ロシア BA-20 軽装甲車
「ロシア BA-20 軽装甲車 (プラモデル) (エース 1/48 ミリタリー No.48109 )」です
●第2次世界大戦初期におけるソ連軍の4輪式装甲車「BA-20」を1/48スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●軽便な装甲車として第2次世界大戦初期に活躍したソ連軍の装甲車「BA-20」を再現、民間用車両をベースに簡易な装甲と小型の銃塔を装備した、現地改造車両を彷彿させる独特なフォルムを表現した内容となっています【 「BA-20」について 】
●1920年代後期から1930年代においてソ連軍は積極的に機械化と装甲化を推し進め、軽戦車「T-26」「BT戦車」シリーズなどが大量に生産されました
●しかし、このような大量生産が行われながらも、広大な国土と膨大な兵員を抱えるソ連軍にとって戦車の数は充分とは言えず、それをカバーするために生産コストが低い装輪式の装甲車が注目されるようになります
●1930年代後半に開発されたソ連軍の装甲車は、民間用の車両のシャーシをベースとしてこれに装甲車体を設けるという方式が採られ、6輪式の「BA-3」シリーズと4輪式の「BA-20」が登場しました
●この「BA-20」は、上記のように民間用車両のシャーシを利用したことから生産コストが低いという長所を持っていましたが、一方で不整地での走行性能は低いものがありました
●しかし、この生産コストの低さは、約10000両にも及ぶ生産台数を生むことに繋がり、装甲車を大量に装備したソ連軍はノモンハン事件などにおいて敵を圧倒する強さを発揮しています
●ただし、独ソ戦が開始されると、装甲が薄い「BA-20」はドイツ軍によってその多くが撃破、捕獲され、徐々に第一線から引き揚げられて行きました
●その後「BA-20」は戦線後方における活動を主として運用が続けられ、同車を捕獲したドイツ軍も後方部隊で有効に活用しています【 「ロシア BA-20 軽装甲車」のキット内容について 】
●このソ連軍の4輪式装甲車「BA-20」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ACE社のハンドメイドによる金型加工で装甲車「BA-20」を再現、レジンキットの感覚に近い独特のパーツ成型で、「BA-20」の全体形とディテールとを再現した内容となっています
●キットは、ACE社製「ソ連 スタッフカー エムカ (GAZーM1)」のシャーシ部分をベースとして、「BA-20」を再現するために、車体、銃塔などの新規パーツを追加したバリエーションキットとなります
●「BA-20」は、「銃塔」「車体」「シャーシ」の3ブロックで構成されています
【 銃 塔 】
●銃塔は上下分割式で、前面パネルは別パーツとなっています
・ 前面パネルには機銃のマウント部がモールドされています
・ 機銃の銃身、銃塔の視察口部分などがパーツ化
【 車 体 】
●車体は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式です
・ 側面ドア、エンジンルームの各点検ハッチ、前部の視察口などがモールドにて再現
・ 前照灯、前部バンパーがパーツ化
・ 車体内部の操縦席、メーターパネル、ハンドルなどが再現
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは一体成型で、フェンダー部分も含まれた車体のフロアパネルに接着する方式となっています
・ リーフ式サスペンションは各1パーツで構成
・ 後部のデファレンシャルは1パーツ、前部のステアリングゲージは4パーツで構成されています
・ ステアリングは固定式です
●タイヤはホイール部とゴムの部分とで分割され、ゴムの部分はラバー製となっています
・ ホイールはハブキェップの有無が選択できます
【 塗装とマーキング 】
●「BA-20」のマーキングとして、3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ ソ連軍所属車両 (1942年5月)
・ ドイツ警察部隊 (ウクライナ / 1942年夏)
・ ドイツ軍捕獲車両 (1942年冬)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
●2013年 一部新金型