ファイアフライ 5c (プラモデル)ドラゴン 1/35 '39-45' Series No.6182 スケール:1/35
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「ファイアフライ 5c プラモデル (ドラゴン 1/35 '39-45' Series No.6182 )」です●第2次世界大戦時におけるイギリス軍の中戦車「ファイアフライ 5c」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●強力な火力でドイツ戦車に対する切り札として活躍した「ファイアフライ 5c」を再現、「M4A4」の車体に長砲身の17ポンド砲を装備した独特のスタイルを再現した内容となっています 【 「ファイアフライ 5c」について 】●第2次世界大戦時のイギリスは、ドイツと並ぶ火砲開発技術を持ち、火砲そのものだけではなく、使用する砲弾の研究も積極的に行われていました ●大戦初期におけるイギリス軍の主力戦車砲と対戦車砲は口径40mmの「2ポンド砲」で、同砲はドイツ軍の対戦車砲「37mm対戦車砲 Pak35/36」よりも装甲貫通能力に優れてはいましたが、炸薬が含まれておらず対戦車砲などの対人目標には非力さが否めませんでした ●もっとも、イギリス軍では「2ポンド砲」の後継として「6ポンド砲」の開発を早々に進めており、1941年末には生産が開始されています ●「6ポンド砲」は口径57mmの火砲でしたが、口径の割りには大きな装甲貫通能力を持っており、戦車砲の主砲としては大戦中期頃まで、対戦車砲としては大戦を通じて運用が行われています ●この「6ポンド砲」の開発が進められた1940年後期の時点で、早くもその後継火砲となる「17ポンド砲」の開発が始まり、1942年春から量産が開始されています ●「17ポンド砲」は口径76.2mmの火砲で、装甲貫通能力は同じ口径の火砲の中では最も強力(減口径砲などを除く)で、1944年に登場した装弾筒付き徹甲弾「APDS」を使用した場合はドイツ軍の「71口径 88mm戦車砲」に匹敵する威力がありました ●この「17ポンド砲」は極めて優秀な火砲でしたが、当時のイギリス戦車はターレットリング径が小さく、「17ポンド砲」を搭載できないという事態となってしまいます ●「17ポンド砲」搭載ベースの車輌として白羽の矢を立てられたのがアメリカ製の「M4中戦車」シリーズで、「M4シリーズ」は後により強力な火砲を搭載することができるようターレットリングが大きめに設計されており、「17ポンド砲」を搭載することはなんら問題がありませんでした ●ただ、砲塔内部は75mm戦車砲を装備するための容量しかなく、「17ポンド砲」を搭載することで砲塔後部の無線機用のスペースがなくなり、砲塔後部から張り出した形に取り付けられた装甲ボックスに無線機が装備されました ●「17ポンド砲」を装備した「M4中戦車」シリーズは「ファイアフライ」という名称が付けられています ・「ファイアフライ」はベースとした車体により「ファイアフライ 1」~「ファイアフライ 5」という名称が与えられ、「M4」ベースは「ファイアフライ 1」、「M4A2」ベースは「ファイアフライ 3」「M4A4」ベースは「ファイアフライ 5」となります(「M4A1」は初期に供与されたのみ、「M4A3」はイギリス軍には極少数しか導入されていません) ・ さらにイギリス軍では「M4中戦車」シリーズを搭載砲の違いによって区分しており、「a」は76mm砲、「b」は105mm砲、「c」は「17ポンド砲」となっています ・ これに従うと、「ファイアフライ 5c」は「M4A4」ベースの「17ポンド砲」を装備した車両を示しています ●「ファイアフライ 5c」は、強力な装甲貫通能力からドイツ戦車キラーとして活躍、その存在はドイツ戦車兵から恐れられ、長砲身砲を装備した「ファイアフライ 5c」の姿は真っ先にドイツ軍の目標とされたのです 【 「ファイアフライ 5c」のキット内容について 】●このイギリス軍の中戦車「ファイアフライ 5c」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●細分化したパーツ構成ながら、ドラゴン社の他の「M4中戦車」シリーズのキットと比べてエッチングパーツを極力抑えた内容となっています ・ ドラゴン/サイバーホビー社の他の「M4中戦車」シリーズのキットよりもパーツ数は少なくなっていますが、履帯は1枚ずつに分割した接着連結式で、さらにエンドコネクターが別パーツとなっていることから、中級者以上のユーザーを対象としたキットとなります ●車外に立つ、戦車兵1体と歩兵1体の合計2体のフィギュアが付属しています ●「ファイアフライ 5c」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています 【 砲 塔 】 ●砲塔は、「M4中戦車」シリーズの特徴となる丸みを持った砲塔形状を再現、砲塔、防盾の鋳造肌、「ファイアフライ」としての装填手ハッチとガード、そして防盾に付けられたボルトなどが細やかな彫刻で再現されています ●「17ポンド砲」の砲身は、マズルブレーキを含めて左右で分割したパーツで再現 ・ 防盾は一体成型のパーツで再現 ・ 同軸機銃は防盾とは独立したパーツとなっており、銃口部分は開口されています ・ 防盾(砲身)は完成後も上下に可動させることができます ●砲塔は上下に分割したパーツ構成となっています ・ 側面の排莢ハッチ部分は別パーツです ・ 車長ハッチと装填手ハッチは別パーツ化、開閉状態を選択して組み立てることができます ・ 直接照準器はプラパーツで再現 ・ 砲塔後部の装甲ボックスは、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します ・ アンテナマウントは、プラパーツによる中央の軸に、エッチングパーツによるリング部分を取り付けます ・ 砲塔後部に増設された雑具箱を再現したパーツが付属、装着の有無を選択できます ・ 「M2重機関銃」は、機関銃本体とグリップの2パーツで構成されています ・ 砲塔のフック、機関銃固定具などが別パーツ化 【 車体上部 】 ●車体は、「M4」ベースから延長した「M4A4」の車体レイアウトを再現、圧延鋼板の表面の荒れ、車体前部を中心とした各装甲板の境界となる溶接跡、そしてエンジンデッキ部分の刻印などを繊細な彫刻で再現しています ●車体上部は、一体成型のパーツで再現、エンジンデッキパネルと後部パネルを別パーツ化しています ・ 前部ハッチは別パーツで、開閉状態を選択することができます ・ 前照灯のライトガードは、プラパーツとエッチングパーツとを選択して使用することができます ・ 車体後部の各給油口は別パーツ化して再現 ・ 車体後部の吸気口部分のメッシュを再現したエッチングパーツが付属しています ・ 車載工具類はパーツ上に固定具を一体成型して再現しています 【 車体下部 】 ●車体下部は、「M4A4」の特徴の一つである3ピースタイプのデファレンシャルカバーを再現、VVSSサスペンションは細分化したパーツで構成されています ●車体下部は、デファレンシャルカバー部と後部パネルを除いてバスタブ状に一体成型したパーツで再現 ・ デファレンシャルカバーは3ピースタイプを再現、カバー本体と2つの接合部の3パーツで構成しています ・ 後部パネルは一体成型のパーツで再現され、後部の点検ドアはモールドで再現しています ●「VVSSサスペンション」は、リターンローラーの支持架が水平となった「中期型」を再現 ・ サスペンションは、ボギー部と上部のカバー部との2つのブロックで構成 ・ ボギー部は前後に分割し、転輪を挟み込んで接着、これに前後で分割した上部カバーを取り付けて作製します ・ 上部のスキッド、リターンローラー、内部のコイルスプリングは別パーツとなります ・ 転輪は前後で分割したパーツ構成で、プレス式のディッシュタイプを再現 ・ 起動輪は前後方向のスライス状に5分割されており、肉抜き穴が付いた「標準型」を再現 ・ 誘導輪は一体成型のパーツで再現され、プレス式のディッシュタイプが再現されています 【 履 帯 】 ●履帯は、1枚ずつ分割した接着連結式履帯が付属しています ・ 履帯は、中央部の履帯本体と側面のエンドコネクターとで構成されています ・ 履帯は、表面部に緩やかなカーブを描いた滑り止めパターンが付いた全鋼製タイプの「T62」履帯を再現、モデルカステン製「M4シャーマン戦車用履帯 T62型 (可動式)」がこれに対応しています 【 フィギュア 】 ●戦車兵1体、歩兵1体の合計2体のフィギュアが付属しています ・ 両フィギュア共に車外に立って佇んでいるシーンを再現しており、戦車兵のフィギュアは片手に双眼鏡を持っているポーズ、歩兵のフィギュアは両手を自然に伸ばしたポーズとなっています ・ 戦車兵のフィギュアの服装は、防寒用のツナギを着用、ベレー帽を被った姿です ・ 歩兵のフィギュアの服装は、野戦服の上から革製のベストを着用、ヘルメットを被った姿です ・ 服の皺の表現はスケールに沿った凹凸で再現しており、服の縫い目やサスペンダーなどの細部はシャープなモールドで再現されています ・ フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足に分割したオーソドックスなパーツ構成となっています ●フィギュア用として付属している装備品類 ・ ヘルメット ×1 ・ マガジンポーチ ×2 ・ トレンチグッズ ×1 ・ 拳銃ホルスター ×1 ・ 双眼鏡 ×1 ●ライトガード、吸気口のメッシュ、アンテナマウントなどを再現するエッチングパーツが付属しています 【 「ファイアフライ 5c」の塗装とマーキング 】 ●「ファイアフライ 5c」のマーキングとして、イギリス軍仕様となる5種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 第27機甲旅団 第13/第18ロイヤルハザース連隊 (ノルマンディ / 1944年) ・ 第4カントリーオブロンドン ヨーマンリー連隊 (ノルマンディ / 1943年) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊マーク、車台番号などを再現したデカールが付属しています ・ デカールのプリントはカルトグラフ社製
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