ドイツ Sd.Kfz.223 無線装甲車 (第1シリーズ)
「ドイツ Sd.Kfz.223 無線装甲車 (第1シリーズ) (プラモデル) (ホビーボス 1/35 ファイティングビークル シリーズ No.83817 )」です
●第2次世界大戦初期におけるドイツ軍の軽無線装甲車「Sd.Kfz.223」の「初期型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「Sd.Kfz.221」シリーズのうち、大型無線機搭載型となる「Sd.Kfz.223」の「初期型」を再現、ドイツ的デザインらしい直線を基調とした車体に大型のフレームアンテナを装備した、独特のフォルムを再現した内容となっています
●ホビーボス社製「Sd.Kfz.222 装甲偵察車 (第1シリーズ)」をベースに、「Sd.Kfz.223」を再現するため、銃塔や車体上部を新規パーツへと変更したバリエーションキットです
【 「ドイツ Sd.Kfz.223 無線装甲車 (第1シリーズ)」のキット概要 】
●車体等に一体成型を多用してパーツ数を抑えながら、サスペンションや車体内部については細分化したパーツとエッチングを交えた構成
●ヒンジや溶接跡などを強弱を付けたモールドで再現
●側面ドアは開閉状態を選択して作成可能
●エンジンを含めて車体内部を再現(大型無線機は含まれていない)
●車体上部のグレーチングや銃塔の手榴弾除けネットなどはエッチングパーツで再現
●前照灯のガラス部はクリアパーツで再現
●タイヤはトレッドパターンを刻んだ軟質素材で再現
●塗装例はドイツ軍仕様1種、国籍マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属
【 「Sd.Kfz.223 軽無線装甲車」について 】
●第1次世界大戦での敗戦後、ドイツ軍は弱小な兵力しか保有が認められず、戦車開発も禁止されましたが、1930年代に入ると軍の機械化及び装甲化の途を探るようになります
●装甲車両としては、まず、装輪式の装甲車「Kfz.13/14」を開発しますが、この車両の実体はトラックのシャーシに装甲ボディを取り付けただけであり、野戦に用いるには機動能力と防御力共に貧弱なものでした
●1934年、ドイツ軍は専用のシャーシを用いて本格的な4輪式の装甲車「軽装甲車」の開発を開始、この開発にあたっては規格化したシャーシ「1型」をまず製作、この「1型」シャーシに用途別の専用のボディを装着する方式を採りました
●この結果、1935年に誕生した軽装甲車が「Sd.kfz.221」「Sd.kfz.222」「Sd.kfz.223」の3種で、「Sd.kfz.221」は基本となる機銃装備型タイプ、「Sd.kfz.222」は機関砲を搭載した火力強化型、「Sd.kfz.223」は大型無線機を装備した無線通信型となっています
●この3種の装甲車は、各装甲偵察部隊に配備が行われ、部隊では各車両の混合編制を採っており、それぞれの車両に応じた役割を担いました
●ただし、「Sd.kfz.221」は機銃しか装備していないことから、徐々に姿を消して行き、大戦中期以降は「Sd.kfz.222」「Sd.kfz.223」の2車種が軽装甲車の主力となります
●「Sd.kfz.223」は大型無線機を搭載し、通信可能距離の長さを活かして部隊間通信に活躍、偵察で得られた情報を上級部隊に逸早く連絡する役割を果たし、ドイツ軍の機動戦を支えたのでした
【 「ドイツ Sd.Kfz.223 無線装甲車 (第1シリーズ)」のキット内容について 】
●このドイツ軍の軽無線装甲車「Sd.Kfz.223」の「初期型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●銃塔や車体の主要部分は一体成型を多用しながら、シャーシ、サスペンション部などの細かなディテール部分は細分化したパーツ構成によって「Sd.Kfz.223 初期型」を再現した内容となっています
●エンジン部分も含めた車体内部構造も再現、開口部が大きいオープントップ式銃塔や側面ドアなどから内部が見える演出を楽しむことができます
・ ただし、大型無線機は再現されていません
