ドイツ V-2 ロケット トランスポータートレーラー
「ドイツ V-2 ロケット トランスポータートレーラー (プラモデル) (スペシャルホビー 1/72 special ARMOUR (スペシャル アーマー) No.SA72009 )」です
●「ドイツ V-2 ロケット トランスポータートレーラー」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の弾道ミサイル「V-2(A-4)ロケット」の運搬用トレーラーを1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット【 「V-2(A-4)ロケット」について 】
●1920年代から始まったドイツのロケット開発は、1930年代からドイツ陸軍と共同開発が行われ、第2次世界大戦中頃に弾道ミサイル「A-4」として結実します
●この「A-4」は、当時の概念を覆すような新兵器であり、ヒトラーにより報復兵器「V-2」と名称が与えられましたが、連合軍側はドイツ軍の動きを察知して、その発射施設に大規模な爆撃を実施、発射、生産施設は大きなダメージを受けました
●ただし、レール式の発射台を必要とする「V-1」に対して、ロケットのみで発射が可能な「V-2(A-4)」は大掛かりな施設を必要とせず、「ドルンベルガー」の考案した移動式発射システムが開発、生産されます
・ この移動式システムは、トラクターや燃料トラック、管制車両などの小規模の部隊で森林の中などにも容易に移動できる非常に汎用性の高いシステムでした
・ そのシステムの中でミサイル本体を運搬するトレーラー「マイラートレーラー」は、ミサイル移動だけでなく発射台に立ち上げることも出来るシンプルながら完成度の高い車両で、このトレーラーとは別に運搬だけに使用する簡単な構造のトレーラーも使われています
●これらを装備した「V-2」ミサイル部隊は、1944年9月から実戦での運用を開始、昼間は連合軍機から察知されるのを防ぐために森林地帯などに隠れ、「V-2」の発射は主に夜間に行われました
●特定の発射基地を持たない「V-2」は、連合軍には捉えられず、さらに発射された「V-2」は飛行速度がマッハ4に達して迎撃も不可能で、連合軍にとって大きな脅威となりました【 「ドイツ V-2 ロケット トランスポータートレーラー」のキット内容について 】
●このドイツ軍の弾道ミサイル「V-2(A-4)ロケット」の「運搬用トレーラー」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●1/72スケールモデルでのオーソドックスなパーツ分割、簡易金型を使用しつつも通常のインジェクションキットと遜色ない成型パーツで「V-2 ロケット トランスポータートレーラー」を再現、同車のフォルムを捉えながら、エッチングパーツをセットし細部ディテールを再現した内容となっています
●「V-2」のトレーラーとしては起倒システムを持った「マイラートレーラー」が主に使用されていましたが、本キットでは運搬時に運用された「トレーラー」のみを再現しています
●スペシャルホビー社製「ドイツ A-4/V-2 弾道ミサイル 量産型」「ドイツ A-4/V-2 弾道ミサイル プロトタイプ」「ドイツ ハノマーグ SS-100 装輪牽引車」に対応するトレーラーキットになります
●「V-2 ロケット トランスポータートレーラー」は、ベースとなるメインフレームに、タイヤ、牽引装置、ミサイル固定装置などを取り付ける構成となっています
・ メインフレームは、V字形に成型された中央部の支柱と、横に延びるフレームとが一体成型されています
・ ミサイル固定装置は、前後各1パーツで再現、後部の装置を支える支柱が個別にパーツ化
・ ミサイル固定装置の上部のバンドは、エッチングパーツとなっています
・ タイヤは各1パーツで再現、ホイール形状、トレッドパターンが表現されています
・ リーフ式サスペンションは、サスペンション本体と、エッチングパーツによるサスペンション基部で構成
・ 前輪のステアリング装置はエッチングパーツで再現されています
●牽引装置は、中央の棒状パーツを取り囲むように3本の棒状パーツを取り付けます
・ 各棒状パーツを固定する内側の固定板はエッチングパーツにて再現
・ 牽引装置を作製するためのエッチングパーツ製の治具が付属
●牽引装置の固定板、前輪のステアリング装置、ミサイルの固定バンドなどを再現するエッチングパーツが付属しています