海上自衛隊護衛艦 DE-261 わかば (プラモデル)ピットロード 1/700 スカイウェーブ J シリーズ No.J-038 スケール:1/700
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「海上自衛隊護衛艦 DE-261 わかば プラモデル (ピットロード 1/700 スカイウェーブ J シリーズ No.J-038 )」です●海上自衛隊唯一の旧海軍艦艇で1956(昭和31)年に浮揚・再就役した「橘級駆逐艦 梨」の後身、海上自衛隊護衛艦「DE-261 わかば」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組み立てキット ●戦没した日本海軍「橘級駆逐艦 梨」を浮揚、大改修を加え再就役し、年代により刻々と艦容が変化した護衛艦「DE-261 わかば」をウォーターラインモデルで再現 ●ピットロード社製「日本海軍駆逐艦 橘」のキットをベースに「E-15 海上自衛隊艦船装備セット(初期艦艇用)」をセットして戦後護衛艦の姿を再現した内容となっています 【 「海上自衛隊護衛艦 DE-261 わかば」について 】●「海上自衛隊護衛艦 DE-261 わかば」は、旧日本海軍「橘型駆逐艦 梨」の後身です ●「橘型駆逐艦」は、旧日本海軍の戦時量産型駆逐艦で、準同型の「松型駆逐艦」の船尾を丸型から角型に改めるなどして作られた日本海軍最後の駆逐艦の型式でした ●船体は極力簡素な構造とするため、直線の連続で構成され、公称3ヶ月、実際には5~6ヶ月の工期で完成する、急造に適した艦として設計されていました ●また、主機のボイラーは交互に配置され、被弾時の誘爆を避けるよう設計されていました ●艦名を植物を表わす一文字とした為、「雑木林級」などと揶揄されもしましたが、実用性の高い艦として艦艇の消耗した戦争終盤を支えています ●「梨」はこの「橘型駆逐艦」の中の一艦で「橘型10番艦」として1944(昭和19)年に竣工、1945(昭和20)年7月28日、山口県光沖で訓練中にアメリカ機動艦隊の「F-6F」のロケット弾攻撃を受け、応戦むなしく艦尾に被弾、弾薬が誘爆して沈没しています ●戦後、光沖の泥の海底に眠っていましたが、1954(昭和29)年、漁礁としての再利用を前提に払い下げられ、サルベージされましたが、浮揚後、遺体収容と解体のため運び込まれた呉の造船所で調査した結果、船体・主機共に再整備可能なレベルである事が判明、折りしもアメリカからの艦艇供与の遅れが目立っていた海上自衛隊では1隻でも多くの艦艇を欲していた事から売込みが図られます ●この売り込みは物議をかもし、汚職などの疑いも起こりましたが、結果的にサルベージ費用とほぼ同額で買い取られる事が決まり、ここに「梨」は海上自衛隊の護衛艦としての再スタートを迎えることになります ●再就役にあたって、「梨」の艦名はひらがな表記では「無し」の意味と取り違える恐れがあったため、新たに「わかば」の艦名が与えられました ●「護衛艦 わかば」は、1955(昭和30)年より修復工事に入りましたが、10年近く海水に浸かっていた主機は、完璧な整備をもってしても凄まじい騒音を発し、戦時急造艦として簡素化を優先して設計された船内は狭小で、艤装の配置に苦慮したと言われています ●1956(昭和31)年、修復工事の完了を持って再就役した「わかば」は、横須賀地方隊隷下の「第11護衛隊」に配備され、当初は無武装の「丸腰艦」として練習艦相当の任務を与えられました ●問題の主機も、騒音はひどかったものの、26ノットの最大速度をマークし、なかなかの健脚ぶりだったと伝えられます ●1957(昭和32)年には「第2次改装」が行われ再武装、「レーダー・ピケット艦」として使用される事となり、マストも四脚檣型のかっちりとした物へと更新されます ●「護衛艦 わかば」は、1962(昭和37)年8月24日の三宅島の噴火に際し救援部隊の一艦として出動し、多くの島民を館山まで避難させる殊勲を演じています ●この後も頻繁に改装工事が行われた「護衛艦 わかば」ですが、その就役期間中、最も目を引いた装備が1960(昭和35)年に取り付けられた「AN/SPS-8B 高角測定レーダー」です ●「AN/SPS-8B 高角測定レーダー」は送受信機を含めた全備重量が61トンにも及ぶ巨大なもので、巨大なパラボラとトラス構造を持つその姿は往年の「怪獣映画」の兵器をイメージさせる物でした ●この「AN/SPS-8B 高角測定レーダー」の役割は飛来する航空機の飛行高度を測定する事で、対空レーダーとセットで三次元座標を測定可能、現在のように「三次元レーダー」の無かった時代では画期的かつ限定された装備でした ●この様な特殊装備を施された「護衛艦 わかば」には、以後「実験艦」的な役割が多く回ってきます ●旧海軍艦艇として同型艦の存在しない「わかば」は、艦隊運営が困難であったため、進化しつつある海上自衛隊艦艇の中では当然の帰結だったのかもしれません ●1968(昭和43)年、「実用実験隊」に編入され、誘導魚雷やソナーの実験など、数々の試験任務をこなした後、1971(昭和46)年除籍、旧日本軍艦艇として生まれた「わかば」は、江田島に旧装備の「12.7サンチ主砲を」残してこの世から永遠に姿を消してしまいました ●混沌とした大戦末期に純然たる「兵器」として生まれながら、第二の人生で人材を育成し、人命を救い、多くの新装備に関するデータを残した「わかば」は、ある意味で我が国自衛隊の原点とも言える艦と評価することができるでしょう 【 「海上自衛隊護衛艦 DE-261 わかば」の製品内容について 】●この海上自衛隊護衛艦「DE-261 