ドイツ 軽装甲車 Sd.Kfz.222
「ドイツ 軽装甲車 Sd.Kfz.222 (プラモデル) (フジミ 1/76 ワールドアーマーシリーズ No.WA-019 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の軽装甲車「Sd.Kfz.222」を1/76スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●大戦を通じて装甲偵察部隊の主要装備車両として運用が行われた軽装甲車「Sd.Kfz.222」を再現、ドイツ的デザインとなる面構成の車体にオープントップ式の砲塔を備えた、端整なスタイルを再現した内容となっています
【 「軽装甲車 Sd.Kfz.222」について 】
●ドイツ軍は1933年に軽装甲車として「Kfz.13」と「Kfz.14」を制式化しましたが、これらは装甲車としての専用のシャーシを使用していなかったために実戦には不向きで、後継車両として本格的な装甲車となる「Sd.Kfz.221」シリーズを開発します
●この「Sd.Kfz.221」シリーズは、機銃を装備した「Sd.Kfz.221」、「Sd.Kfz.221」の武装強化型となる「Sd.Kfz.222」、そして無線通信車型の「Sd.Kfz.223」の3種が登場しました
●「Sd.Kfz.222」は、「Sd.Kfz.221」よりも一回り大きな車体にオープントップ式の砲塔を搭載、主砲として「20mm機関砲 KwK30」(後期生産型では「20mm機関砲 KwK38」)と同軸機銃を装備していました
●砲塔上部には手榴弾除けのネットを備えており、このネットは主砲の動きと連動して開閉を行う機能を持っています
●エンジンは81馬力のガソリンエンジンを搭載、最高速度85km/hを発揮し、装甲車として良好な機動性能を有していました
●「Sd.Kfz.222」は、戦車師団や装甲擲弾兵師団などの装甲偵察大隊の主要戦闘車両として配備、軽快な走行性能と適度な火力、そしてオープントップ式の砲塔による視認性の高さなどから偵察任務に活躍します
●「Sd.Kfz.222」は、1943年6月の生産終了までに989両を生産、以後は後継となる「Sd.Kfz.250/9」などにその生産を譲ることになりますが、既存の車両はそのまま運用が行われました
●また、「Sd.Kfz.222」は装輪式車両として稼働率が高く、戦いによって戦車や装軌車両が消耗や稼働率が低くなる中、「Sd.Kfz.222」は装甲車ながら機甲兵力としての活躍を果たしており、大戦後期においてもドイツ機甲部隊の主要車両として重要な役割を担ったのです
【 「ドイツ 軽装甲車 Sd.Kfz.222」のキット内容について 】
●このドイツ軍の軽装甲車「Sd.Kfz.222」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●本キットは、1970年代に製品化したものですが、実車のポイントを踏まえて「Sd.Kfz.222」のフォルムとディテールをスケールに沿って再現しており、良好な雰囲気を持った内容となっています
●「Sd.Kfz.222」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●「20mm機関砲 KwK38」の砲身は一体成型のパーツで再現
・ 砲架は一体成型のパーツで再現しており、同軸機銃、照準器は別パーツ化しています
・ 砲身は水平状態で固定となります
●砲塔は上下に分割したパーツで再現
・ 側面のクラッペはモールドで再現しています
・ 照準器のカバーは、モールドにより開いた状態を再現しています
・ 砲塔上部のネットは、左右それぞれ一体成型のパーツで再現
【 車体上部 】
●車体上部は一体成型となったパーツで再現しています
・ 各部のクラッペ、方向指示器、エンジン点検ハッチなどをモールドで再現
・ 車体側面に付くシャベルもモールドで再現しています
【 車体下部 】
●車体下部は一体成型のパーツで再現
・ 側面ドアはモールドで再現しています
・ サスペンションは前後各1パーツで構成、コイルスプリングなどをモールドで再現しています
・ 前照灯、消火器、側面の雑具箱、排気管、バンパー、牽引フックなどが別パーツ化
●フェンダーは各1パーツで再現しています
・ ノテックライト、サイドミラーを別パーツ化しています
●タイヤは、ホイールとゴムの部分とに分割しており、ゴムの部分は軟質素材製です
【 フィギュア 】
●乗員1体、将校1体、歩哨1体の合計3体のフィギュアが付属しています
・ 乗員のフィギュアは双眼鏡を覗いているポーズ、将校のフィギュアは立った姿勢で片手で指差しているポーズ、歩哨のフィギュアはライフルを地面に立てて立っているポーズとなっています
・ 服装は
乗員のフィギュアは、装甲兵服(パンツァージャケット)を着用して規格帽を被った姿
将校のフィギュアは、オーバーコートを着用、将校帽を被った姿
歩哨のフィギュアは、野戦服を着用、ヘルメットを被ったです
・ フィギュアは、胴体、両腕に分割したパーツ構成で、乗員のフィギュアのみ一体成型のパーツで再現しています
【 歩哨詰め所 】
●アクセサリーとして、歩哨詰め所が付属しています
・ 詰め所は、木造となる構造を再現、表面には木パネル表現をモールドで再現しています
・ 詰め所は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製、屋根は一体成型のパーツとなっています
【 「ドイツ 軽装甲車 Sd.Kfz.222」の塗装とマーキング 】
●「ドイツ 軽装甲車 Sd.Kfz.222」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されており、軍団マーク、部隊マーク、戦術マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
【 「ドイツ 軽装甲車 Sd.Kfz.222」のパッケージ内容 】
・ 軽装甲車 Sd.Kfz.222 ×1
・ フィギュア ×3
・ 歩哨詰め所 ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●シリーズ再編成 再販アイテム