九五式軽戦車 八号 (プラモデル)ドラゴン 1/72 ARMOR PRO (アーマープロ) No.7394 スケール:1/72
|
|||||
「九五式軽戦車 八号 プラモデル (ドラゴン 1/72 ARMOR PRO (アーマープロ) No.7394 )」です●「九五式軽戦車 八号」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット●日中戦争から太平洋戦争を通じて帝国陸軍及び海軍で広く使用された「95式軽戦車」を再現、1942年にフィリピンに展開した「戦車第7連隊」に所属した車輌が再現されています ●小型の砲塔に少し腰高の車体を持つ「95式軽戦車」のフォルムを再現、ミニスケールらしくリベットの表現やパネルラインのモールドがメリハリの在るモールドで表現されており、日本戦車独特のシルエットを手のひらに収まるサイズで楽しむことができる内容となっています ●「95式軽戦車」は、当時の主力戦車である「89式中戦車」を補助し、快速性を持って作戦行動を行なう軽戦車として開発されました ・ 当初「89式中戦車」は、軽戦車に区分されていましたが、重量の増加により中戦車に変更されています ●また当時、軽戦車としての役割を持つ車輌としては「92式重装甲車」が存在していましたが、この車輌が装備する武装は機銃のみであり、かつ、機動性能も満足するものとは言い難く、現地部隊ではその後継車輌を望む声が上がっていました ●「95式軽戦車」は1931年から開発が始まり、試作とテストを繰り返しながら、1935年に制式採用、「ハ号」は試作時の名称です ●「95式軽戦車」は「94式 37mm戦車砲」を搭載、砲塔後部にカンザシ式に「7.7mm機銃」、そして車体前部にも同機銃を装備、7.4tの重量で最高速度40km/hと、当時の戦車としては高い機動性を誇り、また戦車としての総合性能としても当時の列強国の軽戦車に比べて第1級の性能を持っていました ●しかし、機動力を重視したため最大装甲厚は12mm程度に止まってしまい、装甲の脆弱さが開発当時から問題視されており、後々実戦に於いて苦戦する要因の一つとなりました ●「95式軽戦車」は、1939年の「ノモンハン事件」から実戦に参加、この戦いにおいては、夜襲によってソ連軍の砲兵陣地を壊滅させるなどの活躍を果たします ●そして、太平洋戦争に突入すると、緒戦の勝利に貢献、マレーやフィリピン、南方の攻略作戦などで活躍しています ●特に「マレー攻略戦」では、夜襲や天候の不順を利用して戦線を突破、その機動力を活かして敵後方を撹乱しながら猛進撃を実行し、敵が反撃する暇を与えないという、日本版の「電撃戦」を展開させる原動力となりました ●この日本軍が活躍を続ける同時期に、連合軍側には新型戦車の「M3 軽戦車」が配備されるようになり、同車の装甲防御力は「95式軽戦車」を凌駕、戦車戦において大いに苦戦しますが、大勢は日本軍側が圧倒的に有利な状況でしたので、それほどの問題としていませんでした ●ところが、連合軍の反攻が始まると、「95式軽戦車」の能力不足が露呈、前述の「M3 軽戦車」よりも遥かに強力な「M4 中戦車」が登場し始めると、「95式軽戦車」の装甲は敵の砲弾を防ぐには脆弱で、搭載する主砲は無力に等しいものでした ●当時の日本は、航空機の開発、生産に手一杯の状況で、陸上兵器の改良は後回しとなっており、実質的に後継車輌の開発は行なわれず、結果として「95式軽戦車」は太平洋戦争の終結まで使われ続けられました ・ これは、当時の日本の工業力の限界を示すものであり、次々と戦車を強力化していく列強と対照的な現象でした ●「95式軽戦車」は、「97式中戦車」と並ぶ日本機甲部隊の中心的存在で、大戦前から緒戦にかけてのその華々しい活躍と、大戦中期からの苦戦ぶりは帝国陸軍の歴史そのものであり、帝国陸軍と運命を共にしたのでした ●この「95式軽戦車」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●キットは、同社のディテール表現力により「95式軽戦車」を再現、細かなディテールが表現されていながらも、ミニスケールモデルらしい省略、そして一体成型化が進められたパーツ構成により、作り易さが考慮されています ●キットは、総パーツ数が「35」と、極めて少ないパーツ数で構成されており、「95式軽戦車」の姿を気軽に楽しむことが可能で、パーツ数の多いキットで苦戦しているベテランモデラーから、戦車モデル初心者モデラーの人まで、模型本来の「作る楽しみ」を感じることができるキットとなっており、幅広い方々にお勧めできるキットです ●砲身は、砲身基部も含めて一体成型されており、スライド式金型により砲口が開口処理されています ●砲塔部は上下分割式で、防盾部分が砲塔に一体成型されています ・ 下部パーツは、砲塔底板と砲塔リング部となっています ・ 砲塔後部には、機銃のマウント部がモールドされています ・ 溶接跡がモールドで再現 ・ 砲塔の旋回が可能です ●車長キューポラは、砲塔部とは別パーツとなっています ・ キューポラは、円筒状に一体成型され、スライド式金型により側面の視察口、ハッチヒンジが再現されています ・ ハッチは別パーツとなっており、裏側のディテールが表現され、開閉状態が選択可能です ●機銃は、スケールに沿った表現となっており、機銃下部の切り欠けも再現されています ●車体上部はフェンダーも含めて一体成型されています ・ 工具のバールは、車体にモールドで再現され、工具止めも細かく表現 ・ 帝国陸軍の星章が彫刻されています ・ 前方機銃マウント、雑具箱は別パーツとなっています ・ 複雑な構造のマフラーは、1パーツで構成 ・ マフラーガードはエッチングパーツとなっています ・ シャベル、ツルハシ、ジャッキは別パーツにより立体的に表現、ジャッキの細かなディテールも再現されています ・ 前照灯は別パーツです ●車体下部は、スライド式金型によりバスタブ式に一体成型されています ・ ナンバープレート、尾灯、牽引フック、牽引ワイヤーなどが、車体下部パーツにモールドで再現 ・ サスペンションアームは、車体下部に一体成型 ・ 上部転輪、誘導輪はそれぞれ1パーツで成型されています ・ 起動輪は左右分割式です ・ 下部転輪は左右分割式で、2輪を繋ぐボギーが転輪と一体成型されています ・ 履帯は接着及び塗装が可能なDS素材によるベルト式となっています ●マフラーカバーを再現するエッチングパーツが付属しています ●マーキングは、1種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 戦車第7連隊 第2中隊(フィリピン / 1942年) 3色迷彩に黄色帯 ●説明書の塗装例に基づく、部隊マーク、車体番号、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています ・ デカールのプリントはカルトグラフ社製 ●2011年 完全新金型 ------------------------------ ●ワンポイント ・ 同スケール初の「95式軽戦車」のインジェクションキット化です ・ 前述のように、比較的簡単に形にすることができますので、ちょっとした合間に、または大作キットを作り疲れた際の骨休めとして作るのも良いでしょう ・ コレクションとして、同社アメリカ軍の「LVT」シリーズと並べたり、作り易さと小ささを利用して部隊編成を考えたりと、いろいろな楽しみが考えられることと思います ●製作のポイント ・ 下部転輪(ボギー部)は、取り付けのダボが緩く、また位置も他の転輪と比べて内側となっていますので、プラ棒などを利用して転輪位置を0.7mm程度外側とすると、かっちりとした印象となるでしょう
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
|
|
||||