ファインモールド 陸上自衛隊 60式自走106mm無反動砲 C型 1/35 ミリタリー FM051 プラモデル

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陸上自衛隊 60式自走106mm無反動砲 C型

販売価格

5,060円 4,554円(税込)

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「陸上自衛隊 60式自走106mm無反動砲 C型 (プラモデル) (ファインモールド 1/35 ミリタリー  No.FM051 )」です


●1975年に制式化された陸上自衛隊、普通科所属の対戦車自走砲「60式自走106mm無反動砲 C型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●エンジン性能の限界を補うべく、「B型」まで搭載していた「空冷ディーゼルエンジン」から「水冷ディーゼルエンジン」へと換装、1975年の制式化から2008年の全車退役に至るまで、普通科部隊が運用する対戦車自走砲の主軸として運用された「60式自走106mm無反動砲 C型」を再現

●ファインモールド社製「陸上自衛隊 60式自走106mm無反動砲 B型」のキットをベースに、一部パーツを交換したバリエーションキット
 ・ エンジン換装に伴い高さの上がったエンジン収納部、変更された排気管の設置場所などを綿密な実車取材を反映した新規金型のパーツをセットして、できるだけ忠実に再現しています

●1975年以降、「B型」はオーバーホール時に順次「C型」へと仕様を変更されていますので、実際の運用年数は「B型」よりも長期に渡ったと思われ、コンパクトな車体に力強さを秘めたフォルムを再現した内容となっています

【 「陸上自衛隊 60式自走106mm無反動砲 C型 (ファインモールド 1/35 ミリタリー FM051)」のプラモデルの概要 】


●徹底した実車へのリサーチで細部ディテール再現を追及しながらも、ファインモールド社の高い設計・成型技術を活かしスケールモデルとしてパーツ数を抑えた内容
●改装された車体後部上面部分、排気管などは新規金型のパーツで再現
●上部の開口部及びハッチから見える範囲の車体内部を再現
●砲塔は上に展開した状態と、下げた状態を選択可能
●ペリスコープ、ビジョンブロック類はクリアパーツで再現
●履帯は、プラスチック製の一部連結式
●塗装例は迷彩3種、OD単色1種、マーキング例は4種、部隊表示、車体番号などを再現したデカールが付属
●乗員を再現したフィギュア2体が付属、1体は完全新金型

陸上自衛隊 60式自走106mm無反動砲 C型 (ファインモールド 1/35 ミリタリー FM051)の商品画像

【 「陸上自衛隊 60式自走106mm無反動砲 C型 (ファインモールド 1/35 ミリタリー FM051)」のプラモデルの内容について 】


●陸上自衛隊の対戦車自走砲「60式自走106mm無反動砲 C型 (106sp)」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●ファインモールド社の丹念な実車リサーチを下敷きに、緻密な設計・金型加工技術を用いて「60式自走106mm無反動砲 C型」を再現、全体のフォルムを捉えながら、コンパクトな自走砲の細かな構造を、同社ならではの繊細で丁寧なモールドを施したパーツで再現しています

●「60式自走無反動砲」が持つ、車体各部の溶接跡、エンジンデッキをはじめとする各部のルーバー、各パネルに配置されたボルトなど、小型車両ながらもAFVとしての特徴を細やかに再現しながら、スケールモデルとして適度な省略や強弱をつけたモールドの表現力でパーツ数を抑え、プラモデル本来の作る楽しさと完成後の精密感を感じることができる内容となっています

●「60式自走106mm無反動砲 C型」は、「砲及び砲架」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています

【 砲及び砲架 】
●車体とは独立した砲及び砲架の構造を再現、スポッティングライフルなど、独特の砲の構造をパーツ数を抑えながら精密に再現しています

●「106mm無反動砲」を搭載した「砲塔」は上下に展開させることができ、砲手が外に出て作業を行う射撃状態や移動状態を選択して作製することができます

●連装状の「60式 106mm無反動砲」は上下に分割したパーツで構成、砲口部分と砲尾は別パーツ化して再現しています
 ・ 「12.7mm スポッティングライフル」は一体成型のパーツで再現
 ・ 「閉鎖器」は各2パーツで再現、閉じた状態を再現しています

●砲塔は一体成型のパーツで再現、車長及び砲手ハッチ、後部パネルは別パーツ化しています
 ・ 「車長ハッチ」は可動軸を設けていますので、開閉状態を選択することができます
 ・ 「車長ハッチ」などの「ビジョンブロック」や「ペリスコープ」はクリアパーツで再現
 ・ 砲塔内の「車長用のシート」や俯角調整ハンドルなどを実車構造を反映して上手に再現しています

