1/35 AFVシリーズ 中国軍 96式 122mm榴弾砲 Trumpeter (トランペッター)

「中国軍 96式 122mm榴弾砲 プラモデル (トランペッター 1/35 AFVシリーズ  No.02330 )」です

●現用中国軍の軽榴弾砲「96式 122mm榴弾砲」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●ソ連軍の「122mm榴弾砲 D-30」をベースに、中国軍が改良した「96式 122mm榴弾砲」を再現、複雑な形状のマズルブレーキと砲身上部に揺架を配置した、中国軍独自の姿を再現した内容となっています

●トランペッター社製「ソビエト D-30 122mm榴弾砲 後期型」をベースに、「96式 122mm榴弾砲」を再現するために、タイヤ、デカールを変更したバリエーションキットです

【 「96式 122mm榴弾砲」について 】

●ソ連軍は帝政ロシア時代から火砲火力を重視しており、第2次世界大戦では多くの火砲が使用され、大口径の榴弾砲としては主に「122mm」「152mm」「203mm」という3種のタイプが使われました

●「122mm榴弾砲クラス」では、旧型の「122mm榴弾砲 M1909/37」や「122mm榴弾砲 M1910/30」なども使用していましたが、1938年に登場した「122mm榴弾砲 M-30」がその主力を占めていました

●この「122mm榴弾砲 M-30」は性能的に優れた火砲であり、戦後もソ連軍を始め、東欧の友好国で運用が続いていましたが、1960年代になるとさすがに旧態化は否めず、その後継として開発が行われたのが「122mm榴弾砲 D-30」です
　・ 「122mm榴弾砲 D-30」は、ドイツ軍が大戦後期に試作した「105mm榴弾砲 leFH43」をベースとして口径を拡大、長砲身化が行われています
　・ 同砲の最大の特徴が3脚架を採用したことで、これにより陣地に展開した後は全周射撃が可能となり、支援射撃を行う榴弾砲としては理想的なものとなりました
　・ また、「122mm榴弾砲 D-30」はその長砲身により最大射程15kmという能力を持ち、同種の火砲よりも長い射程距離を持っています

●「122mm榴弾砲 M-30」はソ連軍はもとより、ワルシャワ条約機構軍やソ連の友好国に広く輸出が行われました

●ソ連から積極的に武器を輸入していた中国では「122mm榴弾砲 M-30」をコピーして生産、「86式 122mm榴弾砲」として制式化します
●この「86式 122mm榴弾砲」の改良型が「96式 122mm榴弾砲」で、同砲は中国軍に配備するだけではなく、世界各国へ積極的に輸出が行われています

【 「中国軍 96式 122mm榴弾砲」のキット内容について 】

●この現用中国軍の軽榴弾砲「96式 122mm 榴弾砲」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●トランペッター社の1/35シリーズの現行フォーマットにより「96式 122mm榴弾砲」を再現、ディテール表現のために火砲各所のパーツを細分化し、メカニカルな構造を再現した内容となっています

●本キットでは「射撃状態」と「牽引状態」とを選択して作製する事ができます


●「96式 122mm榴弾砲」は、「砲本体」「砲架」「防盾」「3脚架」の4ブロックで構成しています

【 砲本体 】
●砲身は、砲身本体とマズルブレーキとに分割、それぞれが左右に分割したパーツ構成となっています
　・ マズルブレーキは、エラが張った独特の側面スリット形状を再現しています
　・ 砲身上部の揺架は上下に分割したパーツ構成
　・ 砲尾は3パーツで構成、閉鎖器は開閉状態を選択して組み立てることができます
　・ 砲身は上下方向の角度を任意に選択することができます

【 砲 架 】
●砲架は左右に分割したパーツで再現、これに操作ハンドル、照準器などを取り付けて作製します

【 防 盾 】
●防盾は一体成型のパーツで再現、これに内側の各種の箱のパーツを取り付けます
　・ 防盾は薄く成型されています

【 3脚架 】
●3脚架は、脚及び架台で構成
　・ 各脚は一体成型のパーツで再現、下面パネルは別パーツとなります
　・ 接地パッド部は一体成型のパーツで再現
　・ 接地固定用の杭は前後に分割したパーツで再現、脚側部に付けた状態と、脚先端部に突き刺した状態を選択することができます
　・ トラベリングロックは5パーツで構成、上部の固定装置は可動とすることができます

●タイヤはホイール部とゴムの部分とに分割しており、ゴムの部分は軟質素材製となっています

●車体各部のディテールを再現するエッチングパーツが付属しています


【 「96式 122mm榴弾砲」の塗装とマーキング 】
●「96式 122mm榴弾砲」の塗装例として、中国軍仕様となる2種類の塗装図がカラー塗装図に記載されており、防危板に描かれた表示を再現したデカールが付属しています


●「中国軍 96式 122mm榴弾砲」の完成時のサイズ
　・ 全長 ： 155mm
　・ 全幅 ： 63mm

●パーツ数 ： 140点

【 「中国軍 96式 122mm 榴弾砲」のパッケージ内容 】

　・ 96式 122mm榴弾砲 ×1
　・ エッチングシート ×1
　・ デカールシート ×1
　・ 組立て説明書 ×1
　・ カラー塗装図 ×1


●2015年 一部新金型