スペースドラゴンウイング スペースシャトル エンデバー w/クローラ・トランスポーター Dragon Models (ドラゴン モデルズ)

「スペースシャトル エンデバー w/クローラ・トランスポーター 完成品 (ドラゴン スペースドラゴンウイング  No.56393 )」です

●アメリカ航空宇宙局「NASA」のスペースシャトル「エンデバー」と輸送車「クローラー・トランスポーター」を1/400スケールで再現したダイキャスト製塗装済み完成品モデル

●発射台への輸送用の超大型輸送車「クローラー・トランスポーター」にスペースシャトル「エンデバー」を搭載した状態が再現されています
　・ 「エンデバー」は、外部燃料タンクとブースターを装置した打ち上げ時の状態となっています

【 「スペースシャトル エンデバー w/クローラ・トランスポーター」の製品内容について 】

●「スペースシャトル」の6番機「エンデバー」、及び輸送用の「クローラー・トランスポーター」を再現したダイキャスト製完成品モデルです

●モデルは、発射台への移動時における「エンデバー」を再現、外部燃料タンクと補助ロケットブースターが装備された発射時の姿で、輸送用の「クローラー・トランスポーター」に直立式で載せた状態が表現されています

●「エンデバー」は、上面の白色と下面の防熱タイルの黒色に塗り分けられ、アメリカ国旗、NASAマーク、「エンデバー」の表記などがタンポ印刷されています

●補助ロケットブースターは白色、外部燃料タンクはオレンジ色に塗装されています

●「クローラー・トランスポーター」は、上段と下段に分けられています
　・ 上段は平坦なプラットフォーム部と上部の設けられた建築物、側面の構造などが再現
　・ 下段は、4隅に装備された2連式の履帯駆動部を再現、基本躯体のトラス構造、下段から突き出た構造の操縦室、上部に登る階段などが表現されています
　・ 「クローラー・トランスポーター」はグレーで着色、履帯部分には錆及び土汚れが表現され、重量感が演出されています

●塗装済み完成品モデル （一部ダイキャスト製）

【 「スペースシャトル エンデバー w/クローラ・トランスポーター」のパッケージ内容 】

　・ スペースシャトル エンデバー ×1
　・ 外部燃料タンクと補助ロケットブースター ×1
　・ クローラー・トランスポーター ×1

【 「スペースシャトル」について 】

●冷戦時代、世界初の人工衛星、そして人類初の宇宙飛行を成功させたソ連に対して、アメリカは人類初の月面探査計画「アポロ計画」を推進、成功に導きました

●その後も宇宙開発が進められましたが、当時の宇宙船の仕組みは使い捨てであり、小型の宇宙船を宇宙軌道に乗せるために、何段もの大型ロケットを繋ぐという方式が採られていました

●1回1回ロケットを打上げるのには莫大な費用を必要とし、宇宙船自体も容量が小さいことから、再利用が可能なように滑空して地球に帰還できる宇宙船を使用する「スペースシャトル計画」が始まりました

●この「スペースシャトル計画」で一番の難関が、宇宙船（「シャトル」もしくは「オービター」と呼ばれる）が大気圏に突入する際の熱に耐えうる構造とすることで、その対策として直接熱に曝される機体下面にセラミック製の防熱タイルが貼られました

●打ち上げの際には、大型の外部燃料タンクを装備、この燃料タンクから供給される燃料によりシャトル後部の推進ロケットを噴射、併せて外部燃料タンク側面に追加された補助ロケットブースターも点火され、強力な推進力で宇宙へと飛び立ちます
　・ 補助ロケットブースターは、切り離しの後にパラシュートによりゆっくりと落下し、極力再利用されました
●ミッション終了後、シャトルは機体下面を地球側に向けて降下し、速度を抑えながら高度を下げ、着陸時にはグライダーのように滑空しながら帰還をしました

●「スペースシャトル」は、1981年に初飛行、大型の人工衛星の運搬や、宇宙実験、国際宇宙ステーションの建設など、その大きな積載容量により重要な宇宙開発に活躍、人類の宇宙進出に大きな貢献を果たしています

●しかし、スペースシャトル「チャレンジャー」、「コロンビア」の事故により14名の人命が失われた結果、安全対策が入念に行なわれることとなり、飛行終了後は殆ど分解するような方法で整備が実施され、飛行コストは巨額に膨らんでしまいます
●「スペースシャトル」は本来、ロケットよりも低コストで宇宙を往復するコンセプトで開発されたものであり、この巨額な飛行コストは、使い捨ての宇宙船方式よりも高くなってしまう結果となり、NASAは2011年を以って「スペースシャトル」を退役することを決定、同年の135回目のミッションが最後となりました

【 「スペースシャトル「エンデバー」」について 】

●「エンデバー」は、初期のスペースシャトル計画によって製造された5機の「スペースシャトル」の1機である「チャレンジャー」が事故で失われ、それを補完するためにスペアパーツから製造された6機目の機体となります

●このため、「エンデバー」は他の機体よりもかなり遅い1992年5月初飛行を果たしています
●「エンデバー」は日本人宇宙飛行士の搭乗率が高く、「毛利衛」「若田光一」」「土井隆雄」の各飛行士が搭乗しています
●そして「エンデバー」は20年の任期中、宇宙への25回の飛行ミッションを行うという偉業を達成しました

●「エンデバー」は2011年5月に退役し、その後はロサンゼルスのカリフォルニア科学センターに展示され、その余生を過ごしています