【 車体上部 】
●エンジン換装に伴い、車体後部のレイアウトが変わった「60式自走106mm無反動砲 C型」の車体レイアウトを再現、各部のルーバー、パネルライン、ボルトなどを繊細かつ強弱を付けたモールドで再現しています

●車体上部は一体成型のパーツで再現、エンジンデッキと左右のフェンダーは別パーツとなっています
 ・ 「B型」から形状の変わったエンジンデッキは新規パーツで再現、吸気口のネット部分、排熱口のルーバーなどのディテールを繊細で精密な彫刻で再現しています
 ・ 「操縦手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
 ・ 「ペリスコープ」はクリアパーツで再現
 ・ 操縦手用の「シールド」が付属、クリアパーツで再現しており、取り付けの有無を選択できます
 ・ 後部の「砲弾ラック」は空の状態を再現、「蓋」は別パーツ化しており、開閉状態を選択することができます
 ・ 後部弾薬箱上へと設置位置の変わった「排気管」は新規パーツ、2パーツに分割して再現
 ・ 「排気管カバー」は別パーツ化し表面には特徴的なパンチング状の穴を丁寧なモールドで再現しています
 ・ 後部の「ステップ」はそれぞれ一体成型のパーツで再現、上げた状態となります
 ・ 「前照灯」は、本体とガラス部の2パーツで再現、ガラス部はクリアパーツで再現しています
 ・ 「トラベリングロック」「尾灯」「牽引装置」などを別パーツ化して再現
 ・ 車載工具類は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態となっています
 ・ 「牽引ワイヤー」は、アイの部分はプラスチック製パーツ、ワイヤー本体は付属の紐で作製
 ・ 排気管の移動に伴い「牽引ワイヤー」の設置場所は車体尾部に変わっています
 ・ 「車止め」(×2)が付属しています

●戦闘室及び操縦席部分の車体内部を再現、以下のパーツで構成しています
 ・ フロアパネル
 ・ 運転手・無線手座席
 ・ 操行レバー
 ・ 後部隔壁

●車外に設置した「通信用アンテナ」は別パーツ化して再現、プラスチック製パーツとなっています

【 車体下部 】
●車体下部は、小型ながら後の「61式戦車」と類似した構造の走行装置を再現、誘導輪及び転輪はホイールのリムの部分のオーバーハング形状を再現するために1枚を前後に分割したパーツで構成しています

●車体下部は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
 ・ 「サスペンションアーム」は別パーツ化しています
 ・ 「起動輪」は前後に分割したパーツで再現
 ・ 「誘導輪」「転輪」は前後方向に4分割したパーツで再現しています

【 履 帯 】
●履帯は、「60式自走無反動砲」のシングルピン履帯を再現しており、接地部分に道路走行用のラバー製のパッドを付けた状態となっています
 ・ 履帯は、一部連結式履帯、プラスチック製のパーツとなります
 ・ 上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつに分割したパーツで構成しています

【 フィギュア 】
●乗員を再現したフィギュアが2体付属しています
 ・ フィギュアの内訳は、操縦手1体、車長1体です (車長は新規パーツ)
 ・ 服装は、「作業服」もしくは「迷彩服1型」を着用、「半長靴」を履き、「戦車帽」を被った姿です(「作業服」もしくは「迷彩服1型」は同じデザインとなります)
 ・ 服の皺の表現はスケールに沿った凹凸モールドで再現、服の縫い目や弾帯などの細部は繊細なモールドで再現しています
 ・ フィギュアは、「上半身」「下半身」「両腕」に分割したオーソドックスなパーツ構成となっています

●フィギュアのポージングについて
 ・ 操縦手のフィギュアは、座席に座り、両手を膝の上に置いているポーズ
 ・ 車長のフィギュアは、双眼鏡を持ち右手を上げ指示(誘導)するポーズ、車長に限定せず、車外においても、車上においても、いずれの使用でも映えるポーズになっています


【 「陸上自衛隊 60式自走106mm無反動砲 C型 (ファインモールド 1/35 ミリタリー FM051)」の塗装とマーキング 】
●「60式自走106mm無反動砲 C型」のマーキングとして、陸上自衛隊仕様の塗装例と4種類のマーキング例が説明書内に記載されています

●マーキング例は以下の4種
 ・ 第35普通科連隊 第4中隊 (守山駐屯地 / 昭和60年)
 ・ 第37普通科連隊 第1中隊 (信太山駐屯地)
 ・ 第43普通科連隊 第2中隊 (都城駐屯地)
 ・ 第30普通科連隊 第3中隊 (新発田駐屯地)