●「Sd.Kfz.223 初期型」は、「銃塔」「車体」「シャーシ」の3ブロックで構成しています
【 銃 塔 】
●9面で構成された「Sd.Kfz.223」の独特の銃塔形状を再現、装甲の薄さも再現しています
●銃塔は上下に分割したパーツで構成
・ 各クラッぺは別パーツ化して再現しています
・ 手榴弾除けの金網は、エッチングパーツで再現
・ 装備する「MG34 機関銃」は一体成型のパーツで再現
●銃塔内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ 旋回装置
・ 座席
など
font color="#A52A2A">【 車 体 】
●直線を基調とした「Sd.Kfz.223」の車体レイアウトを再現、車体各パネルの接合部分の溶接跡を繊細なモールドで再現しています
●車体は上下に分割したパーツで構成
・ 各「フェンダー」は個別にパーツ化され、マッドフラップはエッチングパーツで再現しています
・ 「車幅ポール」は別パーツ化して再現
・ 「側面ドア」は別パーツ化、開閉状態を選択できます
・ 「クラッペ」は別パーツ化しており、内部機能も再現
・ 「クラッペ」上部の「雨樋」はエッチングパーツにて再現
・ 車体天板部のグレーチングはエッチングパーツで再現します
・ 「方向指示器」及びガードは別パーツ化して再現
・ 「前照灯」は前後に分割したパーツで再現、前部のガラス部はクリアパーツとなっています
・ 後部のスリットパネルは別パーツにて再現
・ 「予備タイヤ」はカバーを掛けた状態を再現しています
・ フェンダー上の旗用のフレームは、支柱部分がプラパーツ、フレーム部分はエッチングパーツとなります
・ 「フレームアンテナ」は、アンテナ本体と各支柱に分割して再現しています
●車体内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ エンジン (14パーツ)
・ ラジエター
・ メーターパネル
・ 操縦席
・ 各種レバー、ペダル
・ ハンドル
・ バッテリー
・ エンジン隔壁
・ 手榴弾 (×6)
・ ガスマスクケース
・ 各種収納箱
・ 飯盒
・ MP40 サブマシンガン
・ MP40用 マガジンポーチ
・ ワイヤーカッター
・ 消火器
・ 斧
・ 機銃弾の弾薬箱固定具 (エッチング)
など
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは、縦方向と横方向のフレームを組合わせて作製します
・ 「サスペンション」は、コイルスプリングのパーツを上下のアームで挟み込んで作製します
・ ステアリングは前方に固定した状態となっています
・ バンパーは一体成型のパーツで再現しています
●タイヤは、ホイール部分とゴムの部分とに分割しており、ゴムの部分は軟質素材で再現しています
・ タイヤのトレッドパターンを深めのモールドで再現しています
・ ホイールに付けた3角形のガードは別パーツ化して再現
●前照灯のガラス部を再現したクリアパーツが付属
●銃塔上部の手榴弾除け、車体上部のグレーチング、マッドフラップ、ナンバープレートなどを再現したエッチングパーツが付属しています
【 「Sd.Kfz.223 軽無線装甲車 初期型」の塗装とマーキング 】
●「Sd.Kfz.223 初期型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる1種類の塗装例がカラー塗装図に記載されており、ナンバープレート、国籍マークなどを再現したデカールが付属しています
●「ドイツ Sd.Kfz.223 無線装甲車 (第1シリーズ)」の完成時のサイズ
・ 全長 : 130mm
・ 全幅 : 59mm
●パーツ数 : 310点以上
【 「ドイツ Sd.Kfz.223 無線装甲車 (第1シリーズ)」のパッケージ内容 】
・ Sd.Kfz.223 軽無線装甲車 (初期型)×1
・ エッチングシート ×2
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
・ カラー塗装図 ×1
●2016年 一部新金型