1/144 オリジナルレジンキャストキット （AFV） T-72AV マツオカステン (Matuo Kasten)

「T-72AV レジン (マツオカステン 1/144 オリジナルレジンキャストキット （AFV）  No.MATUAFV-000 )」です

●現用ロシア軍の主力戦車「T-72AV」を1/144スケールで再現したレジン製組立キット

【 「T-72AV」について 】

●1960年代中頃、ソ連軍では第2次世界大戦時の設計思想を受け継いだ「T-54/55」「T-62」とは一線を画した革新的な戦車「T-64」を開発します

●この「T-64」は、「125mm滑腔砲（初期は115mm砲）」と自動装填装置、そして複合装甲を備え、高い攻撃力と防御力を有していましたが、一方で生産コストが高く、また、機械的な故障が多発する欠点があり、「T-64」の基本設計を継承しながらも、従来式の設計思想を継承した廉価版となる「T-72」が誕生しました

●「T-72」はソ連のみならず東欧諸国でライセンス生産が行われ、東側諸国や親ソ連国家において名実共に主力戦車の地位を占め、様々なバリエーションや派生型が登場するようになりました

●「T-72A」は、最初のタイプである「T-72」の次に生産されたタイプで、サイドスカート、レーザー測遠機、スモークディスチャージャーなどを追加装備、この「T-72A」の登場により「T-72」シリーズの基本形態が確立します

●しかしながら、「T-72」シリーズは強力な装甲防御力を有していたものの、西側の戦後第3世代戦車が登場するようになると、それら車輌の攻撃力に対し「T-72」シリーズの装甲は充分なものとは言えなくなり、「T-72」シリーズは装甲の強化を求められます

●「T-72」シリーズはタイトな設計となっていたため、車体の外側に爆発反応装甲を装着する方法で防御力の強化を図り、「T-72A」をベースに爆発反応装甲を装着したのが「T-72AV」です

●この「T-72AV」は1980年代中頃に登場、当初はソ連軍用の車両となっていましたが、ソ連崩壊後は積極的に海外へと輸出が行われ、最近ではシリアの政府軍での運用も認められているのです

【 「T-72AV」のキット内容について 】

●この現用ロシア軍の主力戦車「T-72AV」を再現したレジン製組立キットです

●「T-72AV」の全体のフォルムを捉えながら、レジン成型の特性を活かし、パーツ数を抑えて、爆発反応装甲などのディテールをスケールに沿って詳細に再現した内容となっています


●「T-72AV」は、「砲塔」「車体」、左右の「足周り」の4ブロックで構成しています

【 砲 塔 】
●砲塔は一体成型のパーツで再現、これに主砲、後部の雑具箱、機銃などを取り付けて作製します
　・ 「爆発反応装甲」「スモークディスチャージャー」「側部雑具箱」「防盾」「シュノーケル」などを砲塔に一体成型化しています
　・ 主砲は一体成型のパーツで再現、砲口部分は開口しています
　・ 「車長ハッチ」「砲手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
　・ 「対空機銃」は、弾薬箱、銃架も含んだ一体成型のパーツで再現

【 車 体 】
●車体は、フェンダーも含めて一体成型のパーツで再現、「サイドスカート」は別パーツとなっています
　・ エンジングリル部やフェンダー上のプレス模様などのディテールを繊細なモールドで再現しています
　・ 「爆発反応装甲」は車体及びサイドスカートに一体成型化

【 足周り 】
●足周りは、「車体側面パネル」「転輪」「履帯」を一体成型化して再現
　・ 履帯表面のパターン、裏面のセンターガイド、転輪のホイール形状などをモールドで再現しています


●マツオカステン製「T-72B2 スリングショット」をベースに、「T-72AV」用に一部パーツを変更したバリエーションキット
　・ 変更部分のパーツ原型は「TOMOくん」

【 「T-72AV」のパッケージ内容 】

　・ T-72AV 主力戦車 ×1
　・ 組立て説明書 ×1

【 「T-72AV」の組立て上のご注意 】

●レジン製キットですので、組立てる前にファインモールド社製「ご機嫌クリーナー 」やガイアノーツ社製「レジンウォッシュ （大）」などの離型剤クリーナーを使用して表面に付着している離型剤を洗い流して下さい
●また、パーツの接着には、瞬間接着剤もしくはエポキシ系瞬間接着剤を使用して下さい