●マーキング例を再現するための、陸上自衛隊マーク、車体番号、部隊表示、コーションマークを再現したデカールが付属しています

●完成時のサイズ : 概算 全長122 × 全幅64 × 高さ96mm (アンテナ含)
●部品点数 : 332点 (フィギュア含む)


【 「陸上自衛隊 60式自走106mm無反動砲 C型 (ファインモールド 1/35 ミリタリー FM051)」のパッケージ内容 】


 ・ 60式自走106mm無反動砲 C型 ×1
 ・ 乗員フィギュア ×2
 ・ 紐 ×1
 ・ デカールシート ×1
 ・ 組立て説明書 ×1


●2017年 一部新金型


【 「陸上自衛隊 60式自走106mm無反動砲 C型」について 】


●第2次世界大戦時、重装甲化する戦車に対抗するために対戦車砲は巨大化の一途を辿り、大戦末期には陣地変換が困難になる程の大きさとなります

●このため、歩兵部隊と密接に行動することが困難となり、戦後になると対戦車砲の目的を戦車へと一元化し、対戦車砲車輌は実質的に消滅しました

●しかし、歩兵部隊に必ず戦車が随伴するようなことはできず、軽便な対戦車兵器として「無反動砲」、長射程の対戦車兵器として「対戦車ミサイル」が注目されるようになります
 ・ 「バズーカ砲」にも称される対戦車用の「ロケットランチャー」も存在していましたが、安定した砲架を持たないことから有効射程が短く、基本的に個人携行兵器として使用されていました

●「無反動砲」は後方へのブラストを逃がすことで砲の反動を抑える火砲で、反動を少なくすると砲架自体を小さくすることができ、比較的大口径の砲をコンパクトかつ軽量化することができました
●ただし、通常の火砲と比べて射程が短く、さらにブラストが大量に巻き起こることから、射撃すると自己の位置を暴露してしまうという欠点を持っています

●陸上自衛隊では、当初アメリカから装備を供与され、各種口径の無反動砲が配備されました
●この中で最大の口径を持つものが「105mm無反動砲 M27」で、威力は大きいものの、大口径になる砲の重量は普通科隊員が携行するには重く、基本的に車載もしくは車両運搬が前提となっていました
●しかし、上記のように無反動砲は射撃時に自分の位置を敵に悟られやすいために、車両運搬による設置型として運用するには無理があり、自走化を進めることになります

●この「105mm無反動砲 M27」の自走化の開発は1955年から始まり、試作段階では無反動砲2門、無反動砲4門の2タイプが作られて試行錯誤が繰り返され、1960年に制式化されたのが「60式106mm自走無反動砲」です

●この「60式106mm自走無反動砲」は、連装式に「60式106mm無反動砲」(「105mm無反動砲 M27」の後継の「106mm無反動砲 M40」を国産化したバージョン)を搭載、ブラストによる射撃位置の露見から身を守るために車体は小型化され、射撃後直ぐに陣地変換するという戦法を採りました
●背の低い小型の車体に砲を搭載したため、そのままでは仰角と俯角が充分に確保することができないのですが、砲架部分に昇降機能を与えることでこれを解決しています
●連装式に無反動砲を搭載した理由は、この無反動砲は隔螺式の閉鎖器から次発装填にかなりの時間が必要となるため、初弾を外しても、もう一方の砲で確実に次弾を命中させるということを意図したものでした
 ・ 無反動砲は、通常の火砲と比べて命中精度が落ちる傾向にあります
 ・ 初弾の命中精度を上げるために、「60式 106mm無反動砲」には、弾道特性が似ている「12.7mm スポッティングライフル」を装備、この銃弾の弾着を確認して無反動砲の射撃を行います
 ・ また、上記のように、無反動砲は後方にブラストが発生することから密閉型の戦闘室を設けることができず、次発装填には車外に出る必要があり、これは装填している2発の砲弾で戦闘の決着を付けなくてはならないことを意味しています

●「60式自走無反動砲」は、当初は師団対戦車隊に配備されましたが、後に各普通科連隊に配備転換され、普通科部隊が取り扱う大口径の直接照準火砲として貴重な装備となりました
●また、普通科隊員にとって「60式自走無反動砲」は直協の豆戦車という存在であり、隊員に与える心理的効果は大きなものがありました
●そのため、1960年代の第1世代の国産装備が続々と退役し始めた1990年代においても運用が続けられ、2008年における全車退役までの48年間という長きに渡って陸上自衛隊の主要装備の任を務めたのです



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