わかば」を再現 ●ピットロード社製「日本海軍駆逐艦 橘」のキットをベースに「E-15 海上自衛隊艦船装備セット(初期艦艇用)」をセットして戦後護衛艦の姿を再現した内容となっています ●「DE-261 わかば」のキットは、再武装を完了後、艦橋天井に巨大な「AN/SPS-8B 高角測定レーダー」を装備し「レーダー・ピケット艦」のような姿となった「第5次改装終了時」の状態を再現することを目的としたパーツ構成となっています ●また、パッケージ裏のイラスト図面やお手持ちの資料をご参考の上、次の状態も作り分けることが出来ます ・ 全ての兵装を撤去、艦橋を新造し、三脚檣型の背の低いメインマストを装備して再就役した「第1次改装終了時」の姿 ・ 「AN/SPS-8B 高角測定レーダー」を撤去した、昭和42年から最終時までの姿 ・ これらの状態を再現する際は、状況に合わせてお手持ちの「艦番号」デカールをご利用になって下さい ●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデル ●「DE-261 わかば」は、船体と艦橋構造物及び装備品のパーツで構成されています ・ 船体部は一体成型のパーツで構成され、喫水線部分までが再現されています ・ 日本の戦時急造型駆逐艦の、「ミッドウェー海戦」の戦訓を採り入れ、舷窓を無くしたフラットな舷側が再現されています ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属しています ●上甲板は船体と一体のパーツで構成されています ●甲板上の構築物となる「艦橋部」「メインマスト」「砲」「煙突部」「後部マスト」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「DE-261 わかば」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 艦橋は前面、ブリッジ窓部、ブリッジ天井、マストを含む左右壁面、ヤードを含む後部壁面、旗箱付きブルワークで構成されています ・ 艦橋に付属するメインマストは四脚檣型、左右にトラスが張られ、これに艦橋後部壁面と一体になったヤードを取り付けることにより本体を構成、頂部のマストトップとフラットはが別パーツとなっています ・ 艦橋上に装備される「AN/SPS-8B 高角測定レーダー」や、メインマスト上の「AN/SPS-12 対空レーダー」「AN/SPS-5B 対水上レーダー」は、それぞれ別パーツで構成されます ●煙突 ・ 煙突は本体部品とファンネルキャップを組み合わせる形で構成されています ・ 第1煙突に付属する炊烹所煙突は別パーツで付属します ・ 煙突本体の前部に付く補助煙突がモールドされています ●後部マスト ・ 後部マストは三脚檣型、「第1次改装終了時」には付属せず、1957(昭和32)年から翌年に掛けて行われた「第2次改装終了時」より新たに装備され、最終時まで存在しました ●探照灯台座、及び探照灯は別パーツで構成 ●主砲塔部「3インチ連装速射砲 Mk.22」 ×1 ・ 「第2次改装終了時」より後部甲板に新たに装備され、最終時まで存続しました ・ 砲塔は基部と砲身の分割式で構成されています ●「ヘッジホッグ Mk.10 対潜弾発射機」 ×1 ・ 「第2次改装終了時」より艦橋直前に新たに装備され、最終時まで存続しました ・ 発射機本体とカバーの分割式となっています ●「53センチ 連装魚雷発射管」 ×1 ・ 1963(昭和38)年の中間修理の際に新たに装備され、最終時まで存続しました ●「爆雷装填台」 ×2 ・ 「第2次改装終了時」より艦尾に新たに装備され、最終時まで存続しました ・ 爆雷投下軌条は本体と別パーツで構成されます ●「AN/SPS-8B 高角測定レーダー」 ×1 ・ 1960(昭和35)年の特別修理の際に装備され、1967(昭和42)年まで存在しました ・ 基部、アンテナ本体、付属部の3パーツで構成されます ●「AN/SPS-12 対空レーダー」 ×1 ・ 「第2次改装終了時」よりメインマストに新たに装備され、最終時まで存続しました ・ 基部とアンテナ本体の2パーツで構成されます ●「AN/SPS-5B 対水上レーダー」 ×1 ・ 「第2次改装終了時」よりメインマストに新たに装備され、最終時まで存続しました ●「MK.63 射撃指揮装置」 ×1 ・ 「第2次改装終了時」より後部構造物上に新たに装備され、最終時まで存続しました ・ プラットフォームは別パーツで構成されます ●7.9メートル内火艇(もしくは6メートルカッター)、6メートル内火艇及び救命浮器 ・ 7.9メートル内火艇 ×2(第2次改装終了時以降)、6メートルカッター ×2(第1次改装終了時)は第1煙突両舷に装備されています ・ 6メートル内火艇 ×1 は1963(昭和38)年の第5次改装までの装備で、旧海軍からの継承装備、キットでは形状の似ている「8.5メートル将官艇」の使用が指示されていますが、よりリアルな再現の為には別売の「WW2 日本海軍艦船装備セット 4」にセットされているパーツの使用をお勧めします ・ 救命浮器 ×4 は全期間を通じて後部構造物両舷の装備となります ●艦首及び艦尾旗竿 など ●デカールは「DE-261 わかば」の1隻分が付属 ・ 艦首・艦尾の「日章旗」「海軍旗」、艦名、ハルナンバー(旧書体)、1969(昭和44)年まで採用されていた船体側面の大判の艦名表記が付属 ●「DE-261 わかば」の船体サイズ ・ 全長:142mm
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