アメリカ 155mm榴弾砲 M114A1 (ベトナム戦争)
「アメリカ 155mm榴弾砲 M114A1 (ベトナム戦争) (プラモデル) (ブロンコモデル 1/35 AFVモデル No.CB35102 )」です
●第2次世界大戦から戦後に掛けてアメリカ軍で使用された「155mm榴弾砲 M114A1」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キットで、ベトナム戦争時の状態が表現されています【 「155mm榴弾砲M114A1」について 】
●第2次世界大戦の開戦時、アメリカ軍の砲兵の主力火砲は第1次世界大戦時のタイプであり、新型火砲の開発はヨーロッパに戦争の機運が高まった1930年代の後半にスタートしました
●歩兵師団が装備する師団砲兵の重砲として1941年に開発されたのが「155mm榴弾砲 M1A1」で、この砲は実質的にフランス製の「シュナイダー M1917C 155mm榴弾砲」の近代改修型でした
●基本設計は古いものの信頼性が高く、その大口径の砲弾威力により火力支援に活躍、アメリカ軍の特徴である精密且つ濃密な砲兵支援の一翼を担いました
●「155mm榴弾砲 M1A1」は、アメリカ軍火砲の特性として頑丈に作られており、砲架は射撃の際にジャッキによって地面に固定され、目標への射撃精度の正確さを誇りました
●このジャッキを改良したのが「155mm榴弾砲 M1A2」であり、砲自体の基本性能自体は「155mm榴弾砲 M1A1」と変化が有りません
●この「155mm榴弾砲 M1A1」は、大戦後、アメリカの同盟国に多く供与され、日本の自衛隊も「155mm榴弾砲 M1A1」、もしくは同砲の国産化タイプを装備していました
●第2次世界大戦後、アメリカ軍内の装備名変更により、「155mm榴弾砲 M1A1」は「155mm榴弾砲 M114」と改名、それに合わせて「155mm榴弾砲 M1A2」は「155mm榴弾砲 M114A1」と名称が変更されました
●同砲は、ベトナム戦では旧式と思われていましたが、ヘリコプターで運搬可能な重量のために早急な展開に対応することが可能で、高い信頼性により火力支援として大きな活躍をしました
●ベトナム戦時の「155mm榴弾砲 M114A1」は、大戦時の形状と同一でしたが、タイヤなどは新らしいものへと変更されています【 「アメリカ 155mm榴弾砲 M114A1 ベトナム戦争」のキット内容について 】
●このアメリカ軍の「155mm榴弾砲 M114A1」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●キットは、高いディテール表現力を持つブロンコ社の成型技術により「155mm榴弾砲 M114A1」をシャープ且つ繊細に再現、実物が持つ大口径砲と大型のタイヤによる迫力と、メカニカルな構造が表現された内容となっています
●キットは、ブロンコ社製「アメリカ 155mm榴弾砲 M1A1 大戦型」のバリエーションキットで、砲架、砲架のジャッキ、タイヤなどを新規パーツで追加し、戦後型を再現したものとなっています
●砲は、射撃状態と牽引状態とを選択できます
●「155mm榴弾砲 M114A1」は、砲身部、防盾、砲架、砲脚部の4ブロックで構成されています
●砲身の先端部は、一体成型されており、スライド式金型により砲口は開口処理済みで、内側のライフリングも彫刻されています
・ 砲身は後座が可動式となっています
・ 砲尾部の主要部は1パーツで構成され、装填部のネジ山の部分は別パーツです
・ 閉鎖器は10パーツによって細かく再現、開閉可動式です
・ 上下の平衡器類は、それぞれ上下分割式となっています
・ 砲身は上下可動式
●防盾は、左右部分が分割して成型、防盾の薄さが表現されています
・ 左側の防盾の上部は別パーツとなっており、起倒状態が選択できます
●砲架は左右分割式で、これに操作ハンドル、照準器、駐退複座装置などを取り付ける構成となっています
・ 照準器は、12パーツで細かく再現されています
・ 駐退複座装置のバネ構造はプラパーツで表現されており、伸縮可動式です
・ 砲架は左右旋回可動式です
●砲脚部は、砲脚、台座部、タイヤで構成されています
・ 砲脚は左右分割式で、後部の駐鋤は別パーツとなっています
・ 台座部分の基本躯体は4パーツで構成されています
・ ジャッキは、射撃時の伸ばした状態と、牽引時の収めた状態とを選択できます
・ タイヤはホイール部とゴムの部分とに分割され、ゴムの部分はプラパーツにより特徴的なトレッドパターンが表現されています
・ タイヤは回転可動式です
●各部のディテールを再現するエッチングパーツが付属しています
●アクセサリーパーツが付属しています
・ 砲弾(信管無し) ×8
・ 砲弾(信管付き) ×8
・ 薬筒 ×8
・ 砲弾ケース ×8
・ 砲弾運搬ケース ×一式
●アメリカ軍の1種類の塗装例が説明書に記載され、砲弾類の弾種表示などを再現したデカールが付属しています
●2012年 一部新金型