異な存在となった航空戦艦「伊勢」を再現、戦艦の姿をそのままに、後部に航空作業甲板を設けた、独特のシルエットを再現した内容となっています 【 「日本海軍 航空戦艦 伊勢」のキット内容について 】●日本海軍の航空戦艦「伊勢」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●フジミ社製「特EASYシリーズ」として航空戦艦「伊勢」を再現、船体パーツは「伊勢」を改装した海軍工廠に合わせたグレー、艦載機などのパーツは艦載機色となる濃いグリーン、というランナーごとに色分けをして成型、上甲板、煙突のトップ部分、主砲塔の防水カバー部などを再現したシールを使用することで、組み立てるだけで塗装を行わなくても実艦に近い雰囲気を楽しむことができる内容となっています ●上甲板を再現したシールは、木パネル1枚ごとに微妙に色を変化しており、質感高い仕上がりを楽しむことができます ●フジミ社製「日本海軍航空戦艦 伊勢 」をベースとして、「特EASYシリーズ」として成型色を変更、シールを追加したバリエーションキットとなります ・ 無塗装仕上げだけでなく、通常どおり塗装を施して仕上げることも可能です ●「伊勢」は航空戦艦への改装後も、逐次対空兵装の増強が行われており、キットは噴進砲などの対空兵装を装備した「レイテ沖海戦」以後の姿を再現しています ●艦体喫水線までの部分を再現した洋上モデルです ●「伊勢」は、「船体」「上甲板」「航空作業甲板」「艦橋などの上部構造物」「主砲などの艤装類」を、それぞれブロック化して分割した構成となっています ●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、航空作業甲板、構造物、艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます ●船体は、船体上部と船底部の上下に分割したパーツで構成 ・ 船体上部は一体成型のパーツで再現、バルジ部分や副砲の台座跡などの基本躯体の他に舷側の舷窓、フェアリーダー、ボラード、アンカーレセスなどの細部をモールドで再現しています ・ 舷窓には上部の雨樋がモールドしています ・ 船体後部に存在する戦艦時代のクレーン部の膨らみも再現しています ・ 洋上モデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属 ●上甲板は、船首楼甲板と後部上甲板を一体成型のパーツで再現、航空作業甲板は別パーツとなっています ・ 甲板上には、主砲塔台座、高角砲台座、木甲板の表現などの基本構造の他、リール、ボラード、昇降口、通風筒、ケーブルホルダーなどの細かなディテールをモールドで再現 ●航空作業甲板は、左右及び前面部の3パーツに分割した格納庫に甲板を取り付けて作製します ・ 航空機作業甲板には、滑り止め、航空機運搬軌条、ターンテーブルなどをモールドで再現しています ・ エレベーターは別パーツ化しています ・ スポンソンはブロックごとのパーツ構成で、スポンソン下部の支柱は1本ずつ個別に別パーツ化しています 「伊勢」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています ●艦橋 ・ 艦橋は10層で構成、基礎構造である前檣楼支柱は別パーツ化しています ・ 各層の床部分の滑り止めパターンをモールドで再現 ・ 各艦橋、見張り所などの窓枠は、窓の部分を一段凹んだ状態で再現し立体感を演出しています ・ 戦闘艦橋上部の遮風板をモールドで再現 ・ 各層を繋ぐラッタルは、各艦橋部分に一体成型もしくは別パーツで再現しています ・ 艦橋トップの、測距儀、射撃指揮所は別パーツにて再現 ・ 艦橋下部の司令塔は、左右に分割したパーツ構成で、天板は別パーツとなっています ・ 艦橋部分に装備する、「21号電探」(×1)、「22号電探」(×2)、「94式高射装置」(×2)、「60cm探照灯」(×2)、「方位測定器」(×1)、「25mm3連装機銃」(×9)、「89式 12.7cm連装高角砲」(×2)などを別パーツ化しています ●煙突 ・ 本体部分は左右に分割したパーツ構成で、煙突トップ部は別パーツ化しています ・ 雨水カバー部は開口した状態となっており、煙突内部の整流板も別パーツ化して再現しています ・ 煙突上部のジャッキステーは別パーツ化して再現 ・ 煙突部の探照灯、高射装置及び機銃台座は、ブロックごとにパーツ化しています ・ 台座支柱のトラス部分はパネルごとに分割して再現、凹凸あるモールドでトラス構造を再現しています ・ 台座の中央部の支柱は別パーツとなっています ・ 煙突部に装備する、「94式高射装置」(×2)、「110cm探照灯」(×4)、「25mm 3連装機銃」(×4)が別パーツ化 ●後部艦橋 ・ 後部艦橋は4層で構成 ・ 艦橋窓は、窓の部分を一段凹んだ状態で再現し立体感を演出しています ・ 艦橋部分の後檣の支柱は別パーツ化しています ・ ラッタルが別パーツ化 ・ 後部艦橋に装備する、「94式方位盤」(×1)、「方位測定器」(×1)、「25mm 3連装機銃」(×4)を別パーツ化しています ●後檣 ・ 後檣は1本の単檣で、上部のクロスツリー、ガフは別パーツ化しています ・ クロスツリー下部の細かな桁は一体成型となったパーツで再現、日本戦艦特有の複雑な形状の後檣を再現しています ・ トップ部分に装備する「13号電探」はマスト部分にと一体成型しています ●カタパルト「1式2号11型 射出機」 ×2 ・ カタパルトは一体成型のパーツで再現、スライド金型を使用してカタパルト上部のディテール、側面のトラス構造をモールドで再現しています ・ カタパルト用の滑走車(×2)が付属 ●主砲塔部 「45口径 41式 36cm連装砲」 ×4 ・ 主砲塔は上下に分割したパーツで再現、これに1本ずつ個別にパーツ化した砲身を取り付けて作製します ・ 砲身部分は砲口部分を開口処理しており、砲身基部の防水布、外とう砲取り付け金具を再現しています ・ 測距儀、機銃台座は別パーツとなっています ●高角砲 「40口径 89式 12.7cm連装高角砲 (A1型)」 ×8 ・ 高角砲はシールド部分と砲身本体との2パーツで構成、砲身は連装状に一体成型となったパーツで再現しています ・ 複雑な形状の高角砲のブルワークがパーツ化 ●対空兵器 「12cm 30連装噴進砲」 ×6 ・ 噴進砲は砲本体と架台部との2パーツで再現 ・ 噴進砲本体部分には発射口をモールドで再現しています ●対空機銃 「25mm 3連装機銃」 ×31、「25mm単装機銃」 ×11 ・ 各機銃は一体成型となったパーツで再現 ●艦載機 ・ 艦載機は、本体、キャノピー、脚、プロペラ、フロートのパーツ構成となっています ●艦載機内容 ・ 水上偵察機「瑞雲」 ×2 ・ 艦上爆撃機「彗星」 ×2 ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 17m内火艇 ×1 ・ 12m内火艇 ×1 ・ 12m内火ランチ ×1 ・ 13m特型運搬船 ×2 ・ 9mカッター ×4 ・ 6mカッター ×1 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 錨、副錨 ・ 菊花紋章 ・ パラベーン ・ 舷梯 ・ 爆弾用クレーン ・ パラベーン用ダビット ・ クレーン などをセットしています ●上甲板の木甲板表現、艦橋窓枠、カッター類の甲板部、内火艇のキャンバス部、煙突トップの黒い部分、探照灯のガラス部、旗竿に掲げられる軍艦旗、艦載機の日の丸マークなどを再現したシールが付属 ・ 上甲板のシールは、甲板の表面部分の構造物に合わせてカット処理が行われています ●「日本海軍 航空戦艦 伊勢」の成型色 ・ 船体、上甲板、上部構造物、主砲など : グレー(呉海軍工廠色) ・ 船底 : ハルレッド ・ 艦載機 : 濃いグリーン 【 「日本海軍 航空戦艦 伊勢」のパッケージ内容 】・ 航空戦艦 伊勢 ×1 ・ 水上偵察機 瑞雲 ×2 ・ 艦上爆撃機 彗星 ×2 ・ シールシート ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ●2015年 成型色を変更、特EASY用シールをセットしたバリエーションキット (フジミ社「特EASYシリーズ」第8弾) 【 「航空戦艦 伊勢」について 】●戦艦「伊勢」は、当初超ド級戦艦「扶桑」型の3番艦として建造計画が立案されましたが、日本の財政上の問題から着工が遅れ、その結果設計を見直して主砲配置などを変更、実質的に改「扶桑」型として1917年に竣工しました ●「伊勢」は「36cm連装砲」を6基搭載して、「金剛」型巡洋戦艦の1.5倍の攻撃力を持ち、設計変更により「扶桑」型よりも防御力が向上、出現当時は世界最大且つ最強を誇りました ●しかし、当時の軍艦の建造技術は日進月歩であり、速度の遅い戦艦でも25ノット以上の速力が必要で、特に空母機動部隊への追従能力として艦の速度は重要な要素となりました ●「伊勢」も数度に渡る改造で、その戦闘能力と艦速が向上しましたが、空母の護衛には充分とは言えず、太平洋戦争の緒戦においては、内地にて待機状態となりました ・ これは、速度以外の要素として、戦艦という艦種自体が攻撃力は高いものの燃料消費、操作人員などの関係により非効率的であり、速度が早く、一回りコンパクトな戦艦「金剛型」が活躍したのと対照的です ・ また、「伊勢」を始めとする戦艦は、「主力艦隊」として温存していた感が強く、ソロモン海での死闘の時期の際でも、戦艦同士の決戦という思想が残る日本海軍では、この「主力艦隊」を前線に投入することに強い抵抗が有ったようです ●1942年6月、連合艦隊は「ミッドウェー海戦」において主力空母4隻を喪失、これにより航空戦力が不足し、緊急の空母増産と既存の艦艇からの改造を実施することを計画しました ●一方、同年5月に「伊勢」の同型艦「日向」が5番砲塔が爆発するという事故が発生、幸い艦本体に重大なダメージを受けることは有りませんでしたが、砲塔は失われました ●このことから「伊勢型」の戦艦2隻は空母に改造することが決定、この改造プランは以下の3種類が存在しました ・ 全通式の飛行甲板 ・ 艦橋後部から飛行甲板 ・ 後楼の部分から後部に飛行甲板を設置 ●空母としての運用上、全通式の飛行甲板が望まれましたが、資材と工期の関係からやむなく一番小規模である後楼から後部を飛行甲板(航空作業甲板)とすることが決定、1943年2月から9月までに工事が行なわれ、これにより軍艦の歴史上大変珍しい存在である航空戦艦が誕生しました ●この改造により航空機22機を搭載することが可能となりましたが、飛行甲板が小さいために着艦は行なうことができず、行動を共にする航空母艦に航空機を収容することが前提となりました ●発艦は、水上機用のカタパルトにより行なわれ、そのために搭載する航空機は、新型の水上偵察機「瑞雲」とカタパルト射出用に機体構造を強化した艦上爆撃機「彗星」の搭載が予定します ●この航空戦艦への改造にあたり、基本の艦体も改装が実施され、対空兵装は大幅に増強、反対に副砲は撤去しています ●航空戦艦として生まれ変わった「伊勢」、「日向」は貴重な航空戦力として期待されましたが、肝心の航空隊が南方での航空戦による消耗の関係で配備されず、結局、練習艦として内地に留まります ●1944年6月「マリアナ沖海戦」が発生、日本海軍は起死回生を図り、その航空戦力の総力を持って挑みましたが、両艦には航空隊は無く、あくまでも戦艦として出撃しました ●この海戦において日本海軍は空母3隻と多数の航空機を失って敗北、この時期ではアメリカ軍の航空戦力と練度、そして「VT信管」に代表される濃密な対空火器網により、戦力差は如何ともし難い状況となり、以後は航空決戦ができなくなります ●内地に帰った「伊勢」は、更に対空兵装を強化、序々に航空機の配備が行われるようになりました ●1944年10月には、日本海軍の存亡をかけた必死の反撃作戦「レイテ沖海戦」が開始、「伊勢」「日向」は、アメリカの空母艦隊を誘き出すための空母機動部隊「小澤艦隊」に所属、海戦の地フィリピンへと向かいます ●しかし、両艦の虎の子の艦載機は事前の「台湾沖航空戦」で引き抜かれており、この海戦においても航空機を載せることは有りませんでした ●フィリピン北方のエンガノ岬沖において「小澤艦隊」は「囮」役の任務を達成し、アメリカ軍の艦載機の猛攻を受け、空母4隻を失います ●この攻撃では、「伊勢」と「日向」は、その強力な対空火力により多くの敵航空機を撃墜、自艦は両艦の戦隊司令「松田少将」が考案した巧みな回避行動によって損害を逃れています ●その後、「伊勢」と「日向」は南方からの輸送任務「北号作戦」に参加し、制空権、制海権のない絶望的な状況の中、強行突破を行い、無傷で作戦を遂行しました ・ この頃には艦載機の搭載は絶望的となり、砲撃の邪魔となるカタパルトは撤去しています ●この作戦の終了後は、内地での重油不足が深刻化したために、呉近郊で繋留状態で防空砲台として使用、1945年7月24日の呉大空襲により大破着底して終戦を迎えています ●戦艦「伊勢」は、航空機が戦いの中心となった太平洋戦争においては、戦艦としての本来の能力を発揮することはできず、航空戦艦となっても艦載機による作戦は行なわれませんでしたが、その強化された対空火力によって活躍、絶対的な不利な状況下、敵に一矢報いるために奮戦し続けたのです
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
|
|
|||||||||||||||||||