ドイツ 8輪重装甲車 Sd.Kfz.232 アフリカ軍団
「ドイツ 8輪重装甲車 Sd.Kfz.232 アフリカ軍団 (プラモデル) (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.297 )」です
●「ドイツ8輪重装甲車 Sd.kfz.232 アフリカ軍団」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第2次大戦開戦前、軍備の増強を進めるドイツにおいて、「Sd.Kfz.221」などの「4輪装甲車」、「Sd.Kfz.231」などの「6輪装甲車」に続き開発されたのが「8輪重装甲車 Sd.Kfz.231/232」シリーズです
●不整地での走破性能が4輪~6輪装甲車では不足していたため、1927年から始められていた本格的な重装甲車の開発結果を下敷きとして、1934年に8輪重装甲車開発の本格的な実現に着手します
●1934年末には試作車用のシャーシが完成、このシャーシは直線的なフレームで構成され、大型のリーフスプリングで2輪ずつを縦に連結した「8輪独立懸架方式」を採用、全輪をステアリングする事ができました
●車体は避弾径始を考慮し、6角形をイメージさせるドイツ独特の直線的な精悍な姿となりましたが、装甲は最大でも14.5mmと軽装甲で、生産途中から車体前方に増加装甲が取り付けられることになります
●車体上部には旋回式の砲塔を装備、「Kwk30 2cm機関砲」と「MG34 機関銃」を同軸に装備、後に「KwK30 2cm機関砲」は「KwK38 2cm機関砲」へと換装されることになります
●この「8輪重装甲車」は、1936年頃から本格的な生産が開始され、通常型が「Sd.Kfz.231」、無線機搭載型が「Sd.Kfz.232」と分類され、1943年までの間、各型合わせて約600輌が生産されたと言われています
●無線機搭載型の「Sd.Kfz.232」は、車内に長距離用の「Fu.11 無線機」を装備しているため、車体上に大きなフレームアンテナを装備されています
●全輪駆動、全輪操向という特徴を持つ「8輪重装甲車 Sd.Kfz.231/232」は、6輪装甲車に比べ格段に走破性能が向上、路上での最大速度は90km/hで、迅速に後退するための後部操縦席も備えられていました
●「Sd.Kfz.232」は戦車師団の装甲偵察大隊装甲車中隊などに配備され、「Sd.Kfz.231」や「Sd.Kfz.222」などの偵察車輌と連携しながらヨーロッパから北アフリカ、ロシアまでのあらゆる戦線での師団の目、指揮官の目となって偵察任務に従事し続けました
●この無線機搭載型の「8輪重装甲車 Sd.Kfz.232」を1/35スケールで再現しました
●同社「ドイツ 8輪重装甲車」のキットにライトガードなどのエッチングパーツとアルミ製砲身、さらに新金型による防暑服姿のアフリカ軍団の兵士2体(新規)、リアのエンジングリル、車載工具類、ジェリカン(初期型)をセットしたバリエーションキットとなります
●直線的なラインで構成されたドイツ軍装甲車の特徴あるフォルムを、タミヤらしいパーツ分割で再現
・ 車体は上下分割のパーツで構成、フェンダー部、ハッチ類の一部は別パーツにて構成されています
・ 装甲強化のため、後に車体前面に装備された「増加装甲板」は、別ブロック化したパーツ構成、選択して取り付ける事が可能です
・ 車体上部の大型フレームアンテナ及びアンテナ支柱はプラスチック製のパーツで再現
・ 車体後部のエンジングリル、車間標識灯、前後のライト、ノテックライトは新規パーツで再現
・ また、スコップ、ツルハシなどの車載工具、車体上に装備された雑具箱を再現した新規パーツも付属しています
・ メッシュ上のライトガード、ノテックライト基部、車体上の牽引フック用金具を再現したエッチングパーツが付属
●砲塔部は独立ブロック化され、完成後も旋回させる事ができます
・ 砲塔部は上下分割のパーツで構成、防盾部、ハッチ類は別パーツ化されています
・ 「Kwk30 2cm機関砲」は、アルミ製挽き物パーツで再現されています (プラ製パーツも付属しています)
・ 「MG34 機関銃」銃身は新規パーツで再現されています
・ 砲塔側面の視察バイザーは「ヒンジ付」「ヒンジ無し」の2種をセット、選択して取り付ける事が可能です
●「8輪駆動」「8輪操向」のメカニズムを持つ足回り部分は、フロントアンダーガード、リアアンダーガード、リーフスプリング、サスペンション、ステアリングアームなどを精密な彫刻を程したパーツで再現しています
●タイヤ部分はプラスチック製のパーツで再現、スペアタイヤ×1も付属しています
●付属フィギュア
・ ドイツ陸軍将校 ×1 (全身像・熱帯制服・戦闘帽)
・ 兵士 ×1 (半身像・熱帯制服袖まくり・略帽)
・ 兵士 ×1 (全身像・ベレー帽)
●歩兵装備品として
・ ゴーグル ×2
・ 双眼鏡 ×2
・ ホルスター ×2
が付属
●オプションの情景用パーツとして
・ ジェリカン(初期型) ×2
・ 雑嚢 ×1
が付属
●マーキングの指示は、アフリカ軍団の偵察大隊の解説が記された別紙マーキング図内に4種
・ 第15戦車師団 第33装甲偵察大隊 第1中隊所属 (北アフリカ/1941年)
・ 第21戦車師団 第3装甲偵察大隊 第1中隊所属 (北アフリカ/1941年)
・ 第5戦車師団 第8装甲偵察大隊 第2中隊所属 (バルカン戦線/1941年)
・ 第19戦車師団 第19装甲偵察大隊 第1中隊所属 (ロシア クルスク戦/1943年夏)
●マーキング指示を再現するための国籍マーク、ナンバープレート、部隊標識などを再現したデカールが付属しています
●全長193mm