日本軽巡洋艦 五十鈴 (プラモデル)

タミヤ   1/700 ウォーターラインシリーズ   No.323   スケール:1/700

当店税込価格 ¥2,178 (メーカー希望小売価格 2,420

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日本軽巡洋艦 五十鈴 プラモデル (タミヤ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.323) 商品画像

「日本軽巡洋艦 五十鈴 プラモデル (タミヤ 1/700 ウォーターラインシリーズ  No.323 )」です


●太平洋戦争時における日本海軍の軽巡洋艦「五十鈴」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット

●軽巡洋艦「長良型」の2番艦「五十鈴」を再現、艦隊防空のために備砲を高角砲のみとし対空機銃を大幅に増強、本来、水雷戦隊旗艦の役割を持たされた軽巡洋艦とは異なり、防空巡洋艦へと変貌した姿を再現した内容となっています

●本キットは5,500tクラスの軽巡洋艦として
 ・ 3本の煙突を備えた「長良型」
 ・ 箱型の艦橋の上部に防空指揮所を設置
 ・ 主砲「14cm単装砲」を撤去して「連装高角砲」を3基搭載
 ・ 前部のウェルデッキを廃止し、上甲板と面一となるように船体を変更
 ・ 魚雷兵装を従来の「連装発射管」4基から「4連装発射管」2基へと変更
 ・ シェルター甲板上のカタパルトを撤去
 ・ 電探を装備
 ・ 対空機銃を増設
 など、1944年9月以降、防空巡洋艦へと改装された軽巡洋艦「五十鈴」の姿を再現しています

【 「日本軽巡洋艦 五十鈴」のキット内容について 】


●日本海軍の軽巡洋艦「五十鈴」を再現したプラスチックモデル組立てキットです

●タミヤらしいシャープでセンスのある造形と強弱を付けたモールドで防空巡洋艦時代の「五十鈴」を再現、コレクション性を重視したウォーターラインシリーズとして作りやすさを考慮しながらも、ディテール再現もしっかりとポイントを押さえており、艦船模型としてバランスに優れた内容となっています

●そのまま組むだけでも充分な精密感を楽しむことができ、パーツ数を抑えているのでディテールアップなどの追加工作も容易、気軽に組んでその姿を楽しむことから、ハードにディテールアップを楽しむことまで、様々なニーズに対応することができる好キットです

●喫水線までを再現した洋上モデルです

日本軽巡洋艦 五十鈴の商品画像

●「五十鈴」は、「船体」「上甲板」「艦橋などの上部構造物」「高角砲などの艤装類」の各ブロックごとに分割した構成となっています
●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、構造物と艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます

●船体部は、船体と船底とで上下に分割したパーツで再現
 ・ 船体には、魚雷発射口、舷側の舷窓、錨、舷外電路などのディテールをモールドで再現しています
 ・ 船体部の魚雷発射管口は開口した状態となっております
 ・ 前部のウェルデッキを塞ぐ部分は別パーツ化しています
 ・ 洋上モデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属、オモリとなるバラストも付属しています

●上甲板は、船体パーツに一体成型化して再現、シェルター甲板部は別パーツとなっています
 ・ 甲板上には、リノリウム押さえ、滑り止め、機銃のブルワークなどの基本構造の他、リール、ボラード、昇降口、爆雷用軌条などのディテールをモールドで再現しています


「五十鈴」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています
●艦橋
 ・ 艦橋は4層で構成
 ・ 艦橋窓枠は、窓の部分を一段凹んだ状態で再現し立体感を演出しています
 ・ 艦橋上下の遮風装置を別パーツ化して再現
 ・ 艦橋に装備する、「21号電探」(×1)、「25mm 3連装機銃」(×2)を別パーツ化しています

●メインマスト
 ・ メインマストの下部は三脚檣型、トップは単檣となります
 ・ 三脚檣の部分は前後に分割したパーツで再現、トップは一体成型のパーツで再現しています
 ・ マストの各フラットは個別にパーツ化
 ・ メインマストに装備する、「94式高射装置」(×1)、「方位測定器」(×1)を別パーツ化しています

● 煙突
 ・ 煙突は左右に分割したパーツで再現、トップは別パーツとなっています
 ・ 副管は別パーツ化しています

●後檣
 ・ 後檣は三脚檣型、トップは1本の単檣となっています
 ・ 三脚檣部分は前後に分割したパーツで再現、上部の単檣とクロスツリー部はそれぞれ1パーツで再現しています
 ・ 後檣に装備する、「22号電探」(×1)、「13号電探」(×1)、「探照灯」(×1)を別パーツ化

●探照灯台座、及び探照灯
 ・ 台座部分は上下に分割したパーツで再現
 ・ 上部パーツには探照灯を一体成型化しています

●高角砲 「40口径 89式 12.7cm連装高角砲 (A1型)」 ×3
 ・ 高角砲はシールド部分と砲身本体との2パーツで構成、砲身部分は連装状に一体成型して再現しています
 ・ 8角形の高角砲台座を別パーツ化しています

●魚雷発射管 「92式 61cm 4連装発射管 1型」 ×4
 ・ 魚雷発射管は一体成型のパーツで再現

●対空機銃 「25mm 3連装機銃」 ×11
 ・ 機銃は一体成型のパーツで再現しています

●内火艇、カッター及びボートダビッド
 ・ 9m内火艇 ×1
 ・ 9mカッター ×3
 ・ 10m特型運貨船 ×1

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 艦尾旗竿
 ・ 錨
 ・ 爆雷投下軌条
 ・ クレーン
 などを別パーツ化して再現しています


●艦橋窓枠と、艦尾の旗竿に掲げられる軍艦旗(直線状態と垂れた状態の2タイプ)を再現したシールが付属しています


【 「日本軽巡洋艦 五十鈴」のパッケージ内容 】


 ・ 軽巡洋艦 五十鈴 (防空巡洋艦時) ×1
 ・ シールシート ×1
 ・ 金属製バラスト ×1
 ・ 組立て説明書 ×1


●1993年 完全新金型


【 「軽巡洋艦 五十鈴」について 】


●日露戦争以降、日本海軍は太平洋海域での作戦行動を前提として、航洋性を向上させるために駆逐艦を大型化、兵装も増強し攻撃力は飛躍的に向上します
●駆逐艦で編成された水雷戦隊は、強力な水上戦力へと変貌、日本海軍ではこの水雷戦隊の旗艦として軽巡洋艦を充てるという方針を採りました
 ・ 他国の海軍では水雷戦隊用の旗艦として、大型の駆逐艦である嚮導駆逐艦という艦種が存在していました

●この水雷艦隊旗艦用の軽巡洋艦として建造されたのが1919年に登場した「天龍型」で、駆逐艦よりも大型の砲を搭載し、対抗する敵の駆逐艦を撃破するという任務を負っていました
●ただし、この「天龍型」は排水量3200トンという巡洋艦としては小型の艦であり、同様な理由によって建造が行われたアメリカ海軍の軽巡洋艦「オマハ級」と比べて攻撃力の貧弱さは否めませんでした

●そこで、日本海軍は「天龍型」を拡大した排水量5500トンクラスの軽巡洋艦を建造することを決定、「球磨型」「長良型」「川内型」の3タイプを次々と建造します
●この5500トンクラスの軽巡洋艦は14隻が竣工、艦齢こそ古いものの改装を繰り返し、太平洋戦争においては水雷戦隊の旗艦として活躍、日本海軍の主要艦艇として数々の海戦に参加しています

●「五十鈴」は、軽巡洋艦「長良型」の2番艦として1923年に竣工、当初艦橋前部に航空機用の滑走台を装備し、羅針艦橋の下部に航空機の格納庫が設けられた関係で、艦橋自体は前のタイプである「球磨型」よりも大型化していました
●しかし、搭載する航空機はフロート無しの陸上機であり、発艦後は空母などに収容する方式とならざるを得ず、実用性が低いとしてその後の改装時に船体中央部にカタパルトを設置しています

●1930年代に入ると、5500トンクラスの軽巡洋艦は本格的な近代化改装を順次実施、「五十鈴」も艦橋構造物の追加や後檣の3脚化、そして船体強度の改修や前述のような航空兵装の変更などが行なわれました
●また、太平洋戦争の開戦の直前には、搭載していた対空用の「8cm高角砲」を「25mm連装機銃」へと換装、舷外電路も装備しています

●太平洋戦争が開戦すると、「五十鈴」は香港占領作戦に参加、その後南方の攻略作戦に従事します

●1942年8月にアメリカ軍がガダルカナル島に上陸すると、この島を巡って日米双方の死闘が繰り広げられるようになります

●「五十鈴」も、同島を含むソロモン海域に進出、「南太平洋海戦」「第3次ソロモン海戦」に参加しました
●この「第3次ソロモン海戦」において、「五十鈴」は巡洋艦で構成するガダルカナル島の飛行場砲撃艦隊の支援に就きますが、砲撃を完了した翌朝、飛行場と空母「エンタープライズ」から発進した航空機の猛攻を受けてしまいます
●この空襲により重巡洋艦「衣笠」が沈没、「五十鈴」も被弾して一時航行不能に陥りますが、何とか戦線からの離脱を果たします

●修理を完了した同艦は、輸送任務などで活躍しますが、1943年12月にアメリカ艦載機の攻撃を受けて再び傷付きます。
●その修理のために内地へと帰投、ただ、太平洋戦争の中期以降は対水上戦闘よりも対空戦闘の機会が多く、修理に併せて対空兵装を増強した防空巡洋艦として改装が行われました
●この対空兵装の強化にあたり、既存の主砲の全てと、前部の魚雷発射管を撤去、代わりに「12.7cm連装高角砲」3基、「25mm3連装機銃」11基、この他単装機銃を装備します

●「五十鈴」の改装工事は1944年9月に完成、直後の「レイテ沖海戦」においてその防空能力により囮の任務を担う空母機動部隊「小沢艦隊」へと編入され、フィリピン方面へと出撃します
●レイテ沖海戦において、「五十鈴」はその対空能力を発揮し、10機程度の敵航空機を撃墜するという戦果を挙げました
●ただし、「小沢艦隊」はその任務を全うしたものの、海戦自体は日本軍側の敗北となり、残存した艦隊は内地へと帰投しますが、「五十鈴」はフィリピンに残って輸送任務に従事します

●1944年11月、「五十鈴」はフィリピン東方においてアメリカ潜水艦の攻撃を受けて大破、シンガポールへと退避し、修理を受けます

●1945年4月、修理が完了した「五十鈴」はティモール島からの陸軍部隊の撤退作戦に参加、アメリカ軍の爆撃機による空襲を受けますが、味方の航空隊の活躍により軽い損傷で任務を全うします
●しかし、再び出撃した際にアメリカの潜水艦2隻による雷撃を受けて魚雷4本を被弾、その姿を波間に消したのでした
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日本軽巡洋艦 五十鈴  (プラモデル)

タミヤ   1/700 ウォーターラインシリーズ   No.323   スケール:1/700

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