M3 スチュワート ハニー (プラモデル)アカデミー 1/35 Armors No.13270 スケール:1/35
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「M3 スチュワート ハニー プラモデル (アカデミー 1/35 Armors No.13270 )」です●「M3 スチュワート ハニー」です ●第2次世界大戦におけるアメリカ製の軽戦車「M3」の「中期型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●軽戦車としてアメリカ軍のみならずイギリス軍などで活躍した軽戦車「M3」の「中期型」を再現、リベット接合構造の車体に多面形の砲塔を装備した特徴的なフォルムが表現されています 【 「軽戦車 M3」について 】●第2次世界大戦前、アメリカ陸軍では他の国と同様に、戦場の主役となった歩兵と、伝統ある兵科ながら機械化により存続が危うくなった騎兵との間で主導権争いによる駆け引きが行われていました ●歩兵科が扱う軽戦車「M2」と、ほぼ同一の車体ながら騎兵科が扱う戦闘車「M1」が生産され、この結果アメリカ陸軍では軽戦車を重要視する傾向が強くなります ●戦闘車「M1」は機関銃しか装備していないことから非力であり、第2次世界大戦の気運が高まると軽戦車「M2」に生産と開発が集中されます ●「M2」シリーズは37mm砲を搭載した「M2A4」まで開発が進んだものの、その前面装甲は25mm程度であり、対戦車戦闘を考慮した装甲の強化が計画されました ●ただし、この装甲の強化は重量の増加を招き、幅の狭い履帯と下部転輪の接地部の長さにより接地圧が上昇、これを改善するために後部の誘導輪を大型化して接地状態とした「M3」が1941年3月に登場します ●軽戦車「M3」は、最大装甲を50mm厚に強化、主砲は「M2A4」では「37mm対戦車砲 M3」をそのまま転用したのに対して車載用に改造された「37mm戦車砲 M6」が搭載されています ●エンジンには7気筒の空冷星型のガソリンエンジンを搭載、その最大速度は57km/hに達し、他国の軽戦車よりも重装甲で機動性能も優れているのが特徴となっています ●当初、軽戦車「M3」は砲塔は多面形となっており、接合方法も車体と同じリベットが使用されていました(「初期型」) ●その後、砲塔は溶接式へと変更(「中期型」)、更に圧延鋼板を使用した円筒形形状(「後期型」)に変化しています ●軽戦車「M3」は、アメリカ軍の実戦参加前にレンドリース兵器としてイギリス軍とソ連軍に供与、実戦に投入されています ●イギリス軍では、苦戦が続き戦車が不足していた北アフリカ戦線に投入、巡航戦車装備部隊に配備が行われました ●これらの巡航戦車装備部隊では、巡航戦車「クルセーダー Mk.1」もしくは「クルセーダー Mk.2」などが装備されていましたが、軽戦車「M3」はそれらの巡航戦車よりも装甲が強力で、当時の巡航戦車の主砲である「2ポンド砲」は徹甲弾しか撃つことができないのに対して「M3」では榴弾を使用することができ、対戦車砲などに苦しめられていたイギリス戦車兵にとっては心強いものとなりました ●また、機械的な信頼性も軽戦車「M3」の方が遥かに高く、同車はイギリス戦車兵から高い評価を獲得、愛称を込めて「ハニー」と呼ばれています ●アメリカ軍の軽戦車「M3」は、太平洋戦争の緒戦のフィリピン戦において日本軍と対峙、日本戦車を大きく上回る性能により奮戦しましたが、戦いの趨勢は日本軍側に有利で、フィリピンに展開するアメリカ軍全体の降伏に伴って、戦車部隊は壊滅しました ●これにより軽戦車「M3」を捕獲した日本軍は自軍に車両として部隊に編入、当時の日本軍の最強戦車として有効に利用されています ・ この降伏の前に捕獲された1両の「M3」がコレヒドール要塞戦に投入されたと言われており、1944年のフィリピン戦でも使用されたようです ●ただし、その後の島嶼やニューギニアなどの戦いにおいてアメリカ軍が反撃を開始すると軽戦車「M3」及び改良型の「M3A1」は対戦車能力に劣る日本軍相手に活躍、火力の関係で「M4中戦車」に交代させられるまで充分な働きを見せました ●ユーロッパ方面のアメリカ軍では1942年のチュニジア戦から実戦に参加、ところがこの時期になるとイギリス軍で活躍していた頃とは異なりドイツ軍戦車の装甲と火力は大幅に強化、軽戦車「M3」「M3A1」は厳しい戦いを強いられました(この時期では「M3」は少なく、「M3A1」がメインとなっています) ●チュニジア戦の後は、戦車戦力の主力は中戦車が占めるようになり、軽戦車は補助的な役割へと移行、偵察や警戒などの任務に従事しています ・ 軽戦車「M3」「M3A1」の後継として「M3A4」「M5」「M5A1」が登場、イタリア戦、ノルマンディ戦以降の軽戦車はこの後者3タイプがメインとなっています 【 「M3 スチュワート ハニー」のキット内容について 】●このアメリカ製の軽戦車「M3」の「中期型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●アカデミー社の1/35シリーズのフォーマットに則り「軽戦車 M3 中期型」を再現、全体のフォルムを捉えながら同社スタンダードとなる造形力により各部のボルト、砲塔部の溶接跡、複雑な足周りなどのディテールを表現した内容となっています ●キットは、砲塔内部、戦闘室部分を中心とした車体内部が再現されています ●「軽戦車 M3 中期型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」「車体内部」の4ブロックで構成されています 【 砲 塔 】 ●砲塔は、「M3 中期型」の特徴となる溶接式の多面形のフォルムを再現、同じく多面形の車長キューポラ、各部の溶接跡、前面やキューポラ部分のボルトなどが表現されています ●「37mm戦車砲M6」の砲身は一体成型で、砲口部分は別パーツとなっています ・ 砲尾部分も再現され、閉鎖器を含む砲尾、防危板、照準器、操作ハンドルなどがパーツ化 ・ 防盾は1パーツで再現 ・ 防盾(砲身)は、完成後も上下可動式とすることができます ●砲塔は上下分割式で、前面パネルは別パーツです ・ 車長ハッチ、装填手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 側面及び後面のピストルポートは別パーツです ・ ペリスコープはペリスコープ本体と蓋の部分とで構成 ・ 対空機銃架は5パーツで構成、機銃架に装備される「M1919A4 機関銃」が付属しています ・ イギリス軍仕様となる発煙弾発射機が付属、発射機部分と基部とで構成されています ●砲塔の内部が再現されています ・ 砲塔部のバスケットがパーツ化、これに車長用と装填手用の座席を取り付けます 【 車体上部 】 ●車体上部はその複雑な形状と特徴的なボルトが再現されています ●車体上部はフェンダー、スポンソンも含めて一体成型されており、戦闘室前面パネル、固定機関銃部のパネル、後部パネルは別パーツです ・ 視察口を兼ねた操縦手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 固定機関銃部分は機銃口を塞いだ状態となります ・ ライトガードはプラパーツとなっています ・ 車載工具類には固定具が一体成型されています ・ 車体後部の雑具箱は、イギリス軍仕様とアメリカ軍仕様の2タイプが付属、選択して使用します ・ イギリス軍車両に見られる、車体後部のオイル缶ラック、エンジンデッキの雑具箱、フェンダー部分の雑具箱を再現したパーツが付属しています ・ イギリス軍車両に装着されたサイドスカートのパーツが用意されています 【 車体下部 】 ●車体下部は「M3/M5軽戦車」系列の特徴であるボギー式サスペンションを再現、履帯はベルト式と接着連結式とを選択することができます ●車体下部は、バスタブ式に一体成型されており、後部パネルは別パーツです ・ サスペンションユニットは転輪も含めて7パーツで再現(全4ユニット) ・ 下部転輪、誘導輪は、スポーク式の「初期型」となっています(プレス式の「後期型」の転輪、誘導輪パーツも付属) ・ 起動輪は左右分割式で、歯の部分に肉抜き穴がある「初期型」を再現(肉抜き穴のない「後期型」のパーツも付属) 【 履 帯 】 ●履帯は、ラバー製のベルト式履帯と、1枚ずつが分割された接着連結式履帯とが付属しており、選択して使用します ・ 履帯は、ラバーで覆われたダブルピン式履帯「T16」(フラットラバータイプ)が再現されており、モデルカステン製「M3/5スチュワート軽戦車用履帯」がこれに対応しています 【 車体内部 】 ●戦闘室及び操縦席部分の車体内部が再現されています ・ エンジンルームとの隔壁、戦闘室床面、トランスミッション、ドライブシャフトカバー、後部弾薬架がパーツ化 ・ 操縦席部分は、操縦席、前方機銃手席、操行レバー、メーターパネルなどが再現されています ●アクセサリーパーツが付属しています ・ 「M1919A4 機関銃」用弾薬箱 ×7 ・ 木箱 ×1 ・ 雑嚢 ×2 など 【 塗装とマーキング 】 ●「軽戦車 M3 中期型」のマーキングとして、4種類の塗装例が説明書に記載されています ・ イギリス陸軍 第7機甲師団 第8王立アイリッシュハザーズ連隊 (リビア / 1942年5月) ・ イギリス陸軍 第7機甲師団 第8王立アイリッシュハザーズ連隊 (リビア / 1941年11月) ・ アメリカ陸軍 第80機甲連隊 戦車学校 (アメリカ本土 / 1943年6月) ・ 帝国陸軍 戦車第7連隊 第3中隊 (フィリピン / 1943年5月) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊マーク、車台番号、車体番号、パーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています ●2002年 完全新金型
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
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