帝国陸軍 四式中戦車 チト 量産型 (プラモデル)ファインモールド 1/35 ミリタリー No.旧FM033 スケール:1/35
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「帝国陸軍 四式中戦車 チト 量産型 プラモデル (ファインモールド 1/35 ミリタリー No.旧FM033 )」です●太平洋戦争末期に試作された帝国陸軍の「4式中戦車」の「量産型」(計画車輌)を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●帝国陸軍において対戦車戦闘の本命とされた「4式中戦車」の「量産型」を再現、従来の日本戦車のデザインを踏襲しながらも、直線を基調とした形状と傾斜装甲を持つ日本戦車らしからぬ先鋭的なフォルムが表現されています 【 「4式中戦車」について 】●帝国陸軍は、1930年代後半に開発した「97式中戦車」を戦車戦力の中核として配備、太平洋戦争の緒戦において目覚しい戦果を挙げました ●一方、フィリピンやビルマなどにおいて、帝国陸軍が装備していた「95式軽戦車」「97式中戦車」はアメリカ軍、イギリス軍の「M3 軽戦車」に苦戦、現地部隊の尽力と、日本軍側の勢いにより事無きを得ましたが、将来を考えと現有の戦車では対抗できないことが認識されます ●そこで、「97式中戦車」には、装甲貫通能力の高い「1式 47mm戦車砲」を搭載した新型砲塔が用意され、1942年の春頃から「4式中戦車」(「4式中戦車」という名称は制式時に付けられたものであり、開発時には「新中戦車(甲)」と呼ばれていました)の開発が進められます ●しかし、用兵上の観点から度々仕様変更が命ぜられ、重量、装甲が増やされ、結局試作車が完成したのは1944年5月となりました ●この試作車には長砲身型の「試製57mm戦車砲」が搭載されていましたが、この砲では当時日本軍を苦しめていたアメリカ軍の「M4中戦車」に対抗できないのは明らかであり、「ボフォース M1929 75mm高射砲」をベースに製作された「5式 75mm戦車砲」を搭載することに変更されます ●この「5式 75mm戦車砲」の開発と、同砲用の砲塔の開発に手間取り、75mm砲を搭載した「4式中戦車」の試作車の完成は1945年2月へとずれ込みました ●この「4式中戦車」は、対戦車戦闘用として従来の日本戦車を縛っていた重量制限(港湾などの設備が整っていない南方での行動のために、貨物船のデリックの能力に従っていた)が撤廃され、当時の日本戦車としては破格な30tという重量を持っていました ●装甲は、砲塔、車体共に前面最大装甲厚75mmを誇っており、アメリカの「M4中戦車」と比べて遜色無いものとなっています ●足周りは、従来の日本戦車のスタイルを踏襲しながらも、転輪類は新設計され、幅広い履帯と412馬力のエンジンにより良好な機動性を持っていました ●「4式中戦車」は、実質的に「97式中戦車」のバージョンアップ版となる「3式中戦車」とは全く異なる設計の戦車であり、火力、装甲共に優れ、最強の日本戦車でした ・ 「3式中戦車」が装備する「3式 75mm戦車砲」は、「90式 75mm野砲」を車載化したもので、高射砲ベースの「4式中戦車」の主砲よりも装甲貫通能力が劣りました ・ 「5式中戦車」は、同じ砲を搭載することとなった「4式中戦車」の登場により、量産化の計画は見送られています ●同車は、対戦車戦闘の切り札となる存在でしたが、戦争後半での資材の不足、航空機の開発の増進、更に生産ラインの関係から既存の「3式中戦車」の量産が優先されたことにより、量産化はなかなか進みませんでした ●特に問題となったのが、主砲の「5式 75mm戦車砲」の生産の遅延であり、同砲を生産を担当する大阪の陸軍造兵廠の能力では月産2門程度しか作る事ができないのが難点となります ●「4式中戦車」の試作車輌は、鋳造砲塔を装備、車体形状も日本戦車らしい切り立ったものとなっていました ●同戦車の量産車輌は、日本での生産実績の低い鋳造式の砲塔は諦め、「3式中戦車」の砲塔をベースに「5式 75mm戦車砲」を搭載したタイプへと変更、車体は傾斜した装甲に改められ、排気管形状は筒型に変わり、試作車輌とは全く異なるものへと変化しています ●この「4式中戦車」の量産車は、前述の理由により結局大量に生産されず、生産数0、もしくは終戦時に1両のみが生産途中の状態だったとも言われています 【 「帝国陸軍 四式中戦車 チト 量産型」のキット内容について】●この帝国陸軍の「4式中戦車」の「量産型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●ファインモールド社の高い成型技術により「4式中戦車」の「量産型」をシャープかつ表情豊かに再現、直線的な砲塔、車体上部の形状、日本戦車らしい細かな造りなど、同車の魅力が表現された内容となっています ●その存在が謎に包まれていた「4式中戦車」の「量産型」をファインモールド社が誇る日本軍車輌への深いリサーチ力により再現、同車を量産する予定だった三菱重工業に残されていた図面を元にキット化が行われています ●ファインモールド社製「帝国陸軍 四式中戦車 チト 試作型」の足周り、「帝国陸軍 三式中戦車 チヌ 長砲身型」の砲塔を使用し、「量産型」を再現するために車体上部、排気管、ボギー部などを新規パーツへと変更したものとなっています ●「4式中戦車」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています ●「5式 75mm戦車砲」は左右分割式で、砲口部分は別パーツとなっています ・ 防盾は1パーツで構成され、防盾から突き出た駐退器は別パーツです ・ 砲尾部分、照準器も再現され、閉鎖器は開閉状態が選択できます ・ 砲身は上下に可動します ●砲塔は上下分割式で、後部パネル別パーツです ・ 車長キューポラは上下分割式 ・ キューポラ内部の防弾ガラスを再現するクリアーパーツが付属しています ・ 車長ハッチ、装填手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 対空機銃架がパーツ化 ・ 砲塔は左右旋回が可能です ●車体上部は一体成型となっており、エンジンデッキ後部は別パーツとなっています ・ 戦闘室前面パネルは別パーツです ・ 砲塔後部機銃のマウント部は別パーツで、機銃後方の機関部、照準器もパーツ化 ・ 前照灯には、管制カバーのパーツが付属、前照灯のガラス部を再現するクリアーパーツが用意されています ・ 操縦手用の視察扉は別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 排気管は4パーツで構成、カバーはエッチングパーツとなっています ・ エンジンデッキ上の牽引ワイヤーは、装備状態と固定具のみの状態とを選択できます ●車体下部は、各パネルを貼り合せる箱組み方式となっています ・ サスペンションアームは別パーツです ・ ボギー部分は、試作型とは異なる大型のタイプを再現 ・ 下部転輪は、転輪本体とハブキャップとの2分割式です ・ 履帯は、接着及び塗装が可能な素材によるベルト式履帯が付属しています ●排気管カバー、砲耳部のボルトなどを再現するエッチングパーツが付属 ●視察用の防弾ガラス、前照灯及び尾灯のガラス部などを再現するクリアーパーツが付属しています ●「4式中戦車」のマーキングとして、帝国陸軍仕様となる5種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 推定車輌 (3色迷彩) ・ 推定車輌 (3色迷彩) ・ 戦車第11連隊 (3色迷彩) ・ 推定塗装 (枯草色単色塗装) ・ 推定塗装 (土草色単色塗装) ●説明書の塗装例に基づく、ナンバープレート、推定部隊の部隊マークなどを再現したデカールが付属しています ●2012年 一部新金型
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