「滑り止め塗装部色 (つや消し) 塗料 (GSIクレオス Mr.カラー
No.C609
)」です
●護衛艦を始め海上自衛隊に所属する艦艇各種で使用されている滑り止め塗装部分の塗装色をプラモデル上で効果的に演出できるように調色したのが「滑り止め塗装部色」です。
●船体のほとんどをグレー系塗料で塗装することになる艦船の塗り分けに、「
灰色 2704 N5」「
2705 暗灰色 N4」と合わせてご利用頂くと効果的な演出を施すことができます。
■ 滑り止め塗装部色 の概要 ・ 色名 : 滑り止め塗装部色
・ ツヤ加減 : ツヤ消し
・ 品番 : C609
・ 内容量 : 10ml
・ 種類 : ラッカー塗料
●GSIクレオス製「
海上自衛隊 護衛艦カラーセット」にセットしていた「SC19 滑り止め塗装部色」を単品化し、Mr.カラーへと編入した塗料です。
【 滑り止め塗装部色 (つや消し) (GSIクレオス Mr.カラー C609) について 】
●海上自衛隊の艦船には歩行中の危険性を減らすため、乗員が歩いたり作業したりする場所に滑り止めの塗装を施しています。
●この滑り止め塗装は、暗灰色に砂を混ぜた塗料を塗っているため、塗装表面には細かな凹凸ができ、それが光線の具合によって甲板の暗灰色よりも暗く見える時があります。
●この甲板色よりも暗く見える場所を、プラモデル上で効果的に演出できるようなグレーで調色したのが「滑り止め塗装部色」です。
●「滑り止め塗装部色」はあくまで演出用に調整した色になりますので海上自衛隊の隊内規定に基づいた色ではありませんが、戦闘通路の白線の内側に使用したりすると、「暗灰色」1色だけで単調になりがちな甲板上に実艦ディテールに沿ったアクセントを加えることができます。
・ もちろん戦闘通路だけでなく、艦内各部にある滑り止め塗装部に適宜使用してディテール感を増すことができます。
●「滑り止め塗装部色」は護衛艦だけでなく、輸送艦、補給艦、掃海艇などの自衛艦や港内で活躍する曳船、油船、運貨船などの支援船各種など、海上自衛隊に所属する艦船(一部を除く)に、幅広く利用できるカラーになっています。
●この「滑り止め塗装部色」は、「
灰色 2704 N5」「
2705 暗灰色 N4」とバランスを合わせた色目になっていますので、スケールに応じて「
ホワイト(C-1)」または「
ライトグレー(C-324)」などを少量加えて明るめに調整してもよいでしょう。
●他の色調とバランスをとるためにマットでリアルなツヤ消しで仕上げたい場合には、デカール貼付後に「
Mr.プレミアムトップコート つや消し」などを吹きつけて、車体全体のツヤを整えて下さい。
【 滑り止め塗装部色 (つや消し) (GSIクレオス Mr.カラー C609) 使用方法 】
●「滑り止め塗装部色」はMr.カラーシリーズに属するバリエーション塗料、色の・ツヤのバランスを両立してプラモデルにリアルな質感を与える事ができる塗料です。
●いわゆる「ラッカー系塗料」ですから、溶剤(うすめ液)に「
Mr.カラー うすめ液」などのラッカーシンナーを使用する塗料と互換性があり、混色したり、足りない色調を補完することができます。
(水性ホビーカラーとは混ぜ合わせて調色を行うことができません)
■ 滑り止め塗装部色 と互換性のある塗料の例 ・
Mr.カラー ・
Mr.カラー GX ・
Mr.カラー 色の素 ・
Mr.クリアカラー GX ・
Mr.カラー 40th Anniversary ・
Mr.カラー ラスキウス ・
ガンダムカラー (単色) ・
ガイアカラー ・
ガイアカラー Ex ・
ガイアカラー ミリタリー ・
ガイアカラー 鉄道模型用カラー ・
ボトムズカラー ・
ダグラムカラー ・
エヴァンゲリオンカラー ・
サイバーフォーミュラーカラー ・
電脳戦機バーチャロンカラー ・
メカトロウィーゴカラー ・
フレームアームズガールカラー (一部)
・
フレームミュージックガールカラー ・
N.A.Z.C.A (ナスカ) シリーズ (一部)
など。
●筆塗りはもちろん、エアブラシにも使用する事ができます。
●エアブラシによる吹き付け塗装の際には、溶剤が空気中で蒸発してくれるため、塗料粒子のみが対象にのり、調合されたカラーどおりの鮮やかな発色をさせることが可能です。
●塗料の希釈(薄め)・洗浄には、溶剤として「
Mr.カラー うすめ液」などの「ラッカーシンナー」を使用しますので、「水性アクリル塗料」や「エナメル塗料」よりも乾燥時間が早いのが特徴です。
●塗料の希釈(薄め)の目安
・ エアブラシによる吹き付け塗装の際は、塗料「1」に対して「Mr.カラーうすめ液」などの溶剤を「2~3」の割合で希釈するのが目安になります。
・ 筆塗り塗装の際には塗料「1」に対して「Mr.カラーうすめ液」などの溶剤を「1」の割合で希釈するのが目安になります。
・ 乾燥スピードが早いので、筆塗りの際には「
Mr.リターダーマイルド」をご利用されることをおすすめします。
・ 希釈濃度はひとつの目安です、いずれの場合も、気温、湿度、ビンに残った残量、各人の好みなどに応じて変化しますので、上記をスタートにして各自で調整し、お好みの希釈濃度でご利用下さい。
■ ツヤ目の調整 - 光沢・半光沢・ツヤ消し・オーバーコート ●「光沢色」を「つや消し」にしたい場合には、「
つや消し剤 (フラットベース) (C-30)」「
フラットベース あらめ・ラフ (C-188)」「
フラットベース なめらか・スムース (C-189)」を「10~20パーセント」を目安に、「半光沢」を「つや消し」にしたい場合には「
つや消し剤 (フラットベース) (C-30)」「
つや消し剤 (フラットベース) (C-30)」「
フラットベース あらめ・ラフ (C-188)」「
フラットベース なめらか・スムース (C-189)」を「5~10パーセント」を目安にして混ぜて下さい。
●クリアー、フラットクリアーなどでオーバーコートも可能です。
・ 塗装を行い乾燥した後、ラッカー系の「
スーパークリアー 3 光沢 (GX-100)」「
スーパークリアー 3 UVカット 光沢 (GX-112)」「
スーパークリアー 3 UVカット つや消し (GX-113)」、水性系の「
プレミアムクリアー 光沢」「
プレミアムクリアー つや消し」などのクリアー系塗料を塗り重ねてでツヤ加減を調整することができます。
・ ラッカー系塗料ならではの強い塗膜で研ぎ出しも可能、クリアー加工の前後で研ぎ出し作業を行うことが可能です。
■ 塗料の希釈・使用後の洗浄 ●溶剤・洗浄には必ず模型用に調整された専用の「薄め液 (溶剤)」をご利用下さい。
●塗料を希釈する(薄める)際には
・
Mr.カラー うすめ液 ・ Mr.レベリング うすめ液 ・
G-color 溶剤シリーズ (T-01 ラッカー系溶剤) ・
G-color 溶剤シリーズ (T-06 ブラシマスター) ・
G-color 溶剤シリーズ (T-07 モデレイト溶剤) ・
G-color 溶剤シリーズ (T-09 メタリックマスター) ・
N.A.Z.C.A (ナスカ) シリーズ (一部)
・
タミヤ ラッカー溶剤 ・ 「
ピュアシンナー(110cc)」「
ピュアシンナー (250cc)」などのフィニッシャーズ系溶剤
など、溶剤はGSIクレオスを始め各社のものを使用することが可能です。
●塗装後に筆やエアブラシなどを洗浄する専用の溶剤として
・ 「
Mr.ツールクリーナー 改 (T-116)」「
Mr.ツールクリーナー 改 (T-113)」
・ 「
ツールウオッシュ(特大) (T-04h)」「
ツールウオッシュ(大) (T-04m)」「
ツールウオッシュ(中) (T-04s)」「
マイルドツールウオッシュ(大) (T-13m)」
・ 「
エアーブラシクリーナー (87089)」
などを使用することが可能です。
●ただし、GSIクレオス製以外の溶剤を使用するのはメーカーさん非推奨です、使用する場合には必ず事前にテストをして頂き、自己責任の上でご利用下さい。
【 滑り止め塗装部色 (つや消し) (GSIクレオス Mr.カラー C609) の製品仕様 】
●商品名 : 滑り止め塗装部色
●内容量 : 10ml
●塗り面積の目安 : 0.11平方メートル (3回塗り)
●品名 : 合成樹脂塗料(いわゆる「ラッカー系塗料」に分類されます)
●成分 : 合成樹脂(アクリル)、顔料、有機溶剤
●第4類第1石油類 (火気厳禁)
●用途
・ プラスチックモデルなどの各種模型工作
・ アート・工作
など
●適応素材
・ スチロール
・ アクリル
・ 塩化ビニール樹脂
・ 木
・ 石膏
など
●日本製
●ABS製パーツに使用すると、塗料の浸透によりパーツが割れる事がございます、ご注意下さい。
●ご利用の前には容器に記載されている取り扱い説明をよくお読み頂いた上、ご使用になって下